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賞味期限が切れている『牛乳』…飲んでも大丈夫?
牛乳は賞味期限が短く設定されているため、「購入したけれど飲み終える前に賞味期限が切れてしまった」という経験を持つ人も少なくないでしょう。
賞味期限が切れた牛乳は飲んでも大丈夫なのか、と迷う方もいると思います。結論から言うと、基本的に牛乳は傷みやすい飲み物なので、飲まないほうが安全です。
未開封の場合は、細菌などが混入していないため、数日であれば状態を確認して問題がないようならば飲むこともできます。ただし、日数が経ち過ぎている場合や保存状態が悪い場合は傷んでいる可能性も高いので注意してください。
賞味期限前の牛乳も保存状態によっては危険な可能性も
牛乳のパッケージに記載されている賞味期限が切れていない場合でも、以下の状態の牛乳は早めに傷んでいる可能性があるので注意してください。
- 常温で放置してしまった牛乳
- すでに開封済みの牛乳
- 冷蔵庫のドアポケットに収納されている
牛乳は常温で放置すると、室温の影響を受けて傷みやすくなります。また、ドアポケット部分は冷蔵庫を開け閉めするたびに衝撃を受けるため、こちらも傷みやすくなる原因です。
すでに開封してしまった牛乳は、開封から2〜3日が消費期限となります。したがって、賞味期限になっていないくても開封してしまった場合は2〜3日以内に飲み切りましょう。
賞味期限が切れている『牛乳』を絶対に飲むべきではない理由
賞味期限が切れている牛乳は、基本的に飲むべきではありません。なぜ賞味期限が切れた牛乳を飲んではいけないのか、その理由を解説します。
傷んだり腐っている可能性がある
牛乳は元々傷みやすい飲み物です。そのため、賞味期限が切れている牛乳は、時間経過とともに傷んだり腐ったりしている可能性があるので飲まないほうが安全です。
「開封していないのに傷んだり腐ったりするの?」と思う方もいると思いますが、牛乳は少しの衝撃や保存環境の影響を受けて傷むことがあります。
ドアポケットに収納していたり、牛乳を移動させたりした時の衝撃を受けて傷みは徐々に進行している状態なので、未開封だからといって油断はできません。
細菌が繁殖している可能性も
すでに開封している牛乳の場合は、開封した時に中へと細菌が入り込み、細菌繁殖が発生している可能性もあります。細菌が繁殖している食べ物は傷みやすく、食中毒を引き起こす危険性もあるので口にするべきではありません。
また、牛乳は賞味期限が記載されていても、開封してしまった場合は賞味期限に限らず開封から2〜3日以内に飲み切ることが推奨されています。それ以上経過してしまうと、安全が保証されないので気をつけましょう。
傷んだり腐っている牛乳を飲むと中毒症状を引き起こす
前述したように、傷んだり腐ったり、細菌が繁殖したりしている牛乳を「大丈夫だろう」と飲んでしまった場合、食中毒症状を引き起こす恐れがあります。
実際、牛乳を飲んだことによる食中毒症状は多く報告されており、腹痛や下痢、嘔吐、発熱などの消化器症状が現れます。重症化してしまうと脱水症状に陥る危険性もあるので、賞味期限が切れている牛乳は飲むべきではありません。
傷んでいる牛乳の特徴を把握しておこう
賞味期限が切れた牛乳はもちろん、賞味期限が切れていなくても開封した牛乳や保存環境が悪い牛乳は傷んでいる恐れがあります。傷んでいる牛乳には、以下の特徴がみられるので気をつけてください。
- 液体が分離している
- ドロッとした塊ができている
- 匂いに違和感を覚える
- 口にしたときに苦味や酸味を感じる
このような特徴が現れている場合は、賞味期限に限らず処分しましょう。加熱しても傷んだ牛乳は安全性を取り戻せないので、残念ですが諦めてください。
賞味期限が切れている牛乳はなるべく飲まずに処分して
賞味期限が切れている牛乳は、未開封ならば数日は問題ないと言われることもあります。しかし、保存環境が悪いと傷んでいる可能性も十分にあり得るので、賞味期限が切れている牛乳は飲まずに処分するのが安全です。