【富山】警部補(43)県警倉庫から『拳銃入れと手錠を盗む』”10年続けた”犯行がバレて『懲戒免職』…その後の供述が話題に「厳重注意だけ?」「処分が甘すぎる」

富山県警警務課の警部補の男が県警本部の倉庫から拳銃入れや手錠などを盗んでいたとして、建造物侵入と窃盗罪で起訴されました。男は今まで盗んでいた盗品をフリマアプリで売って利益を得ており、その総収益も話題に上っています。

40代警部補の男 県警本部の倉庫から備品を盗み売却していた疑いで懲戒免職

富山地検は今月14日、富山県警本部の備品倉庫から廃棄予定の拳銃入れ1点と手錠2点を盗んだとして、建造物侵入と窃盗罪で起訴しました。男は容疑を認めており、同日付で懲戒免職処分を受けたといいます。

起訴状によると、警部補は昨年7月〜11月頃にかけて拳銃入れ1点と手錠2点を盗んだといい、「住宅ローンの返済や生活費などの支払いに困っていた。組織に迷惑をかけて申し訳ない」と話しているとのことです。

また、過去約10年間にわたり、同倉庫から廃棄予定の階級章など約20点を盗んだほか、県警本部の車庫や過去に勤務していた旧富山中央署から警棒や警棒つり、夜光チョッキなど約50点、計約70点もの備品を盗んでいたと供述しています。

現在までに、警部補は盗んだ備品のうち約50点をフリマアプリで売却しており、150万円以上の利益を得ていたと見られています。

盗まれた備品類は既に売却されている物が多いことから、現在も回収しきれていない装備品などが複数あるとのことです。

監査官室によると、倉庫を管理していた昨年の警務課幹部2名と交通指導課時代の上司10名など、計12名を口頭厳重注意などしたといいます。

山崎隆之警務部長は今回の事件を受け、「法を適正に執行すべき警察官がこのような事案を起こしたことは誠に遺憾で、県民の皆様に深くおわび申し上げる。職員への指導を徹底し、信頼回復に努める」とコメントを発表しました。

このニュースに寄せられたネットの声

「厳重注意だけ?処分が甘すぎる」
「警察が盗むのは言語道断だが、フリマアプリで売れるのも大概だと思う」
「普通の生活水準くらいの給料もらっているはずなのに小銭稼ぎする必要があったのか」
「数百万程度のために、退職金と退職までの給料を棒に振るとは」
「手錠を売る人間も買う人間も、危険な一線を越えていることを自覚するべき」

法を守るべき警察が事件を犯したことに対して、ネットでは厳しい意見が多く寄せられています。また、150万円ほどの収益のために大きなリスクを冒したことに対して疑問を持つ声もありました。

コメントにもあるように、備品を盗んで売却できてしまう現状にも疑問が残ります。早急にアプリを運営している会社によるシステムの見直しや法整備、さらに管理体制の見直しが求められます。

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