目次
いくらの消費期限の目安
いくらは生ものなので、消費期限が短めです。保存方法にもよりますが、いくらの消費期限の目安は以下のようになります。
- いくらの消費期限の目安…2~5日ほど
適切な保存環境で上記の目安が消費期限なので、ついうっかり出しっぱなしにしてしまうとあっという間に劣化します。食べられないほど劣化しているいくらを食べると危険な症状に見舞われてしまう恐れがあるので、注意してください。
食べられないほど劣化しているときに見られる変化
いくらが食べられないほど劣化しているときに見られやすいサインは、以下の通りです。
1.卵が崩れている
いくらの膜は、非常に薄く簡単につぶせるのが特徴です。その薄い膜に、触れていないにもかかわらずすでに破れて中身が出ていたり、形状を保てていないような状態になっている場合は、劣化が進んでいます。
いくらが入っている箱などを落とした、強い衝撃を与えたなど、いくらが潰れるような出来事があった場合は、劣化していなくてもいくらが潰れることはあります。しかしそうではなく、箱を開けた段階で全体的に潰れているとなると危険かもしれません。
2.強い粘り気が出ている
いくらは少しとろんとしていますが、粘り気があまりにも強い状態になってしまうと劣化しているかもしれません。
- 全体がドロドロになっている
- 触った後、糸を引くなど
普段のいくらに見られないような粘り気を感じる場合は、劣化サインである可能性があります。他の異変も伴っている場合は、食べるのは危険です。
3.異臭を放っている
いくらから異臭が出ているときは、劣化している可能性が高いです。
- 生臭い
- 鼻を突くような異臭
いくらは生ものなので、常温放置などの不適切な保存環境に置いておくとすぐに腐ってしまいます。異臭を放っているのであれば、食べない方が無難です。
4.味が変わっている
いくらそのものの味が変わっている場合は、飲み込まず吐き出しましょう。
- 舌がピリピリする
- 込み上げてくる異臭
- 苦味やえぐみを感じる
いくら本来の味ではないものに変化している場合は、食べてはいけません。劣化しているものを食べると、食中毒を起こす可能性があります。
5.変色している
いくらが変色している場合は、食べるべきではありません。特に白っぽく変色していることを目にすることが多く、この状態になっているものは異変を察知しやすいです。白っぽくなっているものは見た目にもわかりやすいので、すぐに破棄しましょう。
他のいくらも劣化している可能性があるので、色に異変がなくても前述したような異変がないかを入念に確認して食べられそうかを見極めてください。危険だと感じた場合は、もったいないですが破棄するのがよいでしょう。
いくらのおすすめの保存方法
いくらのおすすめの保存方法は、以下の通りです。
- 密閉容器に入れて、冷蔵保存…数日内に食べきることが条件
- 冷凍保存しているものを購入…保存期間が2週間~1か月あるので、食べる分だけ解凍し、解凍後は素早く食べる
いくらの保存は、20℃以下の環境でなければ菌が繁殖します。そのため、冷蔵保存もしくは冷凍保存するのがおすすめです。自宅にある冷蔵庫での冷凍保存も可能ですが、業務用冷蔵庫よりもパワーが低いため冷凍までに時間がかかり解凍したときに品質が落ちることがあります。
まとめ
いくらは、生ものなので購入後できるだけ早く消費するよう心がけてください。正しい保存方法を身に着け、劣化する前にイクラを食べきりましょう。