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冬になるとゴキブリを見なくなる理由
ゴキブリは、冬になると姿を見なくなりますよね。ゴキブリは、冬との相性がよくないため、活動が鈍りやすくなるとされています。
- 気温10℃以下で生殖能力が落ちる
- 冬の乾燥が苦手
姿を見なくなったゴキブリは、冬の間どこでどのように過ごしているのでしょうか。
冬になると、ゴキブリはどこにいるの?
冬になると、ゴキブリは以下にような場所で過ごして冬を越します。
水分が多く、比較的温かな場所
ゴキブリは、食べるものがなくても水さえあればある程度の期間生き延びることができます。乾燥も嫌うため、水があり少し温かい場所で過ごしていることが多いです。
- 台所や洗面台のシンク下にある収納スペース
- 冷蔵庫や家具の裏にあるスペース…風が通りにくく、気温が安定しやすい
- トイレタンクや収納棚周辺
- 洗濯機周辺…家電周辺は発熱しやすく、過ごしやすい
- お風呂場…人間の皮脂など餌になるものが多く、お湯を扱うので温度も高めで湿度も十分
基本的には水回り周辺で冬を越すことが多いほか、人間の手が行き届きにくい隙間などでじっとしていることが多いです。特に台所やお風呂場の周辺は水分だけでなく食べ物も多いので、ゴキブリの潜伏先にはちょうどいい環境といえます。
家電の裏も、家電からの熱で温かく過ごしやすい場所です。掃除しにくい場所だからこそ、ゴキブリが潜伏先に選び、人間が寝静まったタイミングで行動を開始して食べこぼしなどの餌を探します。
ゴキブリは冬眠するの?
ゴキブリは冬眠せず、越冬します。冬眠と越冬の違いは、以下のようになります。
- 冬眠…哺乳類や鳥類が体温を低下させて、冬を乗り切る
- 越冬…変温動物が活動を控え、おとなしく過ごすこと
ゴキブリは昆虫なので、越冬が当てはまります。越冬期間中も気温が高くなれば活動し、餌を食べて栄養を補給することは珍しくありません。昨今は温暖化が進み冬でも暖かい日が多く、屋内は比較的温かな気候で安定しているので、冬の期間でも活動しやすいといえます。
ゴキブリが活動し始める時期
ゴキブリが活動を開始し始める時期は、以下の通りです。
- 4~5月の気温が暖かで安定する時期
- 20℃以上の安定した気温と、乾燥しすぎていない湿度が保たれている環境
環境条件によっては、ゴキブリは年中無休で行動し繁殖し続けています。そのため、屋内では冬でもゴキブリを見かけることがあるのです。春になると外気温も上がってくるので、野外のゴキブリの動きも活発になり、ゴキブリを目にする機会が増えます。
まとめ
ゴキブリが冬の間死滅するわけではなく、温かい場所にじっとして越冬しています。条件さえそろえば活動するので、冬の間も屋内でゴキブリを見かける可能性はあることを知っておきましょう。