ブイヨンが無い時の代用品と作り方

ブイヨン 代用

料理をする際に、手軽にコクや旨味をプラスできるブイヨン。とても便利な調味料ですが、毎日使うものではないので、使い切ったことを忘れていて料理を作り始めてからブイヨンが無いことに気づくということ、ありますよね。本日は、そんなブイヨンが無い時に使える代用品やブイヨンに関する情報をご紹介します。ブイヨンが無くて味が決まらないと悩んでいる方必見です。

ブイヨンの代用品

ブイヨン 代用

ブイヨンが無い場合は、ご自宅にある和洋中の出汁から代用できるものを探しましょう。

コンソメを使う方法

1つめは、ブイヨンと同じ洋食向けのお出汁として、コンソメで代用してみましょう。コンソメは料理にコクや深みのある味を与えてくれる、ブイヨンと似た役割の調味料です。

コンソメとブイヨンの違いがイマイチ分からないという方も多いかと思いますが、実はコンソメとブイヨンの原材料はほぼ同じ。ブイヨンは洋風の出汁で、コンソメはブイヨンをベースに調味料を加えて味を調えたものなんです。

そのため、コンソメはブイヨンに比べて少し塩分が多め。代用品として使う場合は、味見をしながらレシピより塩分控えめに作りましょう。ブイヨンは隠し味に使うものですが、コンソメは味や香りがしっかりと感じられるので少しずつ入れてくださいね。

鶏がらスープの素

ユウキ 化学調味料無添加のガラスープ

ユウキ 化学調味料無添加のガラスープ 130g

2つめは、ブイヨンと作り方が似ている、鶏がらと香味野菜で作られる鶏がらスープの素で代用してみましょう。

鶏がらスープの素は、ブイヨンから牛・魚を抜いたシンプルな風味なので代用品としてはとても使いやすいです。具材に肉・魚を使用している場合は、味にほとんど違和感を感じません。

しかし、鶏がらスープの素にはニンニクや醤油が入っていることが多く、どうしても中華系の味付けになってしまいます。洋風に仕上げたい場合はハーブやスパイスを足してみましょう。

香りづけ程度ならバジルやオレガノがおすすめです。煮込み料理などでしっかり風味を足したい場合は、タイムやローリエを入れて煮込んでみましょう。

味覇

ウエイパー

味覇(ウェイパー) 缶 500g

3つめは、赤い缶のイメージが強いウェイパーで代用してみましょう。味は鶏がらスープの素と同様に中華系で、豚骨スープがベースの強い香りが特徴的です。

野菜料理や魚料理に使うには少々パンチが強すぎますが、カレーのようなスパイシーな料理や豚肉料理とはとても相性がよく本格的な風味になります。固めのペースト状なので、ブイヨンを使ったレシピ通りの分量ではなく味見しながら加えていくのがおすすめです。

和風だし

 久原本家 茅乃舎だし

久原本家 茅乃舎だし 8g×30袋

4つめは、出番が多く常備している方も多い和風だしで代用してみましょう。

和風だしには、鰹・昆布・にぼしなど様々な種類がありますが、共通して言えることはブイヨンよりさっぱりとした風味であること。旨味を好む日本人の舌に合う和風だしは、コクの強いブイヨンと比べると薄味に感じてしまいます。

しかし、今紹介した塩味の強い代用品よりも味の調節がしやすく、思い通りのアレンジを加えやすい点がポイントです。使いたい料理に合わせて和風だしには入っていない香味野菜やハーブを足してみましょう。

ブインヨンとは

ブイヨン 代用

ブイヨンの代用品についてお話ししましたが、そもそもブイヨンはどのようにして作られているのかご存知でしょうか。ブイヨンとは、スープのベースとして使われる出汁のことで、主にフランス料理で使用される機会が多いです。

出汁のとり方はメーカーによって異なりますが、基本は牛・鶏・魚・野菜・香味野菜からできています。日本の出汁は、昆布を戻す段階から考えても2時間ほどで完成しますが、ブイヨンは丸一日煮込んで作られます。

材料が多いためアクも出やすく、煮込んでいる間中アク取りをしながら様子を見続けなければいけない手間のかかる出汁なんです。

ブイヨンは調味料で味付けされていない出汁そのものなので、和洋中どのような料理とも相性よく使い勝手の良い調味料です。特に長時間煮込むと煮崩れしてしまう魚料理や野菜料理では、短時間で旨味とコクをカバーできるのでおすすめです。

ブイヨンの種類

ブイヨン 代用

スーパーに並んでいるブイヨンには、3つの種類があるのですがお気づきでしょうか。それぞれ特徴が異なるので、次回ブイヨンを購入する際の参考にしてくださいね。

固形ブイヨン

マギー ブイヨン 50個入

固形ブイヨンとは、キューブ状に固められているブイヨンのこと。計量スプーンが無くても一定量を入れることができます。1個の量はメーカーによって異なり、5g前後です。

2人分~のレシピに対して1個入れるのが基本の分量になります。固形ブイヨンはしっかりと溶かす必要があるので、水分量の多いスープに向いています。

顆粒ブイヨン

 オーサワの野菜ブイヨン

オーサワの野菜ブイヨン(徳用)

顆粒ブイヨンとは、市販の和風だしに似た粒状になっているブイヨンのこと。少量ずつスティック状の袋に入っているものと、まとめて大袋に入っているものが販売されています。スティックタイプは軽量の手間が省け、大袋タイプは金額が安いというのがメリットとして挙げられます。

顆粒ブイヨンは固定タイプより溶けやすいので、水分の少ない炒め物に向いています。顆粒ブイヨン小さじ1は、固形ブイヨンの約1/2個と同じくらいの量になります。

液体状ブイヨン

ハインツ ブイヨン

ハインツ ブイヨン (コンセントレーテッド) 800g【塩無添加/液状濃縮】

液体ブイヨンとは、ボトルに入れて売られているブイヨンのこと。実物を見たことがない方は、洋風のめんつゆをイメージしてください。液体状ブイヨンは濃縮タイプが多いので、料理を作る量が多い方におすすめです。また、余計な水分を足したくない煮込み料理に向いています。

ブイヨンとコンソメの違い

コンソメ キューブ 1 個

先ほど代用品を紹介したところで軽くブイヨンとコンソメの違いに触れましたが、より詳しく違いを解説していきます。まず、ブイヨンとは洋風の出汁のこと。ブイヨンについて解説したところでもお話ししましたが、牛・鶏・魚・野菜・香味野菜から作られており味付けはされていません。

対してコンソメは、ブイヨンに味付けをしてスープとして完成されたものを指します。ブイヨンに肉や野菜などを入れて煮込み、具材をこしてさらに塩で味を整えています。ブイヨンよりも色が濃く、澄んだ琥珀色をしているのが特徴です。

コンソメにはビーフコンソメ・チキンコンソメの2種類がありますが、その違いはブイヨンに入れているお肉が牛か鶏かという点です。コンソメは調味料としてよく使われますが、お湯に溶かすだけで十分スープとして美味しく飲めます。

一見ブイヨンとコンソメは同じようなものに感じますが、料理での役割は全く違うのでぜひ両方とも使ってみることをおすすめします。

ブイヨンをうまく使いこなそう

ブイヨン 代用

今回は、ブイヨンが無い時の代用品とブイヨンがどういった調味料なのかを説明してきました。
普段何気なく使っているブイヨン・コンソメ・中華だし・和風だしですが、味の違いが分かるとレシピのアレンジや料理の一工夫がしやすくなりますよね。

使いたいと思った材料や調味料がないと焦ってしまいがちですが、代用品をうまく活用して美味しい料理を作ってくださいね。

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