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保冷バッグの洗濯方法
保冷バッグは、内側と外側では素材が異なります。そのため、お手入れ方法も少し変わります。では、どのように洗濯すればよいのかみてみましょう。
内側のアルミ素材はふき取るだけ
保冷剤の内側はアルミ素材となっているため、除菌シートやウェットシートを使い、汚れを拭き取るだけでOKです。その後は乾いた布巾などで水気を取り、バッグを開けたままにして自然乾燥させます。
使った後は必ず除菌シートで拭き取るという習慣をつければ、保冷バッグを常に清潔に保つことができるでしょう。
内側に染みついたり外に染み出したりした汚れは手洗い
保冷バッグの中に大量にものをこぼしてアルミ素材に染みついてしまったり、外に染み出したりした汚れは、洗濯用の中性洗剤を溶かしたぬるま湯で手洗いします。
丹念にもみ洗いすると、汚れを除去することができます。外側まで染みた汚れは、ブラシで優しくこすり洗いしましょう。これだけで、ほとんどの染みや汚れを取ることが可能です。
外側の汚れはシミ取りシート
外側についた汚れは、布用のシミ取りシートで汚れを浮き出させるようにトントンと叩いて除去します。シミ取りシートがない場合は、硬く絞った布巾でもOKです。中袋付きの保冷バッグの場合は、アルミ素材の中袋を取り外し、外側のバッグだけ洗濯機で丸洗いすることもできます。
臭いが気になるとき
臭いの強い食材を入れて保冷バッグに臭いがしみついてしまったなら、布用の除菌・消臭スプレーをするとよいでしょう。2回から3回スプレーして、自然乾燥させるだけで完了です。無香料のものを使えば、食材に臭いが移る心配もありません。
保冷バッグがない時の代用品
保冷バッグが手元にないときは、身近なもので代用することができます。では、どのような代用品があるのかみてみましょう。
発泡スチロール
発泡スチロールは、保冷バッグの素材としても使用されています。そのため、小さなサイズの発泡スチロールのボックスなどを使えば、冷たさをキープして保冷効果を高められます。
発泡スチロールを冷やしておくと、さらに保冷力がアップするでしょう。また、発泡スチロールは厚みが厚いほど熱を通しにくいため、保冷効果が高くなります。
保冷剤
冷凍室にためこんでしまい時には邪魔に感じてしまう保冷剤も、保冷バッグの代用として使用できます。持ち運び時間も短く小さめのものを保冷するなら、保冷剤を上にのせておくだけでOKです。
時間とともに水滴が出るので、ミニタオルやハンカチで包んで、水滴対策を取っておくとよいでしょう。
凍らせたペットボトル
凍らせたペットボトルは氷の塊であるため、保冷バッグの代用として使用可能です。保冷したいものと一緒にタオルに巻いておくと、保冷ができるうえに水滴対策も万全です。
保冷バッグの保冷効果を高めるコツ
それぞれの製品にもよりますが、保冷バッグをそのままで使用して保冷できる時間は1時間から2時間でしょう。そのため、保冷バッグの保冷効果を高めるにはいくつかのコツがあります。
冷やしてから使用する
保冷バッグは常温で保管するのが一般的ですが、保冷バッグ自体をしっかり冷やしてから使用すると、保冷時間を高めることができます。保冷バッグ自体は小さく折り畳めてかさばらないので、使い終わった保冷バッグはきれいにして冷凍庫で保管するのもよいでしょう。
中に入れるものを凍らせておく
保冷バッグは、保冷剤を入れて使用すると保冷力がアップします。しかし、保冷剤を入れるほど重さが増して持ち運びが不便になります。そのため、中に入れるものを凍らせて保冷剤の代わりにするのがおすすめです。
保冷力をアップできるだけでなく、重量を軽くできるというメリットもあります。保冷力も4時間から6時間ほどにのばせます。
熱を避けて使う
保冷バッグの保冷効果は、どれだけ保冷剤を入れるかだけでなく外気や地熱によっても左右されます。
そのため、直射日光を避けたり、地熱を避けるために直接地面に置かないようにしたりと、熱を避けて使うと保冷効果がアップします。日陰の場所が動いたら移動させ、台や椅子の上に置くなどの対策をしましょう。
保冷力の高い保冷剤を使う
保冷バッグに入れる保冷剤として、スーパーやスイーツ店などで無料でもらえる簡易的な保冷剤を使っている人も多いようですが、保冷力を上げたいなら長時間タイプの保冷剤を使うのがベストです。
高性能の保冷剤はマイナス16度まで冷やすことができるため、保冷力が大幅にアップします。ただし、一度使用した保冷剤を凍らせるのに2日程かかります。
開閉は最低限にする
保冷バッグは開閉するたびに外気が中に入り、内部の温度が上がってしまいます。そのため、保冷力を高めるには開閉を最低限にすることが必須です。
保冷バッグの特徴
保冷バッグは小さく折り畳めて軽く、持ち運びに便利なのが特徴です。保冷剤の効果をキープし内部の温度を15度前後に保てるため、お弁当などに雑菌が繁殖するのを防ぐことができます。
また、内部はアルミ素材となっているため、水漏れしにくいという特徴もあります。近年は、一目で保冷バッグとわかるようなデザインのものだけでなく、トートバッグ型やショルダー型やハンドバッグサイズなど、色々なスタイルのものが販売されています。
トートバッグ型保冷バッグ
お出かけ用のバッグとしても使えるおしゃれなデザインのものが多く、ショッピングにもアウトドアにも使用しやすい保冷バッグです。容量も10リットルから50リットル以上のものまで幅広く、用途に合わせたものが選びやすいでしょう。
バスケット型保冷バッグ
最もオーソドックスな保冷バッグのデザインで、お弁当を入れたり、スポーツ観戦やアウトドアアクティビティに持って行ったりと、アクティブに使える保冷バッグです。開口部分をジッパーで大きく開けられるので、中のものが一目でわかりやすいのが特徴です。
ショルダーバッグ型保冷バッグ
バッグのデザイン的にはバスケット型と同じですが、肩紐が付いているので持ち運びしやすいのが特徴です。容量もコンパクトなものから大容量までそろっており、色々なシーンで活躍します。
まとめ
保冷バッグの洗濯方法や代用品についてご紹介しましたが、短時間なら代用品でなんとかなりそうですね。また、保冷効果は熱を避けたり、開閉を最低限に抑えたりなど、ちょっとしたことでもアップできるので試してみたいものです。
行楽季節には保冷バッグも活躍する機会が多いですが、汚れたらしっかり洗濯して清潔に保ちましょう。