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掃除機はなんでも吸い込めるわけではない
床に落ちているゴミであれば、掃除機でなんでも吸っていいと思っている人がいますが、これは実はNG。小さいものであっても、掃除機に負荷をかけてしまうものは吸い込んではいけません。どのようなものを吸い込むべきでないのか、正しい知識を身につけて掃除機を長持ちさせましょう。
掃除機が故障する『吸ってはいけないもの』4選
掃除機で吸い込んではいけないものは、以下のようなものがあります。
1.水分・水分を含んでいるもの
水分を掃除機で吸うと、掃除機が漏電する確率が高まります。
- 水
- ジュース
- お茶など
生活の中にありふれているものばかりで、ちょっとこぼしたとき拭き取るのが面倒だと思いやすいものばかりです。しかし、吸うと掃除機が漏電する恐れがあるのでこまめに拭き取る習慣を持ちましょう。
2.先端がとがっているもの
先端がとがっているものを吸うと、ホース部分の穴が開く恐れがあります。プラスチックの内側にも吸い込む勢いで無数の傷をつけるため、吸い込むべきではありません。
- 子どものおもちゃ
- 釘
- ガラス
- 画鋲
- つまようじ
- ヘアピンなど
生活の中に先端がとがっているものは思いのほか多く、ちょっとした油断で吸い込む可能性があります。特に小さなお子さんがいる家庭や、髪の毛が長くヘアピンを日常的に使用する人、職業柄釘などをよく使用する人は床に落ちていないか特に注意しましょう。
3.引火性のもの
家庭内にある引火性のものとは、以下のものがあります。
- シンナー
- 塗料類
そのほかにも、灯油やガソリンを吸うのは危険です。掃除機が爆発する可能性があります。そのほかにも、亜鉛や化学物質やマグネシウムなどの爆発や発熱の可能性がある粉塵、ガス、蒸気類を吸い込むと、爆発や火災につながります。家庭内だけでなく、職場での掃除機の使用方法も注意してください。
4.粒子が細かいもの
日常生活の中にある粒子が細かなものは、小麦粉が挙げられます。料理をするとき使用頻度が高い食材で、こぼれやすいものなので、ちょっとこぼれてしまったときに掃除機で吸い込んでしまいがちですよね。掃除機で吸うと、掃除機が故障する恐れがあります。
自宅周辺にブロック塀を作るときなどに使用する、購入してすぐに粉状のセメントも、掃除機で吸うと故障する原因になるので取り扱いには十分注意してください。
掃除機で吸ってしまってはいけないものを吸ったときの対処方法
掃除機で吸ってはいけないものを吸ったときの対処方法は、以下の通りです。
- 水分…拭き取って1日ほど乾燥させる
- とがったもの…けがをしないよう取り出す
- 粉類…フィルターも込みで拭き取り掃除を行い、粉の粒子が残らないよう配慮する
掃除機で吸ってはいけないものを吸い、継続使用すると、掃除機が故障する恐れがあります。正しい方法で対処し、掃除機を長く使用しましょう。
まとめ
掃除機はどんなものでも吸ってよいわけではありません。吸うべきではないものを吸ったときには、正しい対処方法を取って掃除機をきれいな状態にしましょう。