大豆粉とおからパウダーの特徴の違いと成分比較

健康食品として注目を集めているものにおからパウダーがありますが、実は大豆粉という食品も存在します。おからも元は大豆であることを考えると、大豆粉とおからパウダーは同じ物のように思えてしまうと思います。そこで、実際に一見同じように思えるこの2つがどのように違い、どのように使い分けられているのかを紹介します。

大豆粉の特徴

大豆 粉 お から パウダー

主に小麦粉の代用として使うことが出来る粉末ですが、小麦粉とは成分が違うため小麦アレルギーの人でも食べられるのが大きな特徴です。

ケーキやクッキーにしてもOK

ケーキやクッキーなどをアレルギーが原因で食べられない人でも、大豆粉を小麦粉の代わりにしようして作られたものであれば食べられることが多いようです。

小麦粉と比較しても低糖質で、グルテンも含まれていないグルテンフリーの食材なのでダイエットに向いており、野菜の中でも特に植物性タンパク質が多く、必須アミノ酸であるリジンなども含んでおり栄養満点です。またおからほどではないですが食物繊維も豊富に含んでいます。

大豆粉の注意点

加熱せずに作られる生大豆粉は酵素が生きているため強い臭みやエグミを含んでおり、使う際には失活処理が必要になりますが、粘り気があるためパンなどに向いていますし、必ず加熱処理を通してからでないと食べられません。

焙煎して酵素を失活させた失活大豆粉はきな粉のような風味を持ち、そのままでも食べることができます。しかし粘り気がないためパンには向かず、吸水率が強すぎるためメレンゲなどに混ぜると泡を潰してしまうので、ケーキなどを作る際には注意が必要です。

おからパウダーの特徴

大豆 粉 お から パウダー

製造過程でどうしても抽出された豆乳分の栄養がありません。それでもタンパク質などの栄養素はしっかり残っていますし、減った豆乳成分の代わりに凝縮された食物繊維の割合が高いため非常に豊富。

さらには食物繊維が糖質の吸収を緩和したり、腸内環境を整えてくれたりするため、ダイエット効果がより高くなっているのも特徴です。

保存がきき、調理にも使いやすい

生のおからと違いサラサラの粉状になっているので料理の際に混ぜ込みやすく、長期保存も可能なので毎日少しずつ摂りたい場合にもとても便利に使えます。粘り気もないので粘度を出したくない料理にも使うことができます。

豊富な栄養素

タンパク質や食物繊維の他にも、カルシウムやカリウムなども含んでおり、丈夫な体を作ったり、肌の保水力を高める美容効果などもあります。大豆粉と比較してカロリーは100g辺りおよそ100キロカロリーほど低く、糖質も6~7割ほど少なくなっています。

吸水性が非常に高く、水分を含むと2~4倍に膨らむので少量でも強い満腹感が得られるためダイエットに向いており、生でも食べられるためじゃがいもの代わりに使ったおからサラダなどにして食べるなど、食べ方のバリエーションも広めです。

大豆粉とおからパウダーの違い

大豆 粉 お から パウダー

大豆粉

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生の大豆をそのまま粉末状にした物で、加熱工程を経ていないので酵素がそのまま生きており、大豆由来の独特のエグミや臭みが残っている事があります。そのため生で食べることはできず、必ず調理工程において加熱をする必要があります。

大豆の栄養がまるまるすべて入っているので、タンパク質や糖質やエネルギーを摂りたい場合はおからよりも向いた食品です。特有の粘り気を活かして小麦粉と似た使い方をするのが向いています。

また焙煎してから粉末状にした失活大豆粉というものもあり、きな粉のような風味や、加熱せずに食べることが出来るなどの違いがあり、大豆粉と使い分けができます。

おからパウダー

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豆腐を作る過程で大豆を砕いて豆乳を絞り出しますが、この時に出る絞りカスがおからです。おからパウダーはこのおからを乾燥させて粉末状にしたもので、生のおからにあった強い繊維感が緩和しているので食べやすくなっています。

大豆粉と違って生で食べられるので料理のバリエーションが広く、粘り気も出ないためクッキーなどのサクサクとした食感を活かすレシピに向いています。

大豆粉とおからパウダーの成分比較

大豆 粉 お から パウダー

元が同じものでも製造工程の違いによって含まれる栄養の違いが現れています。主な違いはやはり絞り出された豆乳分の物のようです。

成分 大豆粉 おからパウダー
カロリー 466kcal 350kcal
タンパク質 39.8g 24.6g
脂質 22.5g 15.8g
糖質 15.4g 5.9g
食物繊維 13.2g 45.2g

※100gあたりの栄養成分

大豆粉とおからパウダーがよく使われる料理

大豆 粉 お から パウダー

大豆粉とおからパウダーでは向いているレシピがそれぞれやや違っているものがあります。それぞれの特徴を活かしたレシピを選ぶことで大豆の栄養を無理なく取り入れることができるでしょう。

大豆粉

おからパウダーにはない大豆粉の特徴を活かす場合、着目すべきはやはり粘り気なのでパンやホットケーキなどが向いています。粘り気が強い生地は、焼くとその弾力によってふんわりと焼き上がるので、口当たりが良くなります。

またクレープのように薄く焼いた時にある程度の破れにくさが欲しい物にも適しています。大豆には小麦粉と違って爽やかな風味があるため、クレープのようなクリームや油が多く使われる料理でもさっぱりと食べやすくしてくれます。

晩御飯のおかずなどで使いたい場合は、小麦粉の代用として魚の切り身をソテーする時にまぶしたり、とんかつなどを揚げる時に卵の前にまぶしたりするものとしても使えます。

また、上新粉をつなぎに混ぜることでパスタなどの麺類をグルテンフリーで作ることもできます。ホワイトソースを作る際に使うと、生クリームなどの脂分のキツさをある程度さっぱりさせてくれます。

さらに、お好み焼きを作る際にもふんわりと仕上げることができますし、多くの場合で小麦粉の代わりにそのまま使うか、多少のつなぎを加える事で代用を果たすことが出来ます。肉団子などのつなぎに使うと植物性蛋白質と動物性蛋白質の両方を同時に摂ることが出来ます。

おからパウダー

おからパウダーを使う際は、サラサラとして粘り気が出ないことを活用するために、ザクザクとした食感が求められるスコーンなどが向いています。クッキーなども同様の理由から適しています。

豊富な食物繊維を摂りたい場合は小麦粉を使う料理などで、小麦粉を減らして何割かだけをおからパウダーで代用するという方法で使うのも、大きく味を変えずに摂ることが出来るのでやりやすい方法です。

おからパウダーは味や匂いが強くないので、大豆粉では匂いが気になる場合に代わりに使うと良いかもしれません。水分を吸い込むと膨らむ特徴から、チヂミやお好み焼きを厚めに焼きたい場合などにも向いていますし、揚げ物の衣に使うとふっくら仕上げることが出来ます。

それぞれ活かせる場所が若干違う

大豆 粉 お から パウダー

大豆粉とおからパウダーはそれぞれ同じところも多いものの、栄養や粘りなどある程度大きな違いが出ている部分もあるため、それぞれの特徴を生かして使い分けることで、今までのレシピのままでもグルテンフリーの食卓にする事が出来る強い味方です。

生のおからでは気になる賞味期限もこれらなら殆ど気にすることなく好きな時に使えるので、是非お試しください。

大豆 粉 お から パウダー

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