外国人が驚く『日本のマナー』5選 日本人にとっては当たり前の光景でも…?

国によって文化や思想、マナーも違います。外国人が日本を訪れたとき、日本のマナーの良さやマナーの違いに驚くという話はよく見聞きしますよね。では、外国人はどのような『日本のマナー』に驚いているのでしょうか。

自国と日本の文化の違いに驚く外国人たち

外国人を道案内する様子

国によって文化や思想、マナーには大きな違いが見られます。同じような文化圏の国同士でも、多少の違いが見られるため、他国へ行くと「こんな違いがあるの?」と驚いたり困惑したりすることも珍しくありません。

それは日本人だけでなく、海外から来る外国人観光客やビジネスマンも同じことを感じているようです。日本にやってきて「こんなところに驚いた!」と日本人の日常生活の様子に驚かされることが多くあるといいます。

外国人が驚く『日本のマナー』5選

外国人女性

では、外国人は日本のどのような部分に驚いているのでしょうか。多くの外国人が驚く『日本のマナー』を紹介します。

1.電車やバスの中で極力静かにしている

電車やバスなどの公共の場で静かに乗車している様子を見て驚いたという外国人は多くいます。同じアジア圏であれば同様の文化が根付いている国もありますが、やはり「日本の公共交通機関内の静けさには驚く」という声が上がることも。

日本では公共交通機関などの密閉された空間では、周囲の人に迷惑をかけないような行動が求められます。その1つとして静かに乗車することがマナーとして常識になっていますが、外国人から見るとこの光景に驚くようです。

2.公共交通機関が時刻通りに出発する

よくテレビなどでも外国人が日本を訪れて驚くポイントとして、時間の正確さが挙がります。実際、日本ほど公共交通機関をはじめとした「時刻通りに行動する」ことを重視している国はないと言われています。

日本では指定された時刻通りに電車や飛行機が発着することは当たり前のように捉えられています。1〜2分でも遅れると、車内や駅構内で謝罪のアナウンスが流れるほどです。

しかし、外国人から見ると「たった1〜2分で?」「こんなに正確に出発するの?」と驚かされるといいます。

3.食前・食後に挨拶をする

日本では食事の前に「いただきます」と言い、食べ終わった後には「ごちそうさまでした」と挨拶するのが基本の礼儀とされています。

しかし、他の国ではこのような礼儀作法がある国が非常に少なく、レストランなどで日本人が当たり前のように手を合わせて「いただきます!」「ごちそうさまでした」と言葉にしているのを見て、不思議に思っている外国人が多くいるようです。

4.お椀を手に持って食べる

日本人でも正確なマナーを把握している人が減っていると言われていますが、和食において直径15cm以内(手に持てるサイズ)の食器は手に持って食べても良いとされています。

しかし、多くの国の食文化では、食器を手に持って食べるというマナーがありません。手に持って食べるのはNGとされている食文化が多いので、和食でお茶碗を手に持って食べている日本人を見て驚く人も多いです。

5.お箸に関するマナーの多さ

アジア圏で日常的に使われているお箸は、一昔前まで欧米圏の人にとって馴染みのないカトラリーでした。しかし、最近ではお箸の使い方が浸透してきたため、お箸自体は使える外国人も多くいます。

しかし、日本のお箸に関するマナーの多さは異常だと驚く外国人は多いです。中でも同じお箸を使う文化圏の国の人たちからは「自国でも箸を扱うけれど、日本はお箸に関するマナーが多すぎてわからない」と困惑の声が上がることも。

「暗黙の了解」や「本音と建前」文化に戸惑う外国人も

日本では昔から直接的な表現を用いて相手に伝えることが避けられる傾向にありました。そのため、現在でも相手に真意を伝えず「暗黙の了解」でルールが曖昧に浸透していたり、「本音と建前」を使い分けてトラブルを回避しようとしたりする光景が日常的に見られます。

しかし、海外では日本のこのような思想や文化はありません。そのため、日本人が本音とは違う言葉を発して会話していることに戸惑いを感じている、という声も多く聞こえます。

もしも日本国内で外国人と会話することがあれば、相手に不安や戸惑いを感じさせないために、日本人も相手のコミュニケーション方法に合わせる配慮を持つべきでしょう。

日本人も海外を訪れるときは旅先のマナーを確認しよう

いかがでしたか。私たち日本人にとっては当たり前の光景でも、海外から訪れた外国人にとっては驚きの連続…という場面も多くあるようです。日本人も海外を訪れるときは、旅先の文化やマナーを最低限確認しておきましょう。

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