目次
漂白剤の粉末タイプと液体タイプ、なにが違うの？
洗濯をするとき、漂白剤を使用しますよね。漂白剤には、基本的に2種類あります。
- 粉末タイプ…シミや泥などの頑固汚れに効果的
- 液体タイプ…ニオイ汚れに効果的
一概に区別するのは難しいものの、上記のような特徴がみられやすい商品が多いです。
粉末タイプの漂白剤を使うメリット・デメリット
粉末タイプの漂白剤を使用するメリットとデメリットは、以下のものがあります。粉末タイプの漂白剤には、酸素型と還元型があります。
メリット
粉末タイプの漂白剤を使用するメリットは、以下の通りです。
- 酸素型…漂白力と除菌力が高く、汚れを酸素と結び付けて除去する
- 還元型…鉄分を含む汚れの除去が可能で、汚れから酸素を奪って色素の除去を行う
酸素型と還元型、双方ともに弱アルカリ性です。衣類に付着している汚れの色素を分解することで、漂白効果を得ています。液体タイプの漂白剤よりも、漂白力が強いのは特徴です。頑固な汚れも、浸け洗いで除去できる可能性があります。
デメリット
粉末タイプの漂白剤を使用するデメリットは、以下の通りです。
- 洗い残しができる可能性がある…衣類に白い汚れや、肌に負担をかけるかも
- デリケートな素材には使用できない…ウール・シルクなど
- 金属を含んでいる物には使用できない…化学反応を起こし、ファスナーはボロボロになり、衣類に金属が含まれている場合は色抜けの原因につながる
使用できるものが限られるほか、粉末だからこそ注意したい洗い残しが気になります。多めに漂白剤を使用したときなどに起きる可能性があるので、粉末タイプの漂白剤を使用する際は一回の使用量や事前に水に溶かしておくなどの工夫を実践すると安心です。
液体タイプの漂白剤を使うメリット・デメリット
液体タイプの漂白剤を使用する、メリットとデメリットをまとめました。液体タイプの漂白剤には、塩素系と酸素系があります。
メリット
液体タイプの漂白剤を使用するメリットは、以下の通りです。
- 塩素系…非常に強い漂白力を持ち、真っ白に洗いあげられる
- 酸素系…柄物にも使用でき、幅広い衣類に使用可能
液体タイプの漂白剤を使用は、弱酸性です。そのため、粉末タイプよりも成分が優しく、幅広い衣類に使用できるのが特徴です。塩素系漂白剤は漂白力に優れており、真っ白に洗いあげたい白衣や割烹着などを期待通りの白さに仕上げてくれます。
デメリット
液体タイプの漂白剤を使用するデメリットは、以下の通りです。
- 塩素系…漂白力が強いため、使用できる衣類の種類が限定される
- 酸素系…優しい成分なので、頑固汚れは落ちにくい
漂白剤の系列によって、得られる効果が異なります。そのため、間違って使用すると、衣類の色が落ちてしまうことがあるため注意しましょう。
まとめ
漂白剤は、形状と系統によって得られる効果が異なります。少し難しく感じるかもしれませんが、それぞれの特徴を把握すると自宅に必要な洗剤の種類を把握しやすくなるので、ぜひ知っておきましょう。
