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実印や通帳…みんなどこで買っているの?
銀行の預金残高や利用明細を記載する通帳や、本人であることを証明する実印は、絶対に失くしてはいけない貴重品です。自治体に必要な届出を出すときや銀行で手続きを行うときなどに必要になります。
また、これらを盗まれてしまうと、勝手に銀行口座からお金を出勤されてしまったり、場合によっては一緒に保管している他の書類を偽造されてしまうなどのリスクも懸念されます。
したがって、実印や通帳は必ず正しい方法で、安全な場所に保管することが推奨されています。盗難のリスクだけでなく、自分で紛失してしまわないように気をつけてください。
実印や通帳を保管すべきではない『NGな場所』5選
実印や通帳などの貴重品を保管する場所に悩む人は多くいます。ここでは、これらの貴重品を保管すべきではない場所とその理由を確認しましょう。
1.目に付く場所に置いておく
目に付く場所にポンっと出しっぱなしにしておくことは、絶対にやめてください。もしも空き巣に入られてしまった場合、そのまま持ち去られてしまいます。
また、空き巣に入られていない場合でも、他の郵便物や書類に紛れてしまい、誤って処分してしまったり紛失してしまうリスクが高まります。子どもにイタズラされるなどの事態も懸念されるので、必ず所定の場所にきちんと保管しましょう。
2.鍵のない簡単に取れる引き出し
実印や印鑑をすぐに取れるように…と鍵のない簡易的な引き出しに保管している人も多いでしょう。しかし、鍵のない引き出しなどに保管していると、空き巣に入られてしまった際、簡単に盗まれてしまいます。
また、親族間でトラブルがある場合、親族が家にやってきた際に抜き取られてしまうという衝撃的な盗難事件も発生しかねません。
あらゆるリスクを考慮して、実印や通帳などの貴重品は、鍵のかかる一般家庭用の金庫などに保管することをおすすめします。
3.バッグの中
実印や通帳を使ったとき、そのまま持ち運んでいたバッグの中に入れっぱなしにしている人も少なくありません。しかし、入れっぱなしにしていると、次回そのバッグを使う際、実印や通帳を入れっぱなしにしたまま出かけてしまう恐れもあるでしょう。
すると、出先で紛失してしまうリスクが高まりますし、外出中にバッグの中から実印や通帳を抜き取られてしまう危険性も懸念されます。
したがって、必要なとき以外は実印や通帳をバッグの中に入れっぱなしにしないように気をつけましょう。
4.重要書類と同じ場所
印鑑登録証や不動産関連書類、その他の住所や氏名が記載されている重要書類と一緒に実印と通帳を保管することも避けてください。
これらが同じ場所にまとめて保管されていると、万が一、空き巣などに入られた場合に全てまとめて持ち去られてしまうからです。
重要書類と実印、通帳などが揃っていると、重要書類に記載されている内容を自治体の役所や銀行などで情報を書き換えられてしまうリスクが高まります。
5.通帳と実印を同じ場所に保管
上記と同様の理由で、通帳と実印を同じ場所に保管することも極力避けてください。通帳と実印を同じ場所に保管してしまうと、銀行口座の情報を書き換えられてしまったり、預貯金を抜き取られてしまう恐れがあります。
実印や通帳を保管するのにおすすめの場所は?
実印や通帳は、盗まれず、紛失しにくい場所に保管することが重要です。それらを考慮すると、実印や通帳の保管場所として適しているのは、以下のような場所が該当します。
- 金庫
- 金庫以外の鍵のかかる場所
- 家族以外の人の目につかない場所
- 直射日光が当たらず湿気の少ない場所
最近では、一般家庭用の金庫やシークレットボックスも購入しやすくなっています。全ての重要書類や実印、通帳を全てまとめて保管しないためにも、家の中のあらゆる部屋に隠して、鍵のかかる場所に保管しておきましょう。
実印と通帳は鍵のかかる場所に保管して防犯対策を
実印と通帳は、さまざまな手続きに関して法的効力を持つ重要な品です。盗まれたり紛失したりしないよう、必ず鍵のかかる場所や人目のつかない所定の位置に保管して対策しましょう。