『10年後も残っている可能性が高い仕事』5選 AIに奪われることがない理由とは?

AIが私たちの生活に普及し始めたことで利便性が高まっている反面、近い将来、AIに仕事が奪われてしまう職業が増えるのではという懸念が上がっています。今回はAIに奪われることがない『10年後も残っている可能性が高い仕事』を紹介します。

AIの躍進により「失業率が高まるのでは」と懸念

今やAIは私たちの生活の中に自然に溶け込み、あらゆる面で利便性を高くしてくれています。生活を豊かにしてくれるAIですが、その反面、さまざまなトラブルや懸念点が生まれていることも忘れてはいけません。

実際、AIを悪用してクリエイターの技術を盗むようなトラブルがネット上で横行し、デジタル証明書によって本物と偽物の区別をつける方法が注目を集めています。

このように、将来的にはAIを悪用したトラブルが横行するだけでなく、AIによって私たちが今まで携わってきた仕事が奪われてしまう可能性も懸念されているのです。

どのような仕事がAIによって奪われる可能性があるの?

AIは人工知能を有しているため、多くのデータを学習させることで人間が予測するような結果を生み出したり、起こった問題や課題への対処などが可能です。

この人間の知能を模倣したAI技術が発展していることにより、単純作業や定型に収まるような仕事をAI技術で代替できてしまうのではと懸念されています。

AIで代替することで、コンピューターにより正確性が増すだけでなく、作業の処理スピードも上がり、人件費削減にもつながります。すると、企業によっては今までの仕事をAIに振り分け、失職してしまう人も増えるのではないかと不安が広がっているのです。

中でも、事務職やスーパーやコンビニの店員、ホテルのフロントや工場員などがAIに仕事を奪われる可能性が高いと推測されています。

『10年後も残っている可能性が高い仕事』5選

どのような仕事ならばAIに職を奪われず、10年後も不安なく働き続けることができるのでしょうか。ここでは10年後も残っている可能性が高い仕事とその理由を紹介します。

1.カウンセラー

対人で相談に乗ることが重要なカウンセリングを行う仕事は、AIが進歩してもなくなりづらいを考えられています。なぜならば、相談する側にとって、表情や声のトーン、仕草、話し方を見て臨機応変に相手に寄り添うスキルは、今のところ難しいと考えられているからです。

人によっては、機械相手の方が話やすいと考える人もいますが、やはり生身の人間に直接相談し、力になってもらえることがカウンセリングの効果を高めると考えられています。

したがって、AIが普及し同じようなサービスが開始されたとしても、人間によるカウンセリング職は失われないだろうと予測されます。

2.医師や看護師などの医療職

AIの普及に伴い、医療現場でAIが活躍することは多いにあるでしょう。しかし、AIが普及したからといって、医師や看護師などの医療職の全てをAIが代替できるわけではありません。

医療現場では緻密な作業や臨機応変な対応、患者さまへの心理的サポートなど、あらゆる仕事内容が求められます。AIは定型に収まるような単純作業は得意ですが、こうした臨機応変にその場で異なる対応をすることには長けていません。

また、治療や手術といった仕事はコンピューターが直接行える技術ではありません。したがって、医療職がAIと協力してより進歩することはあっても、職を奪われることはないと考えられています。

3.教師や保育士などの教育指導者

教師や保育士などの教育現場で指導する職業も奪われにくいと考えられています。なぜならば、子どもの成長には機械ではなく、対人での交流が必要不可欠だからです。

家族以外の信頼できる大人との関わりによって芽生える新たな考え方や安心感、それによって得られる知識や力が必ずあります。しかし、こうした経験は対機械では得られにくく、やはり人間と話したり触れ合ったりすることでしか得られません。

したがって、AIが普及しても教育現場における指導者の仕事が奪われることはないと考えられています。

4.クリエイティブ関連

近年、AIの普及に伴いクリエイティブ関連の職業も危ぶまれていましたが、現在はその考えが少しずつ見直されつつあります。実際、ネット上ではデジタル証明書によって、AIに技術を盗作されても本物の作品と区別するサービスが開始されています。

また、AIは文章やイラスト、写真など、大量のデータを収集し、それらを元に類似する作品を作り上げることはできますが、人間が手を加えた作品がよりクリエイティブ能力を発揮し、AIを超える作品を生み出せば問題ないと考えが変わってきています。

これはクリエイターによる手腕が問われますが、元来、クリエイティブ系の職業では、どれだけ相手に印象や影響を与え、他とは違うクリエイティブな部分が求められるかが重要視される面もあります。したがって、 AIが普及しても今までと状況はあまり変わらないと考えられます。

5.AIの基盤となる職業

AIが普及しても仕事がなくならない主な職業に、AIの基盤となる職業が挙げられます。

  • ITエンジニア
  • データサイエンティスト
  • データアナリスト

上記の職業は、AIを使いこなす側の職業に該当するため、AIが普及すればするほど仕事が増えると言っても過言ではありません。AIを開発する側ではれば、なおさら今後は仕事の幅が広がることでしょう。

将来を見据えて資格取得や新たな分野への挑戦を検討も

AIが私たちの生活を豊かにしてくれているのは確かです。しかし、その反面、わたしたちの代わりに仕事をこなしてしまう未来も懸念すべきです。今後は将来を見据えて資格取得や新たな分野への開拓を考えてみてはいかがでしょう。

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