『恵方巻の具』には意味があるって本当?変わり種のものでも問題ない?

恵方巻

お正月がひと段落すると、スーパーでは節分に食べる恵方巻の予約の宣伝が流れ始めます。恵方巻は縁起が良いものなのでぜひ食べたいと思っている人は多いと思いますが、含まれている具材に意味があるということまではよくわからないというケースもあるでしょう。恵方巻に入っている定番の具材が持つ意味をまとめました。

節分で食べる恵方巻、中身の具に意味があるって本当?

驚く女性

恵方巻は、節分のときに恵方をむいて食べると良いとされています。丸かじりで黙食することが推奨されていますが、恵方巻は結構大きいので食べきれないという人もいます。

昨今は変わり種なども出ていてバリエーションも豊かです。またスタンダードな恵方巻の具には、それぞれ意味が込められているので、その意味を把握しつつ恵方巻を食べてい見るのもよいかもしれません。

恵方巻の具に込められた意味とは

恵方巻

恵方巻の具に込められた意味とは、以下の通りです。7種類の具材が入っており、これは七福神が由来とされています。

あなごもしくはうなぎ

細長い姿をしているあなごやうなぎは、その姿から長寿の象徴とされています。また、うなぎには出世や物事が上昇するという意味の「うなぎのぼり」という言葉もあって、非常に縁起が良いものとされています。

えび

えびは慶事に食べられることが多い、縁起の良い食材です。長いひげは長寿の象徴とされており、飛び出した目はめでたしと語呂合わせで縁起が良いものとされています。恵方巻に含まれているものは、茹でたり蒸したものが非常に多いです。

かんぴょう

細巻や太巻きの具合として多くの人から愛されているかんぴょうは、甘辛い味付けが特徴です。こちらも、細長い容姿から長寿の意味合いを持つとされています。

しいたけ

しいたけの丸みを帯びているカサの部分は、江戸時代などの人がかぶって身を守っていた陣笠の形状に似ており、身を守るという意味を持っています。古くから神様へのお供え物にも選ばれている、縁起物の一種です。

きゅうり

みずみずしくてシャキッとした食感のきゅうりは、クセがないので多くの人から愛されています。かっぱ巻きなどは、子どもにも大人気ですよね。きゅうりは、きゅう(9)り(利)という語呂合わせから「9個の利がある」とされています。

出汁巻き玉子

卵をメインに使った料理は、財の意味を持つ縁起物です。そのため、お正月には伊達巻が出ます。恵方巻に包む玉子料理は、オーソドックスなものは出汁巻きですが、変わり種の場合は厚焼きを切ったものであることもありますよ。

桜でんぶ

ピンク色が鮮やかな桜でんぶは、ただ甘いだけのものではありません。原材料は鯛やタラといった魚であり、鯛は縁起物として有名です。そのため、ちらしずしなどでも使用されています。

変わり種の恵方巻でも問題ない?

恵方巻 太巻き

恵方巻の具材は、子どもにとっては少し難易度が高めです。太巻きということもあるので、できれば食べやすいものにしたいと思う人も多いでしょう。恵方巻は昨今バリエーション豊かに販売されているので、無理に昔からの具材で作られているものを食べる必要はありません。

美味しく食べることも重要なので、お寿司が無理と感じている場合はスイーツに切り替えるのもよいでしょう。

まとめ

恵方巻の具には、さまざまな意味が込められています。味の好みなどもあるので、自分や家族の負担にならないものを選んで、節分を楽しみましょう。

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