寝る前にスマホを充電器に挿しっぱなしにするのはダメなの?電池が劣化する理由とは?

寝る前にスマホを充電器に挿しっぱなしにして寝ている人は多いと思います。しかし、この行動は良くないと指摘されることが多いですよね。一体なぜなのでしょうか。今回は寝る前にスマホを充電器に挿しっぱなしにする行為がダメだと言われる理由を解説します。

寝る前にスマホを充電器に挿しっぱなしで寝ていない?

寝る前、明日のためにとベッドサイドでスマホを充電器に挿して眠りに就く人は多いと思います。しかし、寝る前にスマホを充電器に挿しっぱなしで寝てしまうと、スマホのバッテリーが劣化するため避けるべきだと警鐘が鳴らされることもあります。

その主な理由は、スマホを充電器に挿しっぱなしにしてしまうと、過充電になる恐れがあるからです。スマホを長時間、過充電し続けてしまうと、バッテリーに負担がかかるといわれていますが、それは本当なのでしょうか。

スマホを充電し続けると『過充電』に…電池劣化の理由は?

寝る前にスマホを充電器に挿しっぱなしにしてしまうと、長時間充電され続けてしまうため、過充電になると指摘されます。では、具体的にどのような理由で電池が劣化し、バッテリーの寿命が早まってしまうのでしょうか。

スマホの『過充電』とは

まずはスマホの『過充電』について、より詳しく説明します。過充電とは、名前の通り過剰に充電し過ぎてしまう状態のことを指す言葉です。スマホにおいては、スマホの充電が100%に達したにも関わらず充電し続ける状態を指します。

スマホを過充電してしまうと、スマホのバッテリーに使われているリチウムイオン電池が劣化する恐れがあるため、徐々にバッテリーの減りが速くなり、「スマホの充電が1日持たない」という現象が早々に訪れてしまうと注意喚起されているのです。

過充電でリチウムイオン電池が劣化する理由とは

では、過充電することでスマホに使われているリチウムイオン電池が劣化してしまうのはなぜなのでしょうか。

リチウムイオン電池を使用したバッテリーは300〜500回のフル充電をすることで寿命がくるといわれてます。このフル充電とは、バッテリー20%以下の状態から80%以上の状態まで充電することを指すため、100%まで充電してしまうと1回のフル充電としてカウントされてしまうのです。

頻繁にフル充電すればするほどバッテリー(電池)は劣化し、寿命が早まることになるため、過充電せずとも早々にバッテリー交換しなければならなくなります。

また、過充電することでバッテリー内部に圧がかかってしまうため、負担がかかったり損傷を発生させたりすることで。より早く電池が劣化する原因になります。

最近のスマホは充電制御機能搭載の製品が増えている

ここまでスマホを過充電させると電池が劣化し、寿命が早まってしまうという話をご紹介しました。しかし、最近のスマホはほぼすべての製品に充電制御機能が搭載されています。

充電制御機能とは、バッテリー80%までは通常のスピードで充電を行い、80%を超えると満充電になるまでバッテリーに負荷をかけないようにゆっくりと充電を行ってくれる機能です。

さらに、100%までフル充電した場合、自動で充電が停止するような仕組みも搭載されているため、夜から朝まで充電器に挿しっぱなしにしていても、現在はそこまで大きな負担にはなりません。

最近のスマホは制御機能搭載!それなら充電の心配はなし?

最近のスマホは充電制御機能が搭載されているため、それなら夜寝る前に充電器に挿しっぱなしにしても何も問題はないだろう、と考える人も多いでしょう。

しかし、充電制御機能も完璧ではありません。基本的には問題ありませんが、すでに古くなった機種や昔のスマホなどは充電制御機能が万全に働いていない可能性もあるため、過充電すればするほど電池が劣化する可能性は0ではありません。

また、スマホを充電器に繋ぎっぱなしにすることで、夜間に充電器が発熱してしまい、高温によって火災を発生させるリスクも懸念されます。

別の観点でも危険性があるため、なるべく夜間にスマホを充電器に挿しっぱなしにする行為は控えて、寝る前までにスマホの充電を終わらせておきましょう。

スマホは正しく使用して電池を長く維持しよう

いかがでしたか。現在のスマホは充電制御機能が搭載されているため、過充電による電池劣化の心配は以前ほどありません。しかし、古くなったスマホや昔の機種は制御機能が正常に作動していない可能性もあるため、なるべく寝る前に充電を終わらせておくことを推奨します。

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