あぐらをかくのはよくないって本当?その理由と正しい座り方を解説!

あぐらをかいて腕組みをする女性

ちょっとしたときに、椅子の上であぐらをかくのがクセになっていませんか?あぐらをかくことそのものがよくないわけではありませんが、骨盤が曲がりやすくなり、姿勢が悪くなる原因にもつながります。今回は、あぐらをかくことで姿勢が悪くなる理由と、正しい座り方のコツをご紹介します。

あぐらをかくと骨盤や背骨に負担がかかるかも

リラックスしているときや、在宅勤務のときなど、ふとしたときにあぐらをかいて一息つくことは悪いことではありません。でも、長時間あぐらをかき続けるのは、骨盤や背骨などに負担をかけている可能性があるので注意しましょう。

実は、あぐらをかきたくなる理由にはいくつかあります。長時間座っていることによる足のむくみや冷え、ストレス解消などが主な原因です。特に椅子に座っているとき、足先の冷えを感じて無意識にあぐらをかいてしまうことも多いのです。

例えば、長時間のデスクワークで足が冷えてきたとき、つい椅子の上であぐらをかいてしまった経験はありませんか?一時的な安らぎを感じるかもしれませんが、実はこれが姿勢の乱れにつながっているかもしれないのです。

今回は、あぐらをかくと姿勢が悪くなる原因をご紹介します。具体的にどのような悪影響があるかを、確認してみましょう。正しい姿勢を保つコツも紹介しているので、姿勢をよくしたい人必見です。

あぐらをかくと姿勢が悪くなる原因

腰痛の女性

あぐらをかくと、具体的にどのように姿勢が悪くなってしまうのでしょうか。原因をしっかりと把握して、あぐらをかくときには注意してみてください。

1.猫背になりやすい

あぐらをかいてリラックスしているとき、パソコンやスマホを眺めていると猫背になりがち。しかし猫背は体への負担が大きく、さまざまなマイナートラブルを招く原因になるので注意しておきましょう。

  • 首から肩のラインにかけての筋肉がこりやすくなる
  • 筋肉のこりによる頭痛を起こしやすくなる
  • ストレートネックの原因になることもある
  • 腰に負担をかけ、腰痛を招く

気を抜いたときに猫背になってしまいがちなので、リラックスするときほど猫背には注意が必要です。例えば、スマホを見ながらあぐらをかいていると、知らず知らずのうちに首が前に出て、背中が丸くなっていませんか?このような姿勢が習慣化すると、長期的に姿勢の悪化につながる可能性があります。

2.骨盤が開きっぱなしになる

あぐらをかくと、太ももの内側が開いた状態になります。少しストレッチを行うときにこの姿勢になると、筋肉が程よく伸びて気持ちがいいですよね。しかし、何時間も骨盤が広がった状態が毎日続いてしまうのはよくありません。骨盤が開いた状態が長時間に及ぶと、開いた状態がクセになってしまいます。

クセになったら矯正するのが難しくなり、徐々に骨盤がゆがんでしまい、姿勢が悪くなってしまうのです。体のゆがみや随所の痛みやこりなど生活に支障が出ることもあるので、長時間あぐらをかいて座らないよう心がけてください。

さらに、あぐらをかくことで血行不良を引き起こし、足のむくみやしびれ、冷えを感じやすくなります。長期的には、O脚を助長したり、腰痛のリスクを高めたりする可能性もあるのです。

正しい姿勢を保つコツ

背中を伸ばした女性

正しい姿勢で座るコツは、骨盤を意識することが重要です。骨盤が前後左右どこかに傾いていると、体重がかかってしまうので、姿勢が悪くなってしまいます。そうならないためにも、以下のポイントをチェックしてみてください。

  • 肩が平行になっているか
  • 骨盤が立った状態でキープできているか
  • 椅子に座るとき、深く座れているか
  • 足をしっかりと床につけているか
  • 背筋を伸ばしているか

例えば、デスクワーク中は定期的に自分の姿勢をチェックしてみましょう。背中がイスの背もたれにしっかりついているか、足が床にしっかり着いているか、肩の力が抜けているかなどを確認します。

上記のような座り方のポイントを守ると、骨盤がゆがまず正しい姿勢をキープしやすくなります。一気にすべてのポイントを守るのが難しい人やデスクワーク中心で座っている時間が長い人は、骨盤クッションを使ってみましょう。座り方が比較的簡単に改善できるのでおすすめです。

あぐらをかかないための対策

あぐらをかきたくなったときは、次のような対策を試してみましょう。

  • 足を立てて座る:足元に台を置いて、足を少し持ち上げる姿勢を取ります。これにより、足の血流が改善され、むくみも軽減されます。
  • 適切な椅子を選ぶ:背もたれや座面が調整可能な椅子を選び、自分の体に合わせて調整しましょう。長時間座る場合は、体をサポートする機能があるオフィスチェアがおすすめです。
  • クッションや腰枕を使用する:背中や腰のサポートになり、正しい姿勢を保ちやすくなります。

また、長時間座り続けることも避けましょう。定期的に立ち上がって軽い体操やストレッチを行うことで、体のこりを解消できます。

例えば、腰に手を当ててお腹を引っ込めたまま、腰をグーっと前に出しながら上半身を後ろに反らすように体を伸ばす簡単な体操を試してみてください。これは、デスクワークの合間に椅子に座ったままでもできる簡単なストレッチです。

まとめ

あぐらをかいてリラックスすることは、決して悪いわけではありません。しかし、長時間骨盤が開いたままの体勢をキープしてしまうと、姿勢が悪くなってしまう可能性が高くなります。自分の姿勢を見直し、体をより美しく見せるためにも正しい姿勢で座れるよう少し注意しましょう。

オフィスや公共の場では、あぐらをかくことはマナー違反と捉えられることもあります。TPOに応じた適切な座り方を心がけることも大切です。正しい姿勢を意識し、定期的に体を動かすことで、健康的で快適な毎日を過ごしていきましょう。

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