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ゴキブリ大量発生は10月の対策や駆除が重要なポイントに
ゴキブリは一年を通して活発に活動する害虫です。生命力が強いため、基本的に暑さや寒さをモノともせず活動し続けますが、やはり冬場の寒い時期には活動が鈍る傾向にあります。
一般的に6月〜10月の間に活動が活発化しやすいといわれているゴキブリは、活動が鈍る冬場の前に卵を産むことが多く、翌年大量発生させないためには9〜10月の対策や駆除が重要なポイントとなるそうです。
実は意味がない?ゴキブリ駆除における『5つのタブー』
ゴキブリを駆除する方法として、さまざまな方法が取り上げられていますが、中には「実は意味がない駆除方法」や「逆効果となる駆除方法」があることをご存知ですか。ゴキブリ駆除におけるタブーを見ていきましょう。
1.叩いて潰す
昔はゴキブリを叩いて潰して駆除する方法が主流だったように思えます。最近は殺虫スプレーの性能が進化しているため、そちらを使う人が増えてきました。
実は、ゴキブリを叩いて潰してしまうと、潰れた時にゴキブリが持つウイルスや雑菌などが周囲に撒き散らされてしまいます。不衛生な範囲を広げてしまうため、なるべく叩いて潰す方法は避けるべきです。
2.掃除機で吸い取る
ゴキブリを素手で触りたくないという心理から、掃除機で吸い取ってみなかったことにする、という人もいます。しかし、掃除機で吸い取っただけでは、ゴキブリが掃除機内で生存している可能性が非常に高いことをご存知ですか。
特にダストボックスの中にはゴミが残されていることも多く、ゴキブリはそれを栄養源とする恐れがあります。最悪の場合、掃除機内で卵を産み付けてしまい、掃除機内部で卵が孵り大量発生する恐れがあるので気をつけましょう。
3.お湯をかける
ゴキブリは60℃以上の熱湯をかけ続けると死ぬといわれていますが、60℃以上の熱湯をかけ続けるのは自身も火傷のリスクが高まりますし、何よりかけ続けている間、ゴキブリがじっとしているとも限りません。
お湯をかけることで駆除することは可能ですが、実際はさまざまなリスクや成功率などを考えると難しいでしょう。
4.死骸をそのまま放置する
ゴキブリを駆除した後、死骸をティッシュ越しでも触りたくないから…と、そのまましばらく放置することはありませんか。実は、ゴキブリの死骸からは仲間を呼び寄せるフェロモンが発生しているため、放置しているとゴキブリの仲間が集まってくる恐れがあります。
ゴキブリを殺したら、仲間が集まってこないように袋などに入れて密閉し、すぐに捨てるようにしてください。
5.家中のあらゆる隙間を埋める
ゴキブリが潜まないようにと家中のあらゆる隙間を埋めている、というご家庭も多いでしょう。しかし、ゴキブリは2mm程度の隙間があれば通り抜けられるので、なかなか効果を実感しにくい対策です。
また、隙間を埋めていたはずが、実は少しだけ空間がある場合、かえってその場所を棲家にされてしまう恐れもあります。隙間を埋めるよりも市販されている毒餌を置いておくなど対策したほうが効果的です。
ゴキブリの効果的な撃退法は?
ゴキブリの効果的な撃退法はいくつかあります。目の前でゴキブリが出た場合は、殺虫スプレーを、見逃した時や未然に対策したい場合はゴキブリ対策用のグッズを有効活用しましょう。
- 頭を狙って殺虫スプレーをかける
- ゴキブリの進行方向の空間に向けて殺虫スプレーを噴射する
- 逃した場合は熱が篭りやすい隙間に殺虫スプレーを噴射する
- 殺虫スプレーがない場合は食器用洗剤や浴室用洗剤を代用
- くん煙剤を活用する
- 毒餌を置く
- ゴキブリの死骸は袋に入れて密閉してから捨てる
- ゴキブリが死んだ場所は除菌する
ゴキブリは前にしか進めないため、頭が向いている進行方向に殺虫スプレーをかけることで駆除成功率が上がります。また、食器用洗剤や浴室用洗剤も殺虫効果があるため、スプレーがないときは代用品として使うことも可能です。
くん煙剤は産み付けられた卵には効かないため、ゴキブリが活発化しやすい6月〜7月頃に使うと効果が実感できます。また、市販されているゴキブリ用の毒餌は効果が高く、なおかつ巣全体を駆除できるため、ぜひ各部屋に設置しましょう。
見つけたゴキブリは確実に仕留めて仲間も一斉駆除
いかがでしたか。ゴキブリを見かけたときは、確実に仕留めることはもちろん、死骸はすぐに処理してください。また、ゴキブリはどのご家庭にも潜んでいると考え、毒餌やくん煙剤を活用して、隠れているゴキブリも一斉駆除しましょう。