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お通夜のときに包むお香典の相場
お通夜に行くとき、お香典を包みますよね。気持ちがこもっていれば、金額はいくらでもいいというわけではありません。まずは、お香典の相場金額を把握しましょう。
- 親族…1~10万円(両親は3~10万円・兄弟は3~5万円・祖父母は1万円)
- 友人や友人の家族…5千円~1万円
- 会社の人…3千円~5千円
親族の場合、数万円包む必要があり、自分と故人の関係に合った金額を用意しなければなりません。親族だから用意しなくてもいい、というわけではないのです。
お通夜に参列する前に知っておきたいマナー6選
お通夜に参列するときに知っておきたいマナーは、以下の通りです。
1.準喪服もしくは略喪服で参列する
お通夜に参列する場合、仕事の関係上どうしてもいったん帰宅して準喪服に着替えることができない場合は、暗い色のスーツを着用しましょう。お通夜に参列するときは、準喪服もしくは略喪服を着用するのがマナーです。
- 準喪服…一般的なお葬式に参列するときの喪服
- 略喪服…男性はダークスーツ、女性は暗い色のワンピースやツーピース、パンツスーツ
家族葬や密葬には参列できないケースがあります。顔見知りのお通夜だからといって、形式などを確認しないまま参列しようとするのはNG。
暗い色の洋服ならなんでもいいだろうと思い込み、ボロボロに着古している洋服や、露出度の高い洋服を着用するのは避けるべきです。伝線したストッキングや穴が開いた靴下なども避け、動物の毛皮を使用したアウターは着用しないよう注意しましょう。
2.適切な金額のお香典を包む
お香典の金額は、相手との関係を考慮して適切な金額にしましょう。
- 多すぎる…受け取った側が負担に感じやすい
- 少なすぎる…よくない印象を持ちやすい
家庭によっては相手との関係を考慮せず誰でも3千円と決めているかもしれませんが、関係性によっては非常に失礼な行動になる可能性があるので注意してください。
3.可能な限り時間内に参列する
お通夜が思いもよらないタイミングで急にあると、仕事の都合やお通夜を開いている場所までの距離があるなどの理由で時間内に参拝できるかわからないこともあるでしょう。お通夜に参列する場合は、できるだけ指定されている時間に参列しましょう。
どうしても間に合わない場合は、お通夜が始まるまでに喪主に連絡が取れるのであれば事前に一言遅れるかもしれない旨を伝えておくのもひとつの手段です。途中参列する場合は、会場に入る前に受付の人に一言断りを入れて、頃合いを見て邪魔にならない場所の空いている椅子に座りましょう。
4.騒がない・暴れない
当たり前ですが、お通夜で騒ぐべきではありません。故人との関係上、人それぞれ思うところはあるかもしれません。だからといって、盛大に騒いだり大きく感情を乱す、暴れるといった行動に出るのはNG。
5.スマホの電源は切っておく
お通夜参列時には、スマホの電源を切っておきましょう。お通夜は故人を思う式なので、お坊さんのお経のときなどにスマホのバイブや着信音が鳴ると式の雰囲気を壊してしまいます。周囲の人に迷惑をかけるだけでなく、故人にも失礼に当たり、常識に欠ける人という認識を持たれるきっかけにもつながるので要注意!
6.通夜振る舞いには箸をつける
お通夜の後に、通夜振る舞いを出されることがあります。住んでいる地域で、通夜振る舞いには差がある傾向です。
- 関東など…参列者にふるまう
- 関西・九州・北海道など…親族のみ
通夜振る舞いは、できるだけ箸をつけましょう。そうすることで、故人の供養にもつながります。
まとめ
お通夜に参列する前のマナーを把握しておくことで、故人や遺族に迷惑をかけずに済みます。参列するからには、最低限度のマナーを守りましょう。