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液状化はなぜ起こるの?
液状化すると、地面がドロドロになってしまいます。液状化現象は、地震発生によってかみ合っていた砂粒同士のバランスが崩れ、砂粒の層が溶ける現象です。
- 地盤そのものが緩い
- 地下水位が表面と10m以内にある
上記の条件がそろっておけば、液状化現象はどこでも発生します。
【東京23区】液状化しやすい地域2選…その理由は?
東京23区内で液状化の可能性が高い場所は、以下の地域が該当します。
1.荒川周辺
荒川周辺の区域は、液状化の可能性が高いとされています。
- 荒川区
- 北区
- 足立区
- 江戸川区
- 江東区など
大きな河川である荒川の近くにある地区は、地震などが起きた際液状化するかもしれません。地盤が緩い地域は液状化リスクが高く、荒川は大きな川なので幅広い地域に影響を及ぼす可能性があります。
2.隅田川周辺
荒川と近い場所を流れている、隅田川周辺の地区も液状化する可能性が否めません。
- 北区
- 荒川区
- 足立区
- 墨田区
- 江東区
- 中央区など
荒川と距離が近いため、該当地域も同じような場所になります。そのため、近隣の地区でなんらかの被害報告が上がった場合他人事では済まない可能性が高いです。
地震などの災害被害がひどく出やすいとされている地域も含まれているので、大きな地震やそれに伴う火災の発生、その後発生するであろう液状化現象に備えておきましょう。
液状化するとどんな悪影響がある?
液状化すると、以下のような悪影響が出る場合があります。
- 地盤沈下…地盤がめり込む・地面が陥没する
- 憤砂…地面の盛り上がり・水や砂が吹きあがるなど
- 地盤の変化による建造物の傾きや倒壊…ビル・橋・家屋など
- 地下管理官やマンホールが浮き上がるなど
地面の状態が変化することにより、地上の建造物に致命的な被害をもたらすことがあります。また、地下を通っている排水管やマンホールなどが露出してしまう被害報告も上がっており、液状化現象がもたらす被害は甚大です。
家屋が建っている場所が液状化現象によって形状が大きく変わってしまった場合、再度同じ場所に住むことができなくなったり、家の建て直しなどを検討せねばならなくなるため想像以上に事態になってしまうことが多いです。出費額も想像できないほどのものになってしまう可能性があります。
該当地域に住んでいる人は万が一液状化現象が身に降りかかってきたときどうすべきかを考え、該当地域ではない人も、身近な問題としてとらえておいて損はありません。
まとめ
液状化現象は、全国どこでも起こる可能性があります。東京は人口が集中しているので、液状化現象が起きると大きな被害が出る可能性があります。自分が住んでいる場所の液状化リスクを、正しく把握しておきましょう。