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ストーカー相談は年間約2万件!該当する行為とは
ニュースを見ていると、ストーカーによる恐ろしい事件が目につくことがありますよね。実は、ストーカーの相談件数は、年間約2万件も寄せられていることをご存知でしょうか。それほど多くの人がストーカー被害に日々怯えているのです。
ストーカー規制法に該当する行為には、主に以下のような行動が挙げられます。
- 尾行し付きまとう
- 対象者の行き先で待ち伏せする
- 対象者の進路に立ち塞がる
- 対象者の行動圏内で見張りは押しかけ、彷徨く
- 対象者に「言動を監視している」と告げる
- 強制的な贈り物の送り付け行為
- 面会や交際などを強制させるような要求
- 電話やメッセージでの迷惑行為
- 中傷行為など名誉を傷つける行為
- GPS機器などで勝手に位置情報を取得する
中には「あれ?」と違和感を覚えていたけれど、ストーカーとまでは思わなかったという初期段階に遭っている人も多く、そこから本格的なストーカー行為へと行動がエスカレートしてしまう事例もあるので注意してください。
ストーカーの可能性が疑われる超危険な5つの特徴やサイン
「実はストーカー被害に遭っていた」「もしかしてストーカーかもしれないけれど、警察に相談するほどの事案なのか判断しにくい」という人も多いでしょう。ここではストーカーの可能性が疑われる超危険なサインを紹介します。
1.行く先々で同じ人を見かける
違和感を覚えるほどに行く先々で同じ人を見かける、という状況に思い当たる節はありませんか。学校や職場、家の近所、買い物先など、場所は全く違うのに行く先々で同じ人を見かける場合は要注意です。
相手はあなたの行動を監視してつきまとっている恐れがあり、恐ろしいことに、知らないうちに位置情報を不法に取得されている可能性も疑われます。
2.あなたの情報を周囲の人に聞き回る
「最近、あの人がやたらとあなたの個人情報を聞き回っているみたいだよ」と周囲から心配されるような出来事はありませんか。この行為はストーカーの初期に見られる特徴に類似しています。
対象者の情報を勝手に得ることでその人のことを理解したような気になり、そこから「もっと知りたい」という欲求が増し、行動がエスカレートする危険性があります。
3.何度も交際や面会を要求してくる
元恋人や知り合いから、何度もしつこく交際や面会を要求されているケースも注意が必要です。
通常の感覚を持っている人ならば、こちらが断っていれば、数回で「脈がないな」「迷惑になるな」と諦めてくれるものです。
しかし、ストーカー気質を持つ人は、相手の気持ちに配慮はしません。それどころか「なんで応えてくれないんだ」と逆ギレする事例もあるので、より行動が過激になることもあります。
4.中傷や暴力的な言動で脅してくる
あなたが思い通りに動いたり応えてくれないと、悪口を言ったり暴力的な言動で脅してくる人は周りにいませんか。
例えば、交際の要求を断ったら「お前なんて〜なのに!」「家に押しかけてやるからな!」といった発言や殴る素振りを見せてくるなど、粗暴な言動が見られる場合は、事件に発展するケースも多いので特に注意が必要です。すぐに警察に相談しましょう。
5.反応していないのに電話やメッセージが何度も来る
ある日、特定の人から電話がしつこくかかってきたり、反応していないのに何通もメッセージが送り付けられたりする場合も注意してください。
また、SNSであなたを対象に卑猥な言動を繰り返したりダイレクトメッセージを何通も送り付けてくる行為もストーカーに該当します。
着信拒否設定をしたり、電話番号やメールアドレスなどを変更する、SNSのアカウントは鍵付きにするなど対処し、その後も治まらないようであれば警察に相談するべきでしょう。
ストーカー被害に遭ってるかもと不安になった時の対処法
今回紹介した事例や特徴を見て、「もしかしたら、今まさにストーカー被害に遭っているかも」と不安になった方も多いでしょう。その場合は、以下の対処法を実行しましょう。
- 被害内容を証拠として保管したり日記などに詳細に記録する
- 全ての要求にキッパリと拒否の姿勢を見せる
- 1人で行動することはなるべく控える
- 人通りの多い場所を選んで行動する
- 移動経路や行動範囲はランダムに変更する
- SNSやゴミなど個人情報に関連するものの扱いに注意する
- 警察総合相談電話番号(#9110)に相談する
- 警備会社に相談して対策してもらう
相手が接触してきているようならば、はっきりと拒絶の姿勢を見せることも大事です。その上で、自分の身を守るために複数人で行動したり、人通りの多い場所を選んで行動するなど対策しましょう。
行動がエスカレートしてきた場合は、警察に相談してください。また、金銭的に余裕がある場合は、警備会社に相談して対策してもらうのも1つの方法です。
大事になる前にストーカー対策を講じておこう
いかがでしたか。意外とストーカーの初期段階を見逃してエスカレートしてしまう事案が多く発生しています。相手にはしっかりと拒絶の意思を見せ、隙を与えないように注意を払ってください。