【令和の米騒動】新米入荷も『価格高騰』で困惑 品薄状態が続く中、SNSで”新たな火種”も ネットでは「冷静に考えて」「買い占めは控えるべき」

さまざまな要因が重なり、稀に見る米不足は少しずつ流通が始まっています。しかし、各地で価格高騰や大量の買い占め、さらにSNSで新たな炎上騒ぎなど、新たな問題が浮き彫りになり、ネットでも注目を集めています。

新米入荷も価格高騰で困惑…旅先で大量購入する人も 品薄によりSNS炎上騒ぎも発生

2023年の天候による米の不作状況や宮崎を震源とした最大震度6弱の地震などの影響が重なり、稀に見る米不足に陥った日本。さらにニュースを見た人々が買い占めに走るなどパニックを引き起こし、店舗から米がなくなる事態に陥りました。

少しずつ新米が入荷することで騒動が落ち着きを取り戻しつつある中、現在も米の価格が高騰していることを受けて、値段の高さに困惑する人の声も多く残ります。

さらに、米不足が解消し、新米が入荷されているスーパーに他の都道府県から大量購入しに訪れる旅行客が殺到するなど、新たな問題が発生しているとのことです。奄美大島のスーパーには、親戚に米を送る人や観光客らしき人々が大量に購入している姿が見られているといいます。

そして、米不足の余波はSNSにも火種が飛び散っています。島根県の日本酒メーカー『赤名酒造』のSNSアカウントに「食用のコシヒカリを酒に使うから米が無くなる。今すぐやめろ。食用に回せ」といった批判のコメントが寄せられたとのことです。

これを受けて赤名酒造の三島崇暁社長は、本来の問題から思考が転換されていき、攻撃的な投稿があったことに恐怖を感じたといい「弊社含め、酒蔵の皆さんはちゃんとした流通ルートで入手してお酒、加工食品を製造しているということを理解していただき、日本酒を購入していただきたい」と訴えています。

このニュースに寄せられたネットの声

「以前が安かったのかもだけど、せめて5キロ2000円くらいになってくれたらな……」
「普段は酒米なんて誰も買わないでしょう。苦しい時だけ助けてくれってのは都合が良すぎる」
「新米が出始めて供給できると伝えられているのにいまだに買いだめしてる人がいるから店頭から米が消えて、さらなる買い込みを招いている。当然価格も上がる」
「皆が去年通り米を買っていれば この騒動はない」
「こういう事象が起こった時、とにかく冷静にならないと」

さまざまなニュースにより不安が煽られ、多くの人が普段とは違うパニック行動を起こしたことをきっかけに発生した米不足騒動。徐々に新米の入荷が始まっているので、今後はより冷静な判断と対応が全国民に求められます。

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