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おせち料理の総カロリーはどれくらい?
おせち料理の華やかさには、少々「カロリー過多」という影も潜んでいます。一人前の総カロリーは約1,000~1,500キロカロリーに達することもあります。おにぎり6個分に相当すると言えば、そのインパクトが想像しやすいでしょう。特に豪華なおせちは、使用される食材や調味料の影響でカロリーがさらに高くなることもあります。
さらに注意したいのが、おせち料理だけでは済まないお正月の食事事情です。お酒やお菓子をつまむ機会が増えることから、結果的にカロリー摂取量が大幅に増えてしまいます。特に運動量が減るお正月休みでは、この組み合わせが体重増加に直結しがちです。だからこそ、どの料理が特に高カロリーなのかを知り、摂取量を意識することが重要です。
太りやすいおせち料理ワーストランキング
「おせち料理のどれが太りやすいの?」と疑問に思ったことはありませんか?次にご紹介するランキングは、カロリーの高さや食べやすさを基に作成しました。特に意識して摂取量をコントロールすべき料理を5つ厳選しています。
1位:煮しめ(約314kcal/100g)
煮しめは「家族の絆」を象徴する料理として、おせちの定番中の定番です。れんこん、にんじん、鶏肉などを甘辛く煮た味わいは、誰もが好きな味と言えるでしょう。しかし、意外にもカロリーは高め。理由は砂糖やみりんをたっぷり使用する点にあります。さらに練り物を加えるとカロリーが一気に跳ね上がることも。ヘルシーに見えて、実は注意が必要な一品です。
2位:栗きんとん(約250kcal/100g)
「金運上昇」を願う栗きんとんは、甘くて濃厚な味わいが人気ですが、その分カロリーも高い料理です。さつまいもや栗という炭水化物が主成分で、そこに砂糖や水あめが加わるため、非常にエネルギーが高い一品となっています。デザート感覚でつい多く食べてしまうことも、カロリー過多の一因です。
3位:ぶりの照り焼き(約211kcal/100g)
「出世魚」として縁起を担ぐぶりの照り焼きは、おせち料理の主役級の存在です。冬が旬のぶりは脂がのって美味ですが、その脂肪分がカロリーの高さにつながります。さらに、甘辛い照り焼きダレにも砂糖やみりんが多用されるため、思った以上にエネルギーが高めです。豪華さの裏に潜むカロリーに気をつけましょう。
4位:伊達巻(約200kcal/100g)
伊達巻は、おせち料理の中でも特に目を引く存在。卵の黄色が鮮やかで、見た目にも華やかな一品です。ですが、その甘さの背後にはたっぷりの砂糖が潜んでいます。さらに、卵や魚のすり身が主成分であるため、タンパク質が豊富でカロリーも高め。おせち料理の中でも、特に甘味が強い料理として要注意です。
5位:黒豆(約170kcal/100g)
黒豆は「まめに働く」という縁起を担ぎ、お正月に欠かせない一品です。栄養価が高く健康的なイメージがあるものの、砂糖で甘く煮る調理法が一般的。その結果、カロリーが高くなりがちです。健康志向の方ほど「体に良いから」と多めに食べてしまうことも多く、結果的に摂取カロリーが上がってしまう場合があります。
太りにくいおせち料理の選び方
太りやすい料理が多いおせち料理ですが、工夫次第でヘルシーに楽しむことも可能です。ここでは、低カロリーな料理や食べ方のポイントをご紹介します。
低カロリーな料理を中心に選ぶ
おせち料理には比較的低カロリーなものもあります。例えば、紅白なますやかまぼこは、カロリーが控えめでありながら、満足感を得られる一品です。また、数の子も糖質が少なく、適量を守ればヘルシーな選択と言えるでしょう。これらを意識的に選ぶことで、全体の摂取カロリーを抑えることができます。
食べる順番を工夫する
「おせち料理は全部食べたい」という方におすすめなのが、食べる順番を工夫する方法です。最初に野菜を中心にした料理(紅白なます、煮しめの野菜など)を食べ、その後にタンパク質が豊富な料理(かまぼこや伊達巻など)、最後に炭水化物系(栗きんとんや黒豆)を食べる順番がおすすめです。こうすることで、血糖値の上昇を緩やかにし、内臓脂肪や肥満リスクを抑える効果が期待できます。
おせち料理を楽しみながら健康を守るために
お正月は特別な時間だからこそ、食事も楽しく、美味しくしたいもの。しかし、食べ過ぎや偏った食事が体調に影響を与えることは避けたいですよね。今回ご紹介した「太りやすい料理ランキング」を参考にしつつ、バランスよくおせち料理を楽しむことが大切です。適量を守りつつ、低カロリーな選択肢を上手に取り入れることで、お正月を健康的に過ごしましょう。
おせち料理は日本の伝統を象徴する特別な料理です。その楽しみを損なわずに、健康的な習慣を取り入れて、新しい年をスタートさせてみてはいかがでしょうか?