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鶏ガラスープを中華風味の調味料で代用
鶏ガラスープの代用品は中華風味の調味料を使用するのが、使用方法にも大きな違いはないので便利です。但し、少しだけ注意しなければいけない点があります。
中華味の素
中華味の素を代用として使用する場合、中華味の素は鶏肉だけでなく牛肉や豚肉のエキスも含まれているので、鶏ガラスープと比べると濃厚な味わいになる特徴があります。またオイスターソースも原材料に加わっているので、中華風な風味になります。
このことから鶏ガラスープの代用品として同じ分量を使用して調理をすると料理の仕上がりの味が濃厚になりすぎてしまうので、中華味の素を使用する場合は少量ずつ加えて味を確かめながら調理しましょう。
中華万能調味料「味覇」「創味シャンタン」「香味ペースト」
中華万能調味料とされる味覇、創味シャンタン、香味ペーストは鶏ガラスープの素などに比べると食塩が多く含まれています。
味覇(ウェイパー)は豚エキス、アミノ酸などの調味料も加えられた合成調味料なので、ベースやだしとして使用するものではなく味付けをするのに向いています。鶏ガラスープの素の代用にするには塩分量に注意しながら少しずつ加えて調理しましょう。
創味シャンタンは鶏ガラと豚ガラと野菜エキスがブレンドされた合成調味料なので、中華味の素にも似ている成分になりますが、ポークエキスが加わっている分コクが出て、その味に物足りないと感じてしまうことはありません。鶏ガラスープの素の代用にするには塩分量に注意しながら少しずつ加えて調理しましょう。
香味ペーストは強火で炒めた香ばしさの風味が加わっているので、炒め物やチャーハンを作るときの代用品としておすすめです。香味ペーストも鶏ガラスープの素の代用にするには塩分量に注意しながら少しずつ加えて調理しましょう。
どの調味料を使うときにも、味が濃くなりすぎてしまうことがあるので、まずは鶏ガラスープの分量の半分以下の分量で味を確かめながら少しづつ加えて調整しながら調理をしましょう。
鶏ガラスープの素と中華万能調味料の成分表の比較
鶏がらスープの素
食塩、野菜エキス、チキンエキス、酵母エキス、調味料(アミノ酸等)、デキストリン、鶏油、こしょう、たん白加水分解物、pH調整剤、セルロース、乳化剤
味覇(ウェイパー)
食塩、野菜エキス、調味料(アミノ酸等)、肉エキス(ポーク、チキン)、動植物油脂、砂糖、乳糖、小麦粉、香辛料
創味シャンタンDX
食塩、野菜エキス、調味料(アミノ酸等)、畜肉エキス、動植物油脂、砂糖、乳糖、小麦粉、香辛料
香味ペースト
食塩、野菜エキス、チキンエキス、酵母エキス、調味料(アミノ酸等)、食用油脂、香味油、ポークエキス、砂糖、香辛料、乳化剤、香料、香辛料抽出物、(小麦、大豆、ごまを原材料の一部に含む)
並べて比較しますと各調味料で少しずつ内容が違いますが、鶏ガラスープの素の成分と似ている成分の構成なので代用品として使用しても大きく味がブレてしまうことがないのがわかります。
鶏ガラスープを中華風味以外の調味料で代用
中華風味以外の調味料を鶏ガラスープの代用品として使用することもできます。但し、風味が使用した代用の調味料の風味になるので、作る料理によって代用する調味料を考える必要があります。
ほんだし
ほんだしは和風のだしですが、鶏ガラスープの代用品として使用することは可能です。鶏ガラスープは中華風味なのですが、ほんだしは和風の風味なので比較するとあっさりとした味わいになるので、好みの味になるように調整しなガラの調理が必要になります。一度に大量に入れずに少量ずつ加えて調理しましょう。
コンソメ
コンソメは洋風の料理で使用する調味料なので、中華風味の鶏ガラスープとは違う仕上がりになりますが、十分にコクを出すことはできるので調理する料理が洋食の場合には問題なく使用することができます。
ブイヨン
ブイヨンは洋風の料理で使用する調味料です。中華風味の鶏ガラスープとは違う洋風な仕上がりになりますが、鶏ガラスープの代用品として使用する事ができます。ブイヨンに調味料を加えたものがコンソメですので、ブイヨンは洋風の出汁と考えてください。コンソメと違いあっさりとした味わいになるので、調理をするときは他の調味料を少しずつ加えて調整しましょう。
しいたけ出汁
干ししいたけから出汁をとって使用することで、鶏ガラスープの代用として使用することができます。しいたけ出汁は香りが豊かな野菜出汁なので、他の調味料との相性が良く隠し味としての効果もあるので、和洋中のどの料理でも鶏ガラスープの代用品におすすめです。但し、しいたけ出汁のみで調理をしてしまうと味わいに物足りなさが出てしまいますので、他の調味料を加えて味付けをすると良いでしょう。
しいたけ出汁の取り方
- 干ししいたけを鍋に入れ水を入れてしばらく浸けて放置してから、強火にかけて沸騰させます。
- 鍋の水分量が半分近くになったら火を止めて、茶こしなどでこせばしいたけ出汁が取れます。
海鮮出汁
昆布出汁などの海鮮出汁も鶏ガラスープの代用品として使用する事が可能です。海鮮出汁も和風の風味になるので、作る料理によって鶏ガラスープを使用して調理した場合と比較して仕上がりに違いがでます。海鮮出汁は魚介類特有の磯の風味が強くなりますが、あっさりとした味わいになるので、鶏ガラスープの代用品として使用するときは、薄く出汁を取って調味料で味を調整する方法で代用してください。
鶏ガラスープの代用品を使う際のコツ
どの鶏ガラスープの代用品を使う場合にも上手に調理するコツがあります。
塩分量を調整
鶏ガラスープの代用品を調理で使用するときは塩分量に気をつけましょう。代用品として使えると色々な調味料を紹介しましたが、成分が似ている場合でも塩分量には大きな違いがある場合があります。調理をする際にレシピ通りに鶏ガラスープの分量の代用品を入れてしまうと塩分が強くなりすぎてしまうことがあります。
代用品を調理に使用する際は必ず少量ずつ加えて味を確かめながら調整するということが、鶏ガラスープの代用品で調理をするときのコツになります。
料理によって代用品は使い分け
鶏ガラスープの代用品を調理で使用するときは料理によって代用品を使い分けましょう。鶏ガラスープの代用品の中には、和風の出汁や洋風の出汁もあります。そのため中華風味の鶏ガラスープの代用品として調理をした場合には料理によって仕上がりの味が考えているものと違う場合があります。
どんな料理の時にどの鶏ガラスープの代用を使用して調理するのかを気をつけて考える必要があります。どんな味わいの料理に仕上げるのかによって、色々な鶏ガラスープの代用品の特徴をよく理解して使い分けるのが調理をするときのコツになります。
鶏ガラスープの素とは
鶏ガラスープの素は、鶏肉と鶏ガラを煮出して野菜のエキスを加えた調味料です。あっさりとしているのにコクがある深い味わいなので、少し味が物足りないなと感じた時に鶏ガラスープの素少し加えると、料理の味わいと美味しさを簡単に上げてくれる大変便利な調味料です。
まとめ
鶏ガラスープの代用品として使用できる調味料は意外とたくさんあります。代用品によって和風や洋風な味わいになるものもありますが、調理する料理に応じて使い分けや味付けの工夫をすることで、問題なく料理をすることは可能です。どの代用品を使用するときでも少量ずつ加えていけば大きな失敗をする事は無いので、鶏ガラスープを切らしてしまっている場合には代用品で料理をしてみましょう。