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『カレーは二日目からが美味しい』というのは嘘!
長い間、カレーは二日目が最も美味しいとされてきましたが、最近この古い説に終止符が打たれようとしています。実際、この方法は非常に危険だと警告されています。
カレーを常温で放置するのはNG
近年の研究で明らかになっていますが、カレーを常温で一晩放置すると、ウェルシュ菌という強力な細菌が急速に増殖します。よくあるのが、作ったカレーを鍋のまま一晩放置し、次の日の昼や夜に食べるケースですが、実はこのカレーは細菌が増えた状態なのです。
さらに、ウェルシュ菌は非常に強く、100℃で数時間加熱しても死滅しないとされています。このため、一晩寝かせた後に再加熱しても、細菌を完全に消滅させることはできないとされています。
これを踏まえると、最新の知見では、カレーを常温で半日から1日以上放置するのは避けるべきとされています。常温の場合、カレーは作ったその日の内に食べるのが最も安全です。
カレーの保存方法は『冷蔵保存』…何日もつの?
カレーを大量に作ることはコスト効率が良いですが、一度に全量を消費するのは一般家庭では難しいかもしれません。食べ残しを捨てるのはもったいないため、冷蔵保存をお勧めします。
正しく冷蔵庫で保管すれば、カレーは常温保存よりも長持ちし、翌日も安心して楽しめます。さて、冷蔵保存したカレーはどのくらい日持ちするのでしょうか?
カレーの冷蔵保存期間は2~3日
カレーを冷蔵で保存すると、2~3日間保持することが可能です。そのため、次の日のカレーを楽しみたい場合には、冷蔵保存がおすすめです。
ただし、注意が必要なのは3日目です。カレーを冷蔵しても、3日目になるとウェルシュ菌の増殖が始まる可能性があります。そのため、作ったカレーはできるだけ2日以内に食べ切ることが望ましいです。
カレーを素早く冷やして小分けに保存する
カレーを冷蔵する際には、お鍋のまま冷蔵庫に入れるのは避けた方が良いでしょう。お鍋のままだと、冷蔵庫全体にカレーの強い匂いが残り、ウェルシュ菌が早く繁殖することもありえます。
カレーを2~3日新鮮に保つためには、タッパーを使用して小分けにして冷蔵保存するのが効果的です。ただし、タッパーに移す前にカレーをしっかり冷ますことが大切です。
カレーを自然に冷ますと、その間にウェルシュ菌が増殖する恐れがあるため、作ったカレーを保冷剤が入った水の入ったフライパンに置き、かき混ぜながら冷ましましょう。この方法でカレーを素早く冷却できます。
アレンジレシピに役立つ『冷凍保存』で日持ち度UP!
カレーは通常、冷蔵保存して2~3日を目安にします。ですが、より長期間保存したい場合には、冷凍保存を検討してみてはいかがでしょうか?適切に冷凍保存すれば、カレーライスはもちろん、さまざまなアレンジレシピにも活用できます。
冷凍保存での保存期間は最大1ヶ月
カレーを冷凍保存すると、保存期間が驚くほど延び、なんと1ヶ月も持続します。これまでカレーを1週間以上保存することは珍しい考えでしたが、これにより効果的に活用できることに主婦の方々にとってはうれしい限りではないでしょうか。
1回分ずつジップ式のフリーザーパックで冷凍保存する
カレーを1ヶ月保存するためには、1回分(1食分)ずつジップロック式のフリーザーパックに入れて冷凍するのが最適です。
タッパーを使用すると解凍時に味が落ちやすいため、ジップ式のパックが推奨されます。冷凍する際は、カレーを速やかに冷却してからパックに入れることが重要です。
もし可能であれば、じゃがいもはカレーから取り出して別のフリーザーパックに入れ、冷凍するとよいでしょう。じゃがいもをカレーと一緒に冷凍してしまうと、解凍時にぼろぼろになってしまうためです。
解凍は湯煎で行うのが理想的
カレーを冷凍保存した場合、解凍には電子レンジではなく湯煎を推奨します。これにより、旨味を損なわずに自然な味わいのカレーを再現できます。ただし、解凍は直接凍ったままではなく、まずは冷蔵庫で一定時間自然解凍させた後に、湯煎や鍋を使って完全に解凍してください。
カレーを保存するなら『冷蔵保存』がおすすめ!
カレーの保存方法には細心の注意が必要です。特にウェルシュ菌のリスクを避けるため、常温での長時間放置は避け、冷蔵または冷凍保存が推奨されます。適切な保存方法を選ぶことで、カレーの香りと風味を保持し、安全に美味しく長く楽しむことができます。
解凍時には湯煎を利用することで、味の劣化を防ぎます。カレーを作った翌日は冷蔵庫で保管し、必要に応じて冷凍保存することが理想的です。