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お正月や三が日は新年の訪れを祝う特別な日
お正月は新しい年をお迎えする特別な日です。日本では、1月1日から3日までの期間を「三が日」と呼び、1年の始まりをお祝いしてきました。これは明治時代に休日として定められたことが始まりだといわれています。
この3日間にとった行動は、新しい年に大きな影響を与えると言い伝えられており、行動には注意を払わなければいけません。
また、日本は古来より元旦の初日の出と共に年神様が福を持ってやってくると考えられています。三が日に誤った行動をとってしまうと、年神様をお迎えすることができず、家庭内の運気が下がってしまうともいわれているので注意しましょう。
お正月や三が日にやってはいけない『5つのタブー』
お正月や三が日には、どのような行動を控えるべきと考えられているのでしょうか。ここではお正月や三が日にやってはいけないタブー行動やその理由を解説します。
1.掃除をする
お正月や三が日にバタバタと忙しなく掃除をしていると、せっかく家へやってきた年神様が家の中に入れず、帰ってしまうと考えられています。
年神様をお迎えできないと、家に福が舞い込まないといわれているので、お正月に掃除をすることは避け、年末28日頃までには終わらせておきましょう。
2.火や刃物を使って調理する
実は、火や刃物を使った調理もお正月には避けるべきと考えられています。なぜならば、火を使って煮込む料理はアク(悪)が出てしまい、包丁を含む刃物は縁起が悪いと考えられているからです。
この理由から、日本では古来より長期保存できる「おせち」を年末に作り置きし、お正月の三が日はおせち料理を食べることで料理せずに済むよう工夫してきたと言い伝えられています。
3.散財する
お正月になると、全国的にショッピングモールなどでお正月セールが行われます。しかし、お正月の三が日に散財してしまうと、その1年はお財布からお金が出て行きがちになると考えられているのでNGです。
この三が日は、お賽銭以外に多額の出費をしないよう気をつけて、三が日を過ぎてからお買い物を楽しむようにしましょう。
4.四足歩行の動物肉を食べる
お正月は神仏に習った風習が受け継がれているところも多く、四つ足歩行の動物(豚、牛、馬など)を食べることは殺生を思わせるため、お正月には避けるべきと考えられています。
実際、おせち料理には四つ足歩行の動物の肉が入っている商品は少なく、これらは古来から受け継がれてきた教えに習っているものと思われます。
5.喧嘩をする
1年の始まりは心穏やかに過ごすことで、新年を良い気持ちで迎えることができます。そんなお正月に喧嘩をしてしまうと、1年の始まりから心がざわつき、なんとなく気分が滅入ってしまいますよね。
新年早々に喧嘩をしてしまうと、年神様も家に入ることを躊躇ってしまい、福を招くことができなくなる恐れもあります。お正月は、なるべく喧嘩をせずに心穏やかに過ごすよう心がけましょう。
お正月や三が日はどのように過ごすべき?おすすめ事例を紹介
お正月は、心穏やかにのんびりと過ごすことが推奨されています。ぜひ以下の過ごし方事例を参考に、ご家族とどのように過ごしたいか話し合ってみましょう。
- 初詣に行く
- 新年の抱負や目標を決める
- おせち料理やお雑煮などの行事食を食べる
- 家族で食卓を囲み会話を楽しむ
- 昔ながらの正月遊びを楽しむ
- 家族や親戚と書き初めに挑戦する
初詣やおせち料理はお正月の定番ですが、意外と昔ながらのお正月の過ごし方を最近していないという方も多いのではないでしょうか。ぜひこの機会に、昔ながらの正月遊びをご家族と挑戦してみるのも新鮮で楽しいかもしれませんよ!
お正月や三が日は穏やかな気持ちでゆっくり過ごして
いかがでしたか。お正月や三が日は、忙しない時間を過ごすのではなく、心穏やかにゆったりとした時間を過ごすことが望ましいとされています。ぜひ今回紹介したタブーやおすすめの過ごし方を参考に、お正月の過ごし方をご家族を話し合ってみてください。