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「1回なら…」の油断がトイレ詰まりの原因に
基本的にトイレは「水」「トイレットペーパー」「排泄物」だけを流す想定で製造されています。そのため、それ以外のものはなるべく流さず、正しい使い方を心がけなければトイレ詰まりにつながってしまいます。
最近では、「トイレに流せる〇〇」といった製品も多く登場しているため、これらの製品は流すことが可能です。しかし、トイレットペーパーにも言えることですが、一度に大量のものを流してしまうと、水溶性の製品であっても詰まってしまう恐れがあります。
当然ながら水溶性でないものを流してしまうと、より詰まりやすくなるため、「一回だけなら大丈夫だろう」という油断でトイレが詰まってしまった…という事態に陥りがちです。
トイレ詰まりの原因に…絶対に流してはいけないもの5選
トイレ詰まりの原因になりやすいものには、どのようなものが該当するのでしょうか。ここでは『トイレに絶対に流してはいけない流しがちなもの』を5つ紹介します。
1.不溶性ティッシュペーパー
ティッシュペーパーの中にはトイレットペーパーのように水溶性の製品も多く販売されるようになりました。そのため、油断して「これも流せるだろう」と不溶性のティッシュペーパーを流してしまう人が後を絶ちません。
トイレットペーパーと似ていますが、一般的なティッシュペーパーは水に溶けるように作られていないため、トイレに流してしまうと1〜2枚でも流れ方によっては張り付いてしまい、トイレ詰まりの原因になります。
2.生理用品
女性の場合は、使った生理用品の捨て場所に困り、そのままトイレに流してしまうという人もいます。生理用品は当然ながら水溶性ではありません。むしろ吸水性が高い製品なので、トイレの水を吸い込み膨れ上がり、トイレ詰まりを起こすリスクが非常に高いです。
また、意図的でなくても誤ってトイレの中に落としてしまったというケースもあるでしょう。その場合は流すのではなく、見える場所であれば取り除き、すでに奥へと入ってしまった場合は適切な対応をとってください。
3.紙おむつ
紙おむつは特に吸水性が高い製品なので、絶対にトイレに流してはいけません。1枚でもトイレに流すと途端にトイレの排水管を塞いでしまい、水が流れなくなってしまいます。
見える場所で止まっている場合は引き摺り出して取り除けば問題ありませんが、内部に入ってしまった場合は速やかに業者に連絡して、適切な処置方法で取り除いてもらいましょう。
4.鉱物性のトイレ砂
ペットのトイレ砂を処分が面倒だからとトイレに流してしまう人がいます。トイレ砂によっては「トイレに流せます」と記載のある製品もありますが、多くの場合、トイレに流せないので注意してください。
特に鉱物性のトイレ砂の場合、水を含むと粘り気を帯び固まる性質を持ちます。トイレの内部で固まってしまうと取り除く際も厄介なので、絶対に流さないようにしましょう。
5.生ゴミ
生ゴミはどのご家庭でも処分が面倒に感じますよね。しかし、だからと言ってトイレに流すことは絶対にやめてください。食べ物関連はトイレに流してしまうと溶けずに排水管で詰まってしまい、異臭を発生させます。
また、嘔吐物もトイレに大量に出してしまうと詰まる危険性があります。その後問題なく流れていれば良いですが、少しでも「流れが悪いな」と違和感を覚えた場合は、業者に連絡してください。
トイレに誤って異物を流してしまった時の対処法は？
もしもトイレに誤って異物を流してしまった場合、どのように対処するべきなのでしょうか。不溶性のものにラバーカップを使ってしまうと、余計に悪化するケースもあるので、まずは以下の方法を試してみてください。
- 汚水枡にスコップなどを刺して異物が流れないよう止める
- 丸めたトイレットペーパーを水で流してみる
- 汚水枡に流れてきた異物を取り除く
- 異物が流れてこなかった場合は業者に依頼する
水溶性のものにはラバーカップが有効ですが、不溶性のものは家の外部にある汚水枡に流れてくるか確認し、流れてきた場合は取り除きます。
もしも流れてこなかった場合は、内部で詰まりを起こしているか流れていってしまった可能性があるので、専門業者に連絡してください。
トイレに流せるものはトイレットペーパー、水、排泄物のみ
いかがでしたか。トイレには「トイレットペーパー」「水」「排泄物」以外のものは基本的に流さないように注意してください。もしも今回紹介したような異物を流してしまった場合は、なるべく早めに専門業者に依頼することをおすすめします。
