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なにかあると、すぐに自分を責めてしまう
なにか問題が起きると、ほんの少しかかわりがあっただけで自分のことをひどく責めてしまう人はいるものです。どうしてなんでも自分のせいだと思ってしまうのか、自分のせいだと思い込みやすい人の心理をご紹介します。
『全部自分のせい』と思ってしまう人の心理4選
全部自分のせいだと思いやすい人の心理は、以下のものが見られます。
1.責任感が強く、なんでも背負い込む
とにかく責任感が強い性格の人は、仕事で成績が出なかったり、グループで取り組むものが成功しなかった場合、自分のことを責めます。
- もっと自分がしっかりしていれば、ミスを防げたかもしれない
- 自分のミスがなかったとしても、他人のミスを見抜けなかった自分を責める
- ミスはなかったけど改善点を見つけ出し、取り組んでいる最中に気づけなかったことに対して責めるなど
責任感が強いことは悪いことではありませんが、結果をすべて自分一人で背負い込んでしまうのはよくありません。心身が疲弊してしまい、体調を崩す恐れがります。
2.自分にできたかもしれない事ばかり考えてしまう
取り組んできたことに対する結果がよくなかったとき、自分にできたかもしれないことを振り返ることが、成長につながります。しかし、そればかり考えてしまうと、今取り組むべきことを疎かにして新たな後悔を生む可能性もあるので要注意!
3.周囲から責められる前に自分自身を責め、責められても落ち込みすぎないようにしている
結果を求められていたことで結果が出せなかったとなると、責めてくる人は必ずいます。全力を尽くしたとわかっていたとしても、責められるとつらいですよね。自分に心を守るため、他人から責められる前に自分自身を執拗に責める人もいます。
自分で自分を責めて、全部自分が悪いと思うことで、理不尽なことを言われてもある程度心を守ることはできます。しかし、これを繰り返していると自尊心が傷つき、ネガティブになったり自分で自分を過小評価し始めるきっかけになる可能性があります。
4.理不尽に責められる経験が多かった
子どものころから理不尽に責められることが多かった人は、自分が悪くなくても自分が悪いと思い込みがちです。
- きょうだい関係の立場上、我慢や理不尽に叱られることが多かった
- 大人しい性格で、学生時代周囲の人から理不尽に責められ続けたことがあるなど
生育環境などが深く関わっている場合、考え方の改善は一筋縄ではいかないことが多いです。時間をかけて、自分の心の傷を癒し、考え方を変換するよう心がけてみてください。
余計なことまで背負ってしまう時の対処法
余計なことまで背負ってしまうときの対処方法は、以下のものがあります。
- 友人や家族に話を聞いてもらい、アドバイスをもらう
- 自分が考えすぎてしまう性格であることを自覚する
- 日記をつけ、自分ができたことを記入し、自己肯定感を上げる
- ひとつのことに固執してしまいそうなときは、どのような事柄に執着しそうなのかを紙に書き出し、客観的に分析するなど
余計なことまで背負ってしまうと、心身が疲弊してしまいます。体調を壊さないためにも、背負わなくていいものは背負わないよう心がけてください。
まとめ
なにかトラブルなどが起きる度全て自分が悪いと思い込むと、心身に大きな負担がかかってしまいます。自分を追い込みすぎないためにも、起きた事柄を客観的にとらえて自分がすべて悪いと思い込まないようにしましょう。