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水道水がそのまま飲める国は世界でも非常に少ない
日本では、蛇口を捻って出てくる水道水をそのまま口にすることができる生活が当たり前です。しかし、世界を見てみると、日本のように水道水を飲める国は珍しく、10ヵ国に加えて2都市しかありません。
- 日本
- 南アフリカ共和国
- デンマーク
- ノルウェー
- フィンランド
- ドイツ
- オーストリア
- アイスランド
- アイルランド
- スロベニア
- スウェーデン(ストックホルム)
- オーストラリア(シドニー)
その他の国では水道水の安全基準が満たされていないため、飲んでしまうと中毒症状を引き起こしたり、感染症を患ってしまう危険性があります。
日本の水道水はなぜそのまま飲めるの?
日本の水道水は安全に飲めると広く周知されていますが、なぜ飲むことができるのかご存知ですか。それは、日本の水道水が各家庭に行き渡る前に安全面を考慮して処理されているからです。
国が定めた水道水の水質基準に従い、浄水場で河川や地下水などから汲み上げた水を浄水しているのです。具体的には、水に含まれる砂や泥を取り除き、塩素やオゾンなどを使って消毒することで病原菌を殺菌しています。
日本の水道水は多少の塩素を含んでいることがありますが、実際は少量鹿混ざっていないため、人体に影響はありません。したがって、日本の水道水は各ご家庭で安全に飲むことができるのです。
『水道水が綺麗な国』ランキングトップ5
日本以外にも少ないながらも水道水を安全に飲める国は存在します。その中から『水道水が綺麗な国』をランキング形式でご紹介します。
第1位 アイスランド
世界で最も水道水が綺麗な国は、アイスランドです。自然が多くそのまま残されているアイスランドでは、水質資源が豊富なため、首都だけでなく国のほぼ全域で水道水を安全に飲むことができます。
国も水質管理に力を入れており、水質基準を厳しく審査しているため、日本以上に綺麗な水道水を飲むことができる国です。
第2位 オーストラリア
続いて2番目に水道水が綺麗だといわれている国は、オーストラリアです。こちらも自然が豊かな国で、水質基準も厳しく審査されているため、安全に水道水が飲めるようになっています。特にシドニーの水道水は安全性が高いとして有名です。
しかし、近年、オーストラリアでは水不足が深刻は問題となっているため、水道水の品質自体は問題がないものの、大量に水道水を好き放題摂取することは控えるべきかもしれません。
第3位 日本
そして、日本は世界でも『水道水が綺麗な国』として第3位にランクインしました。アジア圏内では唯一TOP5にランクインしています。
日本も水質基準が厳しく審査されている上、しっかりと浄水場で水が綺麗に浄水されているため、各ご家庭で安全に水を飲むことができる国として有名です。また、日本の水は軟水なので、飲みやすい点も嬉しいポイントですね。
第4位 スウェーデン・ストックホルム
スウェーデンも綺麗な水道水が飲める国として第4位に上がっています。特にストックホルムの水は綺麗に浄水されており、他の国々の都市と比較して安全に飲むことができます。
水道水が飲める国の中には、日本とは違う硬水の国も多いです。しかし、スウェーデンの水道水は日本と同じ軟水なので、比較的日本人でも安心して飲める点も魅力的ですね。
第5位 フィンランド
フィンランドも水道水が綺麗な国として有名です。ランキングでも世界で第5位にランクインするほどの安全性が保障されています。
フィンランドもスウェーデンや日本と同様に、軟水の水道水が出るため、日本人でも安心して飲める数少ない国です。驚くことに、現地の人たちは水道水を水筒などに入れて持ち歩くほど重宝しているといいます。
水道水が飲めない国ではミネラルウォーターを購入して
世界を見渡すと、水道水を安全に飲める国は数少ないという結果になりました。また、水道水が飲める国の中でも、硬水と軟水に分かれるので、軟水に慣れている日本人は硬水の水道水が体に合わないことも多いです。水道水が飲めない国へ訪れる際は、店舗でミネラルウォーターを購入しましょう。