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れんこんの穴の中が黒い!腐ってる?
れんこんといえば、ほかの野菜には見られないような穴が開いているのが大きな特徴です。れんこんの穴をのぞいたとき、穴の中が黒くなっていたら驚きますよね。
れんこんの穴が黒くなる原因は、ポリフェノールの一種であるタンニンが酸化して黒くなっていることが関係していることが多いです。タンニンが変色しているだけであれば、問題なく食べられます。泥が詰まっているときも、泥汚れをきれいに洗い流せばOKです。
れんこんが腐っているか見極めるポイント5選
れんこんが腐っているかを見極めるポイントは、以下のものがあります。
1.表面にぬめりが出ている
本来れんこんは、表面にぬめりなどは発生しません。そのため、手で触れたときに表面がヌルヌルしている状態になっていると劣化しているため、食べられなくなっています。手で触って、れんこんと指の間に糸を引くような粘りが出ているときも、食べられません。
洗い流してもれんこんの劣化した部分を除去できるわけではないので、ぬめりや粘りが出ているときは、潔く破棄しましょう。
2.柔らかくなっている
れんこんは根菜であり、劣化していないものは固い状態です。そのため、まだ調理していないにもかかわらず柔らかくてぐにゃぐにゃになっているものは、劣化が進んでいる状態といえます。入念に火を通しても、食べられる状態にはなりません。
3.酸味の強い臭いがする
れんこんは、基本的に無臭です。酸味の強い鼻を突くような異臭が立ち込めていたり、明らかに腐敗が進んでいる刺激臭がする場合は、れんこんを食べるのは危険!ニオイ以外に異変が見られないとしても、食べないようにしましょう。
4.見覚えのない汁が出ている
れんこんは、本来汁が出るような野菜ではありません。そのため、れんこんから身に覚えのない汁が出ている場合は、腐敗が進んでいる状態といえます。汁が出ているとなると、実が柔らかくなっていたり、原形が崩れているなどの異変も同時に起きている可能性が高いです。
5.かびが生えている
れんこんにカビが生えているときは、食べない方が無難といえます。食べても問題ないとされているカビもありますが、見分けるのが難しいと感じる人は、カビを見つけた時点で封をして破棄するほうがよいでしょう。
れんこんの正しい保存方法
れんこんの正しい保存方法は、以下の通りです。
- 泥付きの状態…泥を落とさず、ポリ袋などに入れて乾燥しないよう工夫して、涼しくて通気性のよい場所で保存
- れんこんの両サイドが閉じているもの…濡らしたキッチンペーパーなどでくるんで保湿し、ポリ袋に入れて冷蔵保存
- カット済みのもの…穴や断面が乾燥しないようラップをして、湿らせたキッチンペーパーなどでくるんでポリ袋に入れて冷蔵保存
カット済みのものは、れんこんがかぶるくらいの水を張ったタッパーにれんこんを入れて冷蔵保存する方法もあります。カットしているものを入手したときは、できるだけ早く使い切ってしまうのがおすすめです。
まとめ
れんこんの穴が黒くなっていても、腐っているわけではありません。そのほかの腐敗サインを見逃さないよう注意して、正しい方法でれんこんを保存しましょう。