多くの人がやりがち?延長コードでやってはいけない危険行為9選!

延長コードは、多くの場面で便利に使われるアイテムです。特に、電源タップとして多くのコンセントを接続できるタイプも増え、日常的に目にする機会が多いでしょう。しかし、正しい使用方法を誤ると、思いがけない事故や火災の原因となりかねません。この記事では、延長コード使用時の絶対に避けたいNG行為を紹介し、安全に活用するためのポイントを解説します。

意外と見落としがちな延長コードの危険

コンセントとプラグ

延長コードは家庭やオフィスなど、さまざまな場所で活用される便利な存在です。しかし、何気なく使用している中で気づかない危険が潜んでいることもあります。

便利さに甘んじて、何かと「ちょっとだけ」の使い方をしてしまいがちですが、その油断が火災や事故を引き起こす可能性があるのです。今から紹介するNG行為をチェックして、安全な延長コードの利用を心がけましょう。

延長コードに絶対やってはいけない9つのNG行為

延長コードの使用で避けるべき行為は数多くありますが、特に危険度が高いものを挙げてみます。以下の行為は火災や感電といった重大な事故につながる可能性があるため、日常的に注意が必要です。

1. 電源タップの容量を超えた家電をつなぐ

タコ足配線にした延長コードに消費電力の高い家電を繋ぐことは、思わぬ危険を招きます。電気ストーブや電子レンジなどの大容量家電は、延長コードの耐えられる電力を超えてしまいがちです。延長コードの定格容量を超えると、コード内部が異常に加熱し、発火のリスクが急増します。延長コードを活用する際には、使用する家電の消費電力を確認し、定格容量以内で使用しましょう。

2. 古い延長コードの継続使用

延長コードへの絶対NG行為とは

延長コードには寿命(目安として3~5年程度)があり、特に長年使用しているものは内部が劣化しやすくなっています。見た目には問題なくても、内部の電線が劣化していれば、ちょっとした衝撃で断線や発火の原因となることもあります。平均的な寿命は約5年とされており、定期的に買い替えを検討することが大切です。延長コードも他の電化製品と同様に、安全に配慮した寿命管理が必要です。

3. 延長コードを複数連結して使用する

延長コード同士を連結させると、過剰な負荷がかかりやすくなります。特に異なる種類の延長コードや電源タップをつなげると、安定した電流が流れにくくなり、異常加熱の原因になります。配線を増やしたい場合は、新たなコンセントを増設するなどの工夫が安全策といえるでしょう。

4. 延長コードの上に物を置く

コードの上に家具や重いものを置くと、内部の電線が圧迫されて断線しやすくなります。また、延長コードが折れ曲がった状態で固定されてしまうと、その部分が加熱しやすくなり、発火の原因にもなりかねません。延長コードはできるだけ直線で配線し、物の下に挟まれないよう配慮しましょう。

5. 延長コードを屋外で使用する

室内用の延長コードを屋外で使用すると、雨や湿気により、ショートや感電のリスクが増加します。特に水気の多い場所では、コードやプラグの部分が水に触れやすく、事故が起こりやすくなります。屋外で使用する場合は、耐候性や防水性が確認された製品を選ぶようにしましょう。

6. 延長コードを結ぶ・束ねる

延長コードを束ねたり、結んで使用すると、電気が流れる際に熱がこもりやすくなります。これはいわゆる「ヒートアップ現象」で、内部の電線が熱により劣化し、やがて発火のリスクが高まることもあります。コードはできるだけ伸ばして使用し、結ぶなどの行為は避けましょう。

7. 高温多湿の場所で使用する

キッチンや浴室などの高温多湿の場所で延長コードを使用することも避けましょう。湿気がコードの内部に入り込むことで絶縁が劣化し、ショートや火災の原因となることがあります。湿気の多い場所では、コードの管理により一層気をつける必要があります。

8. コンセントやプラグにホコリが溜まる

電源タップやプラグ部分にホコリが溜まると、トラッキング現象と呼ばれる発火の原因となる現象が起こることがあります。特にプラグ部分に溜まったホコリが湿気を含むと、さらに危険度が増します。定期的にホコリを除去し、プラグ周りを清潔に保つよう心がけましょう。

9. コードの変形・破損を無視して使用する

延長コードに変形や破損が見られる場合は、即座に使用を中止することが重要です。特にコードの外皮が裂けていたり、焦げた臭いがする場合、内部で異常が発生している可能性があります。自己判断で「まだ使える」と思わず、速やかに新しいコードに交換するようにしましょう。

正しい延長コードの使い方

延長コードを安全に使用するためのポイントを押さえ、日常生活に安心をもたらしましょう。普段から気を付けていれば、延長コードは安心して使える便利な道具です。次のポイントを意識し、延長コードを正しく使用しましょう。

  • コードはまっすぐ伸ばして使用する
  • コードの上に物を置かない
  • コードを強く引っ張らない
  • 亀裂や破損が見つかったらすぐに交換する
  • プラグやコードに水をかけない
  • 定格容量を守る

延長コードは長期間の使用に耐えうるものではなく、消耗品でもあります。家族や自分自身の安全を守るため、普段の使い方や保管方法に注意を払い、点検と交換のタイミングを適切に管理しましょう。正しい使用方法を守り、安全で快適な暮らしをサポートする延長コードに活用してください。

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