目次
クッションの洗濯方法
2.パンヤ綿なら洗濯機の水流弱めコースで洗う
3.ビーズは手でやさしく押し洗いする
4.ダウンやフェザーは洗濯機の手洗いコースで洗う
5.パイプストローは洗濯機でそのまま洗える
1.ポリエステル素材のクッションの洗い方
クッションを洗濯ネットに入れて、洗濯機で通常通り洗うことがきます。洗剤は普段使用している洗濯洗剤で大丈夫です。脱水後、形を整えて平干ししてください。ポリエステルは熱に弱いので高温の乾燥機を使うことはやめた方がいいでしょう。
2.パンヤ綿のクッションの洗い方
中身がパンヤ綿のクッションは基本的に洗濯機で洗うことができますが注意が必要です。
- 大き目の洗濯ネットにクッションを入れる
- おしゃれ着洗いの洗剤を使う
- 水流弱めのコース(おうちクリーニングコースなど)で洗濯する
- 脱水後、中身の偏りをなおして形をととのえてから干す
クッションの角を持ち、上から下にふりおろし、反対も同じく角を持って調整しながら上から下に寄せて中で均等になるよう整えてください。
3.ビーズクッションの洗い方
ビーズクッションのサイズに合わせて洗面台か浴槽で洗います。
- ぬるま湯に洗剤を入れて押し洗いする
ぬるま湯をはり、おしゃれ着洗いの洗剤を入れてかき混ぜ、ビーズクッションを入れて押し洗いします。 - すすぐ
すすぎは綺麗な水を流しながら押し洗いをして洗剤がなくなるまですすいでください。 - 脱水する
脱水はできるだけ、バスタオルで押しながら水分をとるタオルドライがおすすめですが、洗濯機でも脱水が可能です。但し、回転が速くなったら10秒~15秒くらいで止めてください。長時間の脱水はクッションが破けて中身のビーズが出る可能性があります。
ビーズクッションは洗濯の失敗が多いので注意!
クッションの洗濯についてメーカーへの問合せが一番多いクッションはビーズクッションで、洗濯の失敗が多いのもビーズクッションだそうです。
失敗の1位は「洗濯の途中でビーズクッションが破れた」、2位は「洗濯ネットのチャックを閉めるときにひっかけてしまったのを気がつかずに洗濯した」ということです。
クッションを洗濯ネットに入れず洗濯機に入れてしまったのが一番多い原因ですが、洗濯機にばらまかれたビーズを全て取除くのは非常に困難で、何度洗濯しても洗濯物にビーズがついているそうです。くれぐれもビーズクッションの破れに注意してください。
4.ダウンやフェザー素材のクッションの洗い方
ダウンやフェザーのクッションは洗濯機で洗うことができます。
- クッションを大き目の洗濯ネットに入れる
- おしゃれ着洗いの洗剤で手洗いコースやソフトコースやクリーニングコースなど水流が弱いコースで洗濯する
- 洗濯が終わりましたら、一度洗濯機から出し、中身の偏りをなおして形を整えてからソフト脱水をする
5.パイプストローは洗濯機でそのまま洗える
洗濯ネットに入れて、洗濯機で通常通り洗うことがきますが、生地の材質によって異なりますので、水流が弱いコースで洗濯してください。洗う際はおしゃれ着洗いの洗剤を少なめにご使用ください。
脱水は脱水効果を高めるために、脱水の途中で一度止めて、クッションを裏返して脱水してください。長時間脱水しすぎると、クッションがやぶれて中身が出る恐れがありますのでご注意ください。仕上げに柔軟剤仕上げを使用しますと、滑りが良くなり通気性もUPします。
洗濯不可なクッションのお手入れ方法
洗濯不可のクッションや、洗濯表記が見当たらず何の素材か全く分からないクッションは以下のお手入れをしてください。
お手入れの手順
- ぬるま湯におしゃれ着用洗剤を溶かし、その液体を綺麗なタオルに含ませます。
- おしゃれ着用洗剤を含ませたタオルでクッションの表面をなでるようにやさしく拭いてください。
- タオルに汚れがついた場合は、タオルを洗ってから使用するか、新しいタオルで再度ふいてください。
- 数回ふいて汚れが取れたと感じたら、乾いたタオルでなでるように水分を取り、扇風機や風通しの良い場所で陰干ししてください。
洗濯不可な材質例
- 低反発ウレタン
- そばがら
- スノー低反発
など
クッションを洗濯した後の乾かし方
洗濯したクッションの乾かし方には以下3つがあります。
- 1.コインランドリーの乾燥機で乾燥させる
- 2.殺菌作用がある天日干しで乾燥さる
- 3.汚れがつかない部屋干しで乾かす
1.コインランドリーの乾燥機で乾燥させる
コインランドリーの乾燥機は高温なので短時間でまんべんなく乾燥させることができ、ふかふかな仕上がりになります。ダニは60℃以上を20分以上継続すれば死滅するといわれていますので、コインランドリーの乾燥機で温度と時間調整すればダニを全滅させることも可能ですね。
コインランドリーのメリット
- 乾燥時間が非常に短い
- まんべんなく乾燥させるので中の湿気が残らない
- 高温で乾燥できるのでダニが死滅する
※60℃以上で20分以上かけると全滅します。
2.殺菌作用がある天日干しで乾燥さる
日光にあてることで内部の湿気が早くとてれて殺菌になります。またダニは高温が苦手ですので日光にあたることで住みにくい環境になります。
乾燥機にかける方法で説明いたしましたが、ダニは60℃以上を20分以上継続しなければ死滅しません。真夏でもクッションの温度が60℃以上になることはなかなかありませんので全滅は難しいと思いますが、住みにくい環境になることは確かです。
天日干しのメリット
- 殺菌できる
- ダニの死滅が期待できダニが住みにくい環境になる
- 内部の乾燥が速いので菌が繁殖できない状態になる
3.部屋干しで花粉やほこりがつかない!
外干しすると、目に見えないほこりや花粉がクッションに付着する可能性があります。花粉症の方は外干しに注意してください。
部屋干しのメリット
- 紫外線で変色しない。
- 色あせの防止、排気ガスのニオイやほこりが防げます。
- 天候に影響されません。
天気に合わせて洗濯する必要がありませんので自分の都合の良い時に洗濯できます。
クッションの洗濯頻度
クッションカバーは週に1回、本体は1ヶ月~3ヶ月に1回洗うことをおすすめします。クッションの洗濯頻度は、クッションの使用頻度や使用場所などで変わります。
- クッションを抱いてスマホやテレビを見る
- クッションのそばで物を食べる
- ソファーでクッションを枕代わりにする
- クッションに直接座る
など、使用頻度が高く、直接肌に触れることが多い場合は、皮脂や汗がついて臭いやダニやカビなどの原因にもなりますので不衛生です。
クッションの汚れの状態にもよりますが、週に1回、または頻繁にカバーを洗濯できればいいですね。いつでも洗濯できるようクッションカバーは多めに用意することをおすすめします。クッションの定型サイズは次の通りですので参考にしてください。
・45㎝×45㎝
・35㎝×35㎝
・40㎝×40㎝
・50㎝×50㎝
・60㎝×60㎝
まとめ:クッションは種類によって洗い方が異なる!
いかがでしたでしょうか?意外と洗濯機で洗える素材が多いようですね。使用頻度が多い方はこまめに洗うことをおすすめします。
60℃以上を20分以上継続すればダニを死滅させることができるようですが、高速・高温乾燥機に入れることができない素材のクッションの場合、真夏なら黒いビニール袋に入れて日光にあてたり、高温な車内に置いたり、工夫次第でダニを全滅させることができますね。
クッションの洗濯で柔軟剤も使用できるようですので、ふかふかで良い香りのクッションでリラックスしてください。