たまねぎを切る時、涙を出さないようにする裏ワザ5選 泣いてしまう原因から紐解く対処法

たまねぎを切ると、だんだん鼻の奥が痛くなってきたり、目が痛くなって涙が出てしまいますよね。調理中に手を止めてしまうとその分時間のロスにつながり、目の痛みはなかなかなくならないので厄介です。たまねぎを刻んで目が痛くなる原因と、涙が出ないための対処方法を実践し、快適にたまねぎを調理しましょう。

たまねぎを切ったら涙が出る原因とは

玉ねぎを切って涙が出る女性

たまねぎを切ると、たまねぎ内に含まれる細胞が破壊され、たまねぎに含まれているアミノ酸などを混ざり合います。その結果硫化アリルという物質が発生し、これを吸い込むことで目の痛みが生じるのです。

たまねぎを切る時、涙を出さないようにする裏ワザ5選!対処方法を実践して涙知らずで調理

まな板の上の玉ねぎ

たまねぎを切るときに涙を出さないためのコツは、以下のものがあります。

1.たまねぎを十分冷蔵庫で冷やし、硫化アリルの揮発を抑える

たまねぎを冷蔵庫で十分に冷やすことによって、温度が高いと揮発する硫化アリルの性質を抑えらえます。完全に抑制することはできませんが、手早く刻んでしまえば効果を感じやすくなります。

冷蔵庫でたまねぎを冷やすときは、30分を目安にしましょう。時間がないときは、冷凍でたまねぎを冷やすことも有効です。冷やしすぎてしまうと食感を損なうので、その点には注意です。

2.繊維に沿ってたまねぎを切り、刺激を与えないようにする

繊維に沿ってたまねぎを切ると、たまねぎに余分な負荷をかけずに済みます。たまねぎから硫化アリルが発生するのは、前述したようにたまねぎの細胞が壊れることが原因です。細胞を破壊しないためには、繊維に沿って包丁を入れるよう心がけてください。

繊維に沿って切れば、細胞を全く傷つけないというわけではありません。しかし、細胞の破壊を最小限度に抑えられます。

3.水につけ、硫化アリルの揮発性を抑制する

たまねぎを水にさらすことで、硫化アリルの揮発性を抑えることができます。たまねぎを半分にカットして、水につけつつ刻んでいきましょう。

たまねぎは半円形になっているので、水が付着すると表面が滑りやすくなります。その点には十分気をつけましょう。

4.レンジで加熱し、たまねぎの成分そのものを変化させる

電子レンジでたまねぎを加熱することによって、たまねぎの成分そのものを変化させる方法もあります。硫化アリルは熱に弱いので、カットしたたまねぎでも有効な手段です。

皮つきで1個丸ごとたまねぎを電子レンジで加熱する場合は、30秒から1分ほど加熱しましょう。カットしているものは、ラップをまいてください。あまり長時間加熱すると柔らかくなってしまうので、様子をみて加熱しましょう。

5.よく手入れした包丁を使用し、手早くたまねぎを刻む

手入れされていない包丁は切れ味が悪いので、力いっぱい包丁を使用し、たまねぎにかけなくていい負荷をかけてしまいます。その結果細胞が壊れやすくなり、硫化アリルの発生率を高めます。

よく手入れした包丁を使用することで、たまねぎを手早く調理しやすくなりますよ。

まとめ

たまねぎを切ると涙が出る理由を把握し、自分にあった対処方法を実践してみましょう。冷やしすぎ、水につけすぎ、温めすぎには十分注意してください。

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