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乾燥機でお気に入りの服が縮んでしまう事例が多発!
洗濯したお気に入りの服を早く乾かそうと乾燥機に入れたら、出したときに縮んでいたり変形してしまっていた……という経験はありませんか。
これは、熱によって繊維が収縮したり、乾燥機の中で回転させられることで繊維の隙間が詰まってしまうことが原因です。服の種類によっては洗濯表記に「乾燥機NG」とアイコンが記載されているので、乾燥機を使う前に必ず確認しましょう。
乾燥機を使うべきではない衣類とは
乾燥機を使うべきではない衣類には、以下の素材が挙げられます。
- 天然素材(ウール、綿、麻、絹)
- 化学繊維(ナイロン、ポリウレタン、レーヨン)
- ちりめん
- 和服
- ニットなどの目の粗い衣類
- プリント加工されている衣類
- ビーズなどの装飾が施された衣類
- 厚みが薄い生地を使った衣類
以上の衣類は乾燥機にかけてしまうと縮んだり、デザインが損なわれてしまう恐れがあるので、なるべく乾燥機にかけずに干して乾かすようにしましょう。
乾燥機を使うときに縮まないよう意識すべきコツ
衣類を乾燥機で乾かすときに縮ませないためには何を意識すべきでしょう。
乾燥機に入れてはいけない衣類はNG
先ほど紹介した通り、乾燥機には入れても問題のない衣類と入れてしまうと縮んだりデザインが損なわれてしまう衣類があります。後者の乾燥機に入れてはいけない衣類は、タグの洗濯表記にNGと記載されているので、必ず確認してください。
乾燥機で乾かす時間を20〜30分にとどめる
乾燥機で乾かす時間は、20分〜30分程度にとどめておきましょう。30分ほど乾燥機にかけておけば、ある程度衣類が乾いていますし、その後は部屋干しでも十分乾かすことが可能です。
あまり長く乾燥機にかけてしまうと、衣類が縮みやすくなるので注意してください。
乾かした衣類を乾燥機に入れっぱなしにする
実は、乾燥機で乾かした衣類をそのまま乾燥機に入れっぱなしにする行為も、衣類を縮ませる原因になります。これは、高温だった乾燥機の中が徐々に冷えていく過程で衣類の繊維が収縮してしまうためです。
したがって、乾燥機の稼働が終了したら、すぐに衣類を乾燥機から取り出し、乾き切っていない衣類はハンガーなどにかけて干してください。
乾燥機で縮んでしまった服を復活させる方法
乾燥機にかけた服が縮んでしまった場合、完全に元に戻すことは難しいとされています。しかし、ある程度ならば元に戻すことができるので、どうしても諦めたくないという方は、以下の方法を試してみましょう。
濡らした状態で形を整えてから乾かす
まずは縮んでしまった服に霧吹きなどで水をかけ、しっかり湿らせた状態で引っ張るように形を整えてください。ここで強く引っ張りすぎてしまうと、かえって型崩れの原因となるので、丁寧に優しく、服の形を確認しながら引っ張ります。
形を整え終わったら、日陰でしっかり乾燥させてください。すると、ある程度は整えた形へと戻すことが可能です。
トリートメントや柔軟剤を溶かした水に浸ける
実は「ジメコン」という成分を含んだヘアトリートメントも縮んだ衣類に効果的です。
桶などに畳んだ衣類が浸かるほどの水を入れて、ヘアトリートメントや柔軟剤を溶かし入れます。このとき、入れる量は2プッシュ程度の少量で構いません。しっかり溶かし切った水に衣類を30分ほど浸け置きしましょう。
その後、衣類を水ですすぎ、洗濯機で1分ほど脱水したら、優しく丁寧に形を整えるように伸ばします。そのまま衣類をハンガーにかけて陰干ししてください。
乾燥機は使い方のコツを意識して効果的に活用しよう
いかがでしたか。乾燥機は誤った使い方をすると衣類が縮んでしまいます。今回紹介したように、コツを押さえて正しい方法で乾燥機を使用し、もしも縮んでしまった場合は、2つの元に戻す方法を試してみてください。