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子育て中はストレスからうっかり暴言を吐いてしまう人も
子育て中は子どもの成長に関して様々な悩みが積み重なり、さらに風邪や怪我、友達との喧嘩など、あらゆるトラブルに対応しなければいけず、親は疲労やストレスが蓄積されていることが多いです。
その結果、夫婦間で喧嘩が増えたり、ギスギスとした嫌な雰囲気が漂ってしまうご家庭も少なくありません。強いストレスから、うっかり今までは言うことがなかった攻撃的な文句を相手に言ってしまった…と後から悔やむ人も多くいます。
子育て中の出来事がきっかけで離婚や不仲になる夫婦も多い
こうした子育てにおけるストレスや疲労から、相手に対する態度や口調が以前よりも厳しいものになり、うっかり口にしてしまった言葉が相手を傷つけたり琴線に触れてしまったりすることで、夫婦間に溝ができてしまうケースは少なくありません。
実際、子育て中の出来事がきっかけで不仲になったり、最悪の場合、離婚してしまう夫婦も多いです。さらに、最近では子育てが終わった世代での熟年離婚も増えており、その原因の1つとして「子育て中の恨みが忘れられない」という意見も含まれます。
子育て中に言ってはいけない『NGワード』5選
パートナーを深く傷つけ、苛立たせてしまう子育て中に言ってはいけないNGワードには、どのような言葉が含まれるのでしょうか。攻撃的な口調はもちろん、実はパートナーが不快に感じている言葉にも注意してください。
1.体型や外見に関するネガティブワード
特に男性側が女性に言いがちなNGワードが体型や外見に関するネガティブな言葉です。例えば「最近太った?」「前は痩せてたのにね」「もう少し身なりを気にしたら?」といった言葉が該当します。
親しき仲にも礼儀あり、という諺がある通り、夫婦間でも相手に対する最低限の思いやりは絶対に忘れてはいけません。
子育て中は考えることもやらなければいけないことも次々と襲いかかってくるため、産前のようにおしゃれしたり体型に気を遣ったりすることが難しいという方もとても多くいます。
気にしているけれど、行動に移す時間や余裕がない中、パートナーにこんなことを言われたら…「じゃあ、あなたが時間を作ってよ!」と苛立ってしまいますよね。
2.子育てに対して「手伝おうか?」
こちらもよく妻側が不満に思うNGワードとして上位に上がりやすい言葉です。子育ては夫婦両者が一緒に行うことが大前提のはずなのに、なぜか片方が子育てや家事に対して主体的ではない場合、悪気なく「手伝おうか?」と口を滑らせてしまうことも。
しかし、前述した通り、一緒に住む家、一緒に育てている子どもなのですから、本来は「手伝う」のではなく「やるべきこと」という認識を持たなければいけないはずです。
しかし、自分はあくまで第三者的な立場、という深層心理が透けて見えるこの発言には、苛立ったり、「いつまで子ども気分なんだ」と失望するパートナーが多くいます。
3.「役に立たない」「そんなこともできないの?」
人には向き不向きがあります。また経験歴によって、慣れていることと不慣れなことも違うでしょう。
それでも頑張ってパートナーに寄り添おうと家事や育児を頑張っている人に対して「役に立たないわね」「そんなこともできないの?」と強い口調で責め立ててしまうと、相手もやる気を削がれてしまいますし、愛情が冷めてしまいかねません。
また「私ならすぐにできるのに」「そのやり方、違うでしょ!」と嫌味ったらしく相手を非難する言葉もNGです。そのように思ったとしても、相手が頑張ってくれていることを評価し、少しずつ慣れてもらえるような声かけを心がけてください。
4.「あなたのせいで…」と相手に責任転嫁
家庭内で何らかのトラブルが発生したとき、「だから〜って言ったのに!」「あなたのせいで〜」と相手に責任転嫁するような言葉を発していませんか。
本当に相手に非がある場合でも、このように強い口調で攻撃してしまっては、罪悪感を抱いている相手をさらに追い詰めてしまいます。また、相手によっては逆上させてしまい、余計に仲がこじれる原因になることも。
起きてしまったことは仕方がありません。今やるべきことを最優先し、夫婦で協力して乗り越える方法を冷静に話し合いましょう。
5.「仕事(家事育児)だけして楽でいいよね」
パートナーに対する思いやりのない言葉として、上位に上がるNGワードが「仕事だけしてればいいなんて楽でいいね」「家事育児だけしてればいいなんて羨ましい」といった、相手の状況に寄り添えず、攻撃的なニュアンスを含む言葉です。
仕事も家事も育児も、こなしている人にとっては大変ですし、別の苦労があります。相手が頑張ってくれているおかげで生活が成り立っている部分も大きいことを忘れず、相手の状況を妬んで攻撃するような言い方は絶対にやめましょう。
子育て中は家族もパートナーへの思いやりを忘れずに
いかがでしたか。今回は子育て中に言ってしまうと夫婦関係が悪化してしまうNGワードを厳選してご紹介しました。他にも様々ありますが、子育て中はパートナーを共に苦難を乗り越える相棒と考え、思いやりの心だけは忘れないように接しましょう。