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車に異変…放置して乗り続けた場合のリスクとは
車にエンジンをかけた時、あるいは車を運転している最中など、車に異変を感じることはありませんか。異音がしたり、いつも通り運転しているはずなのに運転しにくいと感じる場合は、車に異常が生じている可能性があります。
車に異変が起きている状態を放置して運転し続けた場合、走行中にエンジンが停止してしまったり、ブレーキが正常に働かずに事故を起こしてしまうなど、さまざまなリスクが懸念されます。
車は大型の凶器になり得る機械製品です。異変が生じたら、速やかにディーラーやカー用品店、修理工場などに依頼し、点検してもらいましょう。
車を今すぐに点検すべき『危険なサイン』6選
下記のサインが現れたら、車に異常が生じている可能性が疑われます。そのまま運転し続けていると大きな事故に発展する恐れもあるので、今すぐ点検してもらいましょう。
1.警告灯が赤く点灯・点滅している
車のメーターパネルには、警告灯があります。警告灯とは、車に発生している異常や故障を知らせてくれる注意喚起の意味があり、種類もさまざまです。
もしも警告灯が赤く点灯、または点滅している場合は、警告灯が示す部分に異常が生じているサインです。速やかに車を安全な場所に停車させ、点検や修理を依頼しましょう。
2.タイヤに亀裂や異常な膨らみが確認できる
タイヤに亀裂や切り傷、明らかにおかしな膨張などの異常が生じている場合は、そのまま走行してしまうと、走行途中にタイヤがパンクしたり空気が抜けたりと、大きな事故につながる危険性が高まります。
タイヤは2〜3週間に一度を目安に点検することが推奨されています。走行前に、亀裂や膨張、空気圧の減りなどがみられないか確認し、安全を確かめてから運転しましょう。異常が確認された場合は、タイヤの交換や空気入れを行ってください。
3.エンジンが正常にかからない
エンジンが正常にかからない場合は、接触不良や電気系統トラブル、その他にもさまざまな原因が考えられます。強引にその状態のまま走行してしまうと、途中でエンジンが停止してしまう危険も考えられるので、必ず速やかに専門業者に連絡を入れて点検や修理の相談をしてください。
4.エンジンをかけると異常な振動や音がする
エンジンをかけた時、「ガラガラ」や「キュルキュル」など、普段は耳覚えのない音が聞こえてきた場合は、エンジンに関連する部分でトラブルが生じている恐れがあります。また、エンジンをかけた時にいつも以上に振動が激しい場合も注意が必要です。
これらの症状は、部品の破損や内部の故障、あるいは劣化などが疑われるので、早めに点検を依頼してください。その状態を放置して運転し続けていると、エンジンが損傷してしまうリスクが懸念されます。
5.ブレーキを踏んでも効きが悪い
ブレーキを踏んだ時、いつもより効きが悪いと不安を感じることはありませんか。これはブレーキに関わる部分に劣化や摩耗、不具合などの異常が生じているサインです。
ブレーキは車を安全に運転する上で重要な部品です。ブレーキが効かなくなると、そのまま前方へ衝突事故を起こしてしまうリスクが高まるので、絶対に放置せずに点検や修理を依頼してください。
6.エンジンをかけると異臭がする
エンジンをかけた時、内部で過剰な摩擦や故障、あるいは配線トラブルなど、さまざまな危険なトラブルが懸念されます。
特にガソリン臭が漂っている場合は、車両火災などの非常に危険な事態を招く恐れが高まるので、速やかに修理に出してください。
車に異変が生じたらディーラーやカー用品店で点検を
今回紹介したような車の異変が確認された場合は、異常を放置せず、速やかに車ディーラーやカー用品店、修理工場などに点検・修理依頼を出してください。常に正常な状態で車を運転することが危険な事故を未然に回避することにつながります。