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炊いた後に余ったご飯は冷凍して日持ちさせるのがベスト
ご飯を多めに炊いた時、一回の食事で食べきれないことはありませんか。ご飯が余ったり多めに炊いた時は、冷凍保存することで約1週間〜1ヶ月、日持ちさせることが可能です。
しかし、冷凍したご飯を解凍する時、口に入れてみたら「なんかパサパサしている」「お米がくっついてベチョベチョに…」と不満を感じたことがある人も多いでしょう。
その原因は、炊き立てのご飯を冷凍する時の方法にあるのかもしれません!正しく冷凍して、解凍時も美味しく食べられるよう工夫しましょう。
炊いたご飯を冷凍する時の『5つのタブー』
炊いたご飯を冷凍する時は、解凍時に食感が悪くならないようポイントを押さえることが重要です。ここでは、炊いたご飯を冷凍する時のタブー行為とやってはいけない理由を解説します。
1.冷ましてからラップで包む
一見すると、「冷凍するのだからご飯を冷ましてからラップに包んだほうがいいのでは」と思う方もいるでしょう。しかし、冷ましてからラップに包んでしまうと、お米が硬くなってしまい、解凍時にパサパサとした乾燥した食感になってしまいます。
したがって、ご飯を冷凍するときは、ラップで包む場合も容器に入れて保存する場合も、どちらも熱い状態で密閉してください。
2.包むときにお米をぎゅっと押しつぶす
ご飯を包んだり容器に入れたりする時、冷凍庫の中で幅を取らないようにとギュッとお米を押しつぶすように包んだり容器に入れたりしていませんか。
包む時にお米をギュッと押しつぶしてしまうと、解凍して口に入れた時にお米1粒1粒の食感を味わえなくなり、おいしさが半減してしまいます。
3.冷凍時に厚みを均一にしない
容器に入れたりラップに包んだりして冷凍する際、厚みを均一にせずに密閉してしまうのはNGです。この状態で冷凍してしまうと、解凍時に温め方にムラができてしまい、上手く解凍できません。
ラップに包む際も厚みを均一に、なるべく熱が行き渡りやすいように平たい状態に成形し包むことで、解凍時に温めムラができにくくなります。
4.全量をひとまとめにして冷凍する
炊いて余ったお米をすべてひとまとめにして冷凍してしまうと、解凍する時にすべての量を一度に解凍することになります。それでも問題ないという場合はよいのですが、解凍した後に食べきれなかった場合、再冷凍はできないので廃棄しなければならなくなる恐れも…。
なるべく1人1食分の量ごとに容器やラップで小分けにし、解凍時にちょうど良い量になるよう事前に一工夫しておくと使いやすいでしょう。
5.熱いまま冷凍庫に入れる
ラップに包んだり容器に入れた熱々のご飯は、粗熱をとってから冷凍庫に入れてください。そのまま入れてしまうと、冷凍庫の中の温度が急激に上昇し、他の食品に影響を及ぼす恐れがあります。
金属トレーの上に置いておくと、通常よりも粗熱が取れやすくなるので、ラップに包んだご飯は金属トレーに置いて熱を冷ましましょう。
炊いたご飯を冷凍する時のポイントは?
炊いたご飯を冷凍する時は、解凍時に美味しく食べられるようポイントを押さえて冷凍しましょう。
- 熱い状態でふんわりとラップに置く(または容器に入れる)
- 厚みを均一にしてから包んで密閉する(蓋をする)
- ラップに包んだご飯はさらにフリーザーバッグにまとめる
- 粗熱を取ってから冷凍庫に入れる
この順序で冷凍保存します。一度に食べ切れる量に小分けしてラップに包んだり容器に入れたりすると、より解凍時に便利です。
炊いたご飯はおすすめ方法を参考に冷凍保存しよう
炊いたご飯は正しい方法で冷凍すると、解凍した時もお米本来のふんわりとした食感が楽しめます。次回、ご飯を冷凍する際は、今回紹介したタブー行為や冷凍する時のポイントを参考に冷凍保存してみてくださいね。