車の寿命を縮めるNG行為10選!知らずにやってしまう危険な習慣とは?

故障した車

車は非常に高いものなので、こまめに買い替えるのは難しいものです。だからこそ、大切に扱って長く乗りたいですよね。そのためには、普段の車の乗り方やメンテナンスが深く関わってきます。どのような乗り方をすると、車の寿命を縮めてしまうのでしょうか。普段の運転方法を振り返りながら、NG行為がクセにがついていないか確認してみましょう。

乗り方ひとつで、車の寿命は変わる!

車に乗った女性

昨今の車は非常にハイスペックで、軽自動車であっても十分な馬力があります。運転のしやすさが年々向上し、デザインも個性的でかわいらしいものがたくさん発売されていますよね。しかし、車のスペックが上がったからといって、大きな負担をかけてしまう乗り方をしてしまうのはNG。

例えば、高性能な車だからといって、いつも全開で走らせるのは避けましょう。エンジンに必要以上の負担をかけることになり、長期的には車の寿命を縮めることにつながります。どのような運転が車に負荷をかけてしまうのか、具体的にチェックしてみましょう。

車の寿命を縮めるNG行為10選

困惑する女性

車の寿命を縮めてしまう行為には以下のものが挙げられます。日常的にやってしまっているものはないでしょうか?それぞれの詳細を見ていきましょう。

1.急な操作が頻繁

車酔いする人が嫌う荒い運転は、大体「急」がつくものが盛り込まれています。これは車にとっても負担が大きい運転なので、癖になっている人は要注意!

  • 急ブレーキ
  • 急カーブ
  • 急発進
  • 急加速

これらの操作は、ハンドル部分であるステアリングの故障につながる可能性があります。「急」が付く運転を繰り返すのはNG。乱暴な運転は同乗者から嫌われる原因につながるだけでなく、車の各部品に不必要な負担をかけることになります。

特に注意が必要なのが、エンジン始動直後の急発進や急加速です。エンジンが十分に暖まっていない状態での急な操作は、エンジン内部に大きな負担をかけてしまいます。寒い日の朝などは特に気をつけましょう。

2.車止めにタイヤをぴったり引っ付けて停車する

車止めにきっちりとタイヤをつけて駐車するのは、狭い駐車場であればマナーともいえる行動です。しかし、広い駐車場の場合は、できるだけタイヤを車止めに引っ付けて停めないよう心がけましょう。

  • タイヤに大きな圧力がかかってしまう
  • タイヤの溝や、車についているクッション部分であるサスペンションに、負荷をかける

短時間の駐車ならまだしも、何日も上記のような状態で車を停めてしまうと、寿命を縮める行為につながります。特に長期駐車の際は、タイヤと車止めの間に少し隙間を作るよう心がけましょう。

3.停車した状態でハンドルを動かす

停車した状態でハンドルを動かすと、タイヤの溝に大きな負荷をかけてしまいます。これは、タイヤが地面と強く接している状態で無理に向きを変えようとするためです。車の寿命を縮める可能性が高いので、駐車するときは停車までにハンドルがまっすぐになるよう調整しましょう。

もし駐車位置を微調整する必要がある場合は、わずかでも車を動かしてからハンドルを切るようにしましょう。これにより、タイヤへの負担を大幅に軽減できます。

4.サイドブレーキを踏むタイミングが早い

サイドブレーキを踏んで、シフトレバーをパーキングに入れるのはNG!この順序を間違えると、シフトチェンジを行うトランスミッションに負担がかかり、故障の原因につながります。

正しい手順は以下の通りです。

  • 1. 車を完全に停止させる
  • 2. シフトレバーをパーキングに入れる
  • 3. サイドブレーキを引く

この順序を守ることで、トランスミッションへの負担を軽減し、長期的に車の寿命を延ばすことができます。

5.メンテナンスを怠る

車に直接負荷をかける操作をしていないとしても、メンテナンスが不十分だと寿命を縮める恐れがあります。定期的に以下のメンテナンスを行いましょう。

  • エンジンオイルの交換
  • タイヤの溝のすり減り具合の目視
  • タイヤの空気圧のチェック
  • 定期的なボディコーティングやワックスがけ

特にタイヤの空気圧チェックは重要です。適切な空気圧を保つことで、タイヤの偏摩耗を防ぎ、燃費も向上します。また、エンジンオイルの定期交換は、エンジンの寿命を延ばす上で非常に重要です。メーカーが推奨する交換時期を守りましょう。

6.長期間使用せずに放置する

車を長期間使用せずに駐車したままにすることは、意外にも車の寿命を縮める原因となります。バッテリーの放電、タイヤの変形、各種オイルやフルードの劣化など、様々な問題が発生する可能性があります。できるだけ週に2〜3回は短距離でも走行させ、車の各部分を適度に動かすことが大切です。

7.長時間のアイドリング

長時間のアイドリングは、エンジンに不必要な負担をかけます。特に冬場、暖機運転と称して長時間アイドリングさせる人がいますが、これは逆効果です。現代の車は走りながら暖まるように設計されているため、長時間のアイドリングは避け、すぐに発進するようにしましょう。

8.完全に停車する前に前進・後退する

車が完全に停止する前にギアを切り替えるのは、トランスミッションに大きな負担をかけます。特にオートマチック車の場合、この操作を繰り返すとトランスミッションの寿命を著しく縮めることになります。必ず完全に停止してからギアを切り替えるようにしましょう。

9.ガソリンを満タンまで給油しない

ガソリンタンクを常に満タンに近い状態に保つことは、燃料ポンプの寿命を延ばすのに役立ちます。タンク内の空気が少ないほど、燃料ポンプの冷却効果が高まり、過熱を防ぐことができます。できるだけ満タン給油を心がけましょう。

10.エアコンを作動させたまま急発進する

エアコンを作動させたままの急発進は、エンジンに大きな負荷をかけます。特に夏場、エアコンを強めに設定している状態での急発進は避けましょう。発進時はエアコンの設定を弱めるか、一時的にOFFにしてからゆっくり発進し、その後エアコンを調整するのが良いでしょう。

愛車に長く乗るために意識すべきこととは

洗車

車は大きな買い物です。大切な愛車に長く乗り続けるためには、以下のことを心がけましょう。

  • ゆっくり発進し、急ブレーキや急カーブを防ぐ
  • 車止めにタイヤを引っ付けず、寸止めで停車する
  • 車を停めたあと、ハンドルを切らない
  • 停車→パーキング→サイドブレーキの順で駐車する
  • 時間を作って、メンテナンスを行う習慣をつける
  • 長期間停車させず、週に2〜3回は短距離でも走行させる
  • ガソリンは常に満タンに近い状態を保つ
  • エアコン使用時は発進に注意する

普段の運転はもちろん、異音や異臭がしないか、普段の使い心地と異なる部分がないかなど細やかに気を配り、異変にいち早く気が付くことも重要です。これらのポイントを意識することで、愛車を長く大切に使うことができるでしょう。

結果として、車の買い替え頻度が下がり、長期的には大きな経済的メリットにもつながります。大切な愛車との良好な関係を築き、長く安全に乗り続けられるよう、日々の運転とメンテナンスに気を配りましょう。

まとめ

車の寿命を縮める行動は、日常的に起こりがちです。本記事で紹介したNG行為を避け、適切な運転とメンテナンスを心がけましょう。急な操作を控え、正しい駐車方法を実践し、定期的なメンテナンスを怠らないことが大切です。エンジン始動直後の急な操作も避けましょう。

これらの点に注意して丁寧に扱うことで、愛車との付き合いを長く楽しむことができます。日々の小さな心がけが、車の寿命を大きく左右することを忘れないでください。

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