トリアセテートの洗濯方法!重要なポイントと注意点

トリアセテートは、自宅で洗濯することができる素材ですが、洗濯をする際には様々な注意点を守る必要があります。手洗いから乾燥、アイロンがけまでの方法を紹介しますので、自宅で上手に洗濯してみてください。また、アルカリ性に弱かったり、シンナーが付着すると溶けたりするなど、トリアセテートの衣類を着用する際の注意点も紹介していきます。

トリアセテートの洗濯方法

手洗い洗濯

トリアセテートは、自宅での洗濯が面倒な素材として知られています。
洗濯をする際には、以下で紹介する注意点がたくさんあるので、しっかりと確認しておきましょう。

使用する洗剤

水洗いに弱い性質を持つので、ドライ洗濯用の洗剤を利用します。また、トリアセテートは、アルカリ性に弱い性質があるので、アルカリ性の洗剤は使わないようにしましょう。

手洗い方法

トリアセテートは、高温に弱いので、40度以下のぬるま湯を使って手洗いをします。タライや洗面器などにお湯をはり、洗濯表示に従って、洗剤を溶かします。摩擦はダメージの元なので、優しく押し洗いが基本です。また、次に紹介する振り洗いも向いています。

振り洗い

摩擦に弱い生地の場合、押し洗いでもダメージになってしまうかもしれません。心配な時は振り洗いがおすすめで、洗濯液の中で、前後左右に振るというような洗い方です。

トリアセテートは、元々摩擦に弱く、それが水に濡れることでさらに弱くなってしまいます。このため、自宅で洗濯する場合は、この振り洗いが適しているといえるでしょう。

すすぐ

すすぎも洗いと同じ要領で行っていきます。押し洗いか振り洗いかを、生地の状態を確認して選択します。水を取り替えつつ、洗剤を除去できるまですすぎましょう。脱水も摩擦の原因になってしまうので、バスタオルで挟む、タオルドライが無難です。

どうしても脱水機を使いたい場合は1分以内の脱水を目安にしてください。これ以上かけてしまうと、摩擦によってダメージになる可能性があります。

トリアセテートの干し方と仕上げ方法

トリアセテート 洗濯

トリアセテートは、干し方にも色々な注意点がありますので、乾燥で台無しにしてしまわないためにも、しっかりと確認しておきましょう。また、熱可逆性という特殊な性質を持つので、アイロンにも注意が必要です。

干し方

トリアセテートが使われている衣類の洗濯表示には、陰干しの表示がないことも少なくありません。しかし、太陽光に直接あててしまうと、色が変色する可能性があります。色柄物を乾燥させる際は注意で、特に赤色が変色しやすいです。

このことから、風通しの良い場所に陰干しをするのが無難でしょう。また、干す際には、しっかりと形を整えてから干すようにしてください。場合によっては干し方が原因で、シワになってしまうことがあります。

仕上げ方法

高温に弱いので、アイロンをかける際には、低温で素早くが基本です。アイロンをかける時は軽くあてるのがよく、同時に当て布を利用します。

トリアセテートは、熱により繊維の形が固定されてしまう性質を持っていて、アイロンのかけ方を間違えてしまうと、シワになって固定されてしまうので、しっかりと形を整えて、アイロンをかけましょう。

トリアセテート洗濯の注意点

トリアセテート 洗濯

トリアセテートを洗濯する場合、ドライ洗濯なら、「ドライ洗濯用の洗剤」を使うようにしましょう。ここで洗剤が違っていると、ドライ洗濯の意味がなくなってしまいます。使える洗剤は少ないですが、柔軟剤はほとんどのものが使えます。

柔軟剤を利用することで静電気を防止することができるので、利用するのがおすすめです。また、基本的には手洗いが無難ですが、洗濯機で洗濯する場合には、必ず洗濯ネットを使いましょう。洗濯ネットで保護することにより、摩擦を最小限に抑えることができます。

脱水機も摩擦の原因になってしまうので、脱水の際には、短い時間で素早くするようにしましょう。デリケートな素材なので、乾燥機は厳禁で、熱や摩擦によってダメージを与えてしまいます。

衣類にシミがついてしまった時には、除光液やシンナーを利用することもありますが、トリアセテートには使わないようにしてください。これらが生地に付着してしまうと、生地が溶け、穴があいてしまうことがあります。

また、塩素系の漂白剤は厳禁で、酸素系漂白剤であっても、粉末のものは使わないようにしてください。どうしても漂白したい時は、液体の酸素系漂白剤を利用するとよいでしょう。

トリアセテートとは

トリアセテート 洗濯

トリアセテートの衣類と上手に付き合っていくために、特徴を把握しておきましょう。トリアセテートは、半合成繊維という分類の生地になっています。よく使われる衣類としては、ワンピースやスカートなどに採用されることが多いです。

合成繊維の中には、多くの人の親しまれているポリエステルがありますが、トリアセテートの方はランクが上の素材として扱われています。原料は、天然パルプのセルロースが利用されていて、酢酸の作用を利用して作られています。

トリアセテートは、「アセテートの改良版」ともいえるでしょう。アセテートに比べて、濡れた時の形状を崩しにくくなっています。また、耐熱性についても多少高くなっています。

その他の特徴についても、基本的にアセテートと同様の素材だと考えても問題ありません。摩擦に弱いだけではなく、引っ張り強度も非常に弱くなっています。

トリアセテートの特性

トリアセテート 洗濯

トリアセテートの特性の中で注目すべきはシルクライクな上質な光沢です。このため、衣類に高級感を演出したい時には、使われることが多いです。また、肌触りは、しっとりと柔らかくなっていて、とても着心地の良い素材として知られています。

着用すると、肌にまとわりつく性質を持っているので、体のシルエットを強調したい場合にも向いています。速乾性が高く、濡れてしまっても素早く乾き、良質な着心地を維持することができる素材です。

着用するとヒンヤリとした感触を味わえるのも着心地の良さの秘密で、暑苦しさを感じにくいです。また、注意点さえ守れば、シワになりにくく、自宅で洗濯することができます。

トリアセテートは、自動車などの排気ガスによって変色する可能性がありますので、着る場面を選ぶ必要があるでしょう。また、石油ストーブの排気ガスでも同様に変色する可能性があります。アルカリ性に弱い衣類なので、何か作業をする時の衣類には、あまり向いていません。

さらに、トリアセテートは熱により固定される性質を持っています。このため、アイロンの際には変な形でかけてしまわない注意が必要です。しかし、この性質を利用して、プリーツ加工などが行われることもあります。

まとめ

トリアセテート 洗濯

トリアセテートは、自宅で洗濯する際の注意点を守れば、長く着用できる素材です。逆に、洗濯方法や利用方法を間違えてしまうと、すぐにダメになってしまいます。

シルクライクな着心地を楽しめたり、高級感を演出したりできるので、今回紹介した注意点をしっかりと守り、お気に入りの衣類として長く着用できるよう工夫してみてください。