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海外の常識と日本の常識には大きな違いがあることも
海外への旅行は普段とは違う文化に触れたりその国の空気を感じることができる貴重な機会です。準備している段階からワクワクしているという人も多いでしょう。
しかし、忘れてはいけないのが海外と日本の常識や法律が大きく異なる部分があるということです。日本では問題視されない行動が、渡航先の国ではタブー視されていたり、最悪の場合、罰金刑や逮捕されてしまう行為に該当するケースも珍しくありません。
海外旅行する際は、渡航前にその国ではどのような行動が違法、またはタブー視されているのか調べておくと安心です。
日本では考えられない『海外の法律やタブー』5選
では、日本とは違う海外の法律やタブー行為にどのような行動が該当するのでしょうか。日本人がやりがちな行動や日本では考えられない法律の違いを確認していきましょう。
1.アメリカでは州によって法律が異なる
日本は全国的に法律が統一されていますが、アメリカは国土面積が広大なため、州によって法律が異なります。
ある州では許可されていることが、隣の州に行ったら違法だった…というケースも珍しくないので、アメリカへ旅行する際は訪れる州の法律の中でも、他国の人がやりがちな違法行動やタブー行動を確認しておきましょう。
2.カナダでは横断歩道以外で道路を渡るのは罰金対象
日本でも横断歩道以外の道路を渡ることはタブー視されているものの、法律では歩行者優先になるため、横断歩道以外の場所を歩行者が渡っていたとしても、車両側が停車して譲らなければいけません。
しかし、カナダをはじめ、多くの海外の国では横断歩道以外の道路を歩行者が横断する行為は罰金対象となります。
また、日本のように歩行者優先ではないため、横断歩道以外の場所を渡ってしまうと、そのままはねられてしまう危険性もあるので注意しましょう。
3.シンガポールではガムを持ち込む行為が禁止
シンガポールは日本でも海外旅行先として人気です。そのため、ご存知の方が多いと思いますが、ガムを路上で吐き捨てたりイタズラする行為を避けるため、シンガポールに入国する際はガムを持ち込む行為自体が禁止されています。
ガムを路上で噛んだり持ち歩いていることが発覚してしまうと、高額な罰金を課されたり2年以下の懲役となる恐れがあるので気をつけましょう。
4.公共の場所で写真撮影すると身柄確保も
日本は写真撮影に厳しい法律があまり適用されていません。しかし、海外では重要な機密情報が漏洩しないように対策するため、公共の場所での写真撮影が禁止されていることも多いです。
例えば、空港や駅などが代表的な場所です。他にも国や地域によっては、特定の公園内なども該当するケースがあるので、写真撮影する際は必ずその場所で写真を撮影しても問題ないか確認しましょう。
5.飲食店内や自室以外での飲酒は禁止
日本では路上で飲酒する人をよく見かけますが、海外の人が日本に訪れたとき、この光景に驚愕するといいます。なぜならば、海外の多くの国では飲食店内や自室以外での飲酒が禁止されているからです。
アルコールを屋外で摂取することでトラブルが発生しやすくなるという点が最大の理由だと考えられます。暴力沙汰などを起こさないよう、道端やホテルのロビーなどで飲酒していると、罰金を課されたり、そのまま逮捕されてしまうケースもあるので注意してください。
他にも日本人がやりがちなタブーマナーも
他にも日本人がやりがちな行動で、以下の行為は違法になったりマナー的にタブー視される傾向にあるので気をつけましょう。
- 人前で鼻をすする
- マスクをする
- 麺類を音を立てて食べる
- 大声を出して店員を呼ぶ
- 短時間でも子どもを1人にする
- 歩きスマホ
- その土地の自然のものを持ち帰る
- 海外でタブーなジェスチャーをやってしまう
ジェスチャーに関しては、その国によってタブー視される動きが異なります。必ず渡航前に確認してください。
海外へ行く前にその国の常識や基本の法律を把握して
国によって、その土地の法律や考え方は大きく異なります。違いに直接触れる貴重な機会ですが、違法やマナー違反を犯してしまうとトラブルに発展する恐れもあるので、終始楽しい海外旅行を満喫するためにも、渡航前にその国の常識や基本的な法律を把握しておきましょう。