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結婚式の『友人スピーチ』では忌み言葉に要注意!
20代半ばを過ぎると、徐々に友人から結婚式の招待状が送られてくるようになります。中には受付や友人スピーチをお願いされることもあるでしょう。結婚式の友人スピーチをお願いされたときは、事前にスピーチ内容を考えますよね。しかし、どのような内容にするか、どのような言葉に気をつけるべきなのか悩む人も多いはず。
慶事や弔事では、言葉選びに気をつけるべきと言われています。結婚式で友人スピーチする際は、相手を傷つける言葉や不幸を連想させるような忌み言葉、雰囲気を壊すような表現は避けてください。また、極端な表現や特定の信仰に関する言葉も避けるべきです。以下のポイントを押さえることで、より素晴らしいスピーチになります。
- 新郎新婦の良いところを具体的に褒める
- 友人ならではの心温まるエピソードを盛り込む
- 明るく、のびのびとした態度でスピーチする
スピーチの長さは3〜4分程度を目安とし、明るく、のびのびとした態度で話すことを心がけましょう。友人代表として選ばれた栄誉を胸に、心を込めたスピーチで二人の新たな船出を祝福しましょう。
これらのポイントを意識しつつ、使うべきではない表現にも注意を払いましょう。次の項目では、結婚式の友人スピーチで避けるべきNGワードについて詳しく見ていきます。
結婚式の友人スピーチで避けるべきNGワード5選
結婚式の『友人スピーチ』では、どのような言葉に気をつけるべきなのでしょうか。ここでは、結婚式の『友人スピーチ』で避けるべきNGワードを5つのカテゴリーに分けて紹介します。これからスピーチ内容を考える方は、ぜひ参考にしてください。
1 別れを連想させる言葉
結婚式は愛し合うふたりが結ばれたことを祝う慶事です。そんな結婚式に、別れを連想させるような言葉は不適切なので避けましょう。
- 終わる、切る、捨てる、離れる、ほどける、別れる
- 去る、離婚、別居、解消
上記のような言葉は、結婚したふたりに離婚をイメージさせてしまう恐れがあります。例えば、「学生時代の恋愛は終わったけど、新しい人生が始まりますね」という表現は避け、「学生時代の思い出を胸に、新しい人生のスタートを切りますね」というように言い換えましょう。
2 不幸を連想させる言葉
せっかくの晴れの舞台に不幸を連想させる言葉も相応しくありません。
- 落ちる、欠ける、壊す、最後、散る
- 短い、病む、痛い、悪い、失敗
上記の言葉は、これから結婚生活を送るふたりに不幸な出来事を想像させてしまいます。例えば、「結婚生活で失敗しても、互いに支え合ってください」という表現は避け、「結婚生活で困難があっても、互いに支え合って乗り越えていってください」というように言い換えると良いでしょう。
3 結婚の繰り返しを連想させる重ね言葉
同じ言葉を繰り返す重ね言葉も結婚式のスピーチには適切でないと言われています。これから結婚生活を送るふたりに再び結婚すること、つまり離婚し新たな人と出会うことを連想させてしまうからです。
- 重ね重ね、くれぐれも、しばしば、たまたま、次々
- 度々、再々、いよいよ、またまた
このような言葉は別の表現に言い換えてスピーチに落とし込みましょう。例えば、「重ね重ねになりますが、お二人の幸せを願っています」という表現は避け、「心からお二人の幸せを願っています」というようにシンプルに伝えると良いでしょう。
4 不適切な比喩や誇張表現
極端な表現や不適切な関係性を示唆する比喩は避けましょう。
- 「死ぬほど」「地獄のような」などの極端な表現
- 「まるで親子のような」など、不適切な関係性を示唆する比喩
例えば、「二人の仲の良さは、まるで親子のようです」という表現は避け、「お二人の深い信頼関係に、いつも感銘を受けています」というように言い換えると良いでしょう。
5 特定の宗教や信仰に関する言葉
結婚式の参列者の信仰は様々です。特定の宗教や信仰に偏った表現は避けましょう。
- 特定の宗教の神や教義に関する言葉
- 「運命」「天命」など、特定の信仰観を強調する言葉
例えば、「二人の結婚は神様が決めた運命です」という表現は避け、「お二人の出会いと結婚を心からお慶び申し上げます」というように、より一般的な表現を使うと良いでしょう。
これらのNGワードに注意を払うことで、より洗練された印象のスピーチになります。適切な言葉選びを心がけ、新郎新婦とゲスト全員が心地よく感じられるスピーチを目指しましょう。
過去の暴露話や恋愛エピソードは避ける
新郎新婦の過去について知っているからといって、言われたくないような過去を暴露するのは絶対にNGです。特に注意すべき話題には以下のようなものがあります。
- 高校時代の不真面目なエピソード
- 過去の失敗談
- 以前の恋愛関係についての言及
これらの話題は、新郎新婦への悪い印象を持たれかねません。また、会場の雰囲気を気まずくする可能性もあります。例えば、「昔は合コン三昧だったけど、やっと落ち着きましたね」といった発言は避けましょう。代わりに、「お二人の出会いが、かけがえのない縁となりましたね」というように、現在の幸せに焦点を当てた表現を使うと良いでしょう。
スピーチで話したい内容が決まったら、新郎新婦に「このエピソードを話してもいい?」と軽く確認しておくとより安心です。過去の話題を避けることで、より前向きで祝福に満ちたスピーチになります。
くだけすぎた話し方や内容に注意
新郎新婦とは気心の知れた仲だからといって、くだけすぎた話し方や内容は避けましょう。会場には両親や親族、会社関係の人もいることを忘れないでください。
- 下ネタや内輪ネタ
- 敬語を全く使わない乱暴な話し方
- 新郎新婦をけなすような内容
友人のスピーチはそこまで堅苦しくなる必要はありませんが、「みんなの前でスピーチしている」ということは忘れずに話したいですね。例えば、「あいつは本当にドジだけど、なぜか憎めないんだよね」といった表現は避け、「彼の優しさと誠実さに、いつも感心させられます」というように、相手の良さを丁寧に表現しましょう。
適切な言葉遣いと内容を心がけることで、会場全体が温かな雰囲気に包まれるスピーチになります。
まとめ
結婚式の友人スピーチは、新郎新婦への祝福と感謝を伝える大切な機会です。心に残るスピーチを作るには、NGワードを避け、適切な表現を使うことが重要です。
別れや不幸を連想させる言葉、重ね言葉に加え、不適切な比喩や特定の信仰に関する表現も避けましょう。また、くだけすぎた話し方や内容にも注意が必要です。
代わりに、新郎新婦の良いところを具体的に褒め、友人ならではの心温まるエピソードを盛り込むことをおすすめします。適切な言葉選びと内容で、会場全体が温かな雰囲気に包まれるスピーチを目指しましょう。十分な準備と練習を重ねることで、きっと素敵なスピーチができるはずです。