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『我慢強さ』は、メリット・デメリット双方ある
我慢強い人や無意識に自分自身が我慢強くなっている人は、日本人に思いのほかと多くいます。
我慢強い人は忍耐力が高いため、途中で放棄せずやり遂げる力を持っており、周囲と良好な人間関係を構築しやすいといった長所が多くあります。一方で、我慢の連続が続いてストレスが溜まるなどのデメリットも多く発生しやすいです。
このように、我慢強い人は、周囲から尊敬や頼れる人という視線を向けられることが多いです。しかし、ストレスを溜め込んだり、悩みを思うように相談できないなど、弱みを見せられないという短所を密かに抱えている人も多いです。
我慢強い人の5つの特徴!内容を要チェック
我慢強い人は、無意識にストレスを溜め込む人がたくさんいます。また、男性に多く見られ、夫や息子など、家族内に我慢強い人がいることもあるでしょう。ここでは、我慢強い人の特徴を紹介しています。ご自身や家族に当てはまる部分はないか、確認してみてください。
1.周りの目を気にしてしまう
我慢強い人の特徴の一つに、他人に嫌われたくない気持ちが比較的強くあります。そのため、周囲の視線を他人以上に気にする傾向があるのです。
無意識のうちに「意見を出すと嫌な顔をされるかも」「反撃されるかも」など、周囲の顔色を伺い、その結果我慢強い人になるケースも多々あります。
2.自分の悩みを抱え込みがち
特に男性に多く見られやすく、他人に弱みを見せることが苦手で、悩みを抱え込みがちになります。
「この程度の悩みは、相談するほどではない」「小さな悩みを相談すると、弱い人と思われるかも」など余計な心配をして、悩みが相談しにくいのです。
とはいっても、悩みを抱え込んでいると、解決しないだけでなく、状況が悪化する恐れもあります。特に仕事関係の悩みは、早期に相談することで速やかに解決することも多いです。悩みを抱え込まず、周囲に相談する勇気を持ちましょう。
3.他者とのトラブルを極端に避けたがる
我慢強い人は、他者とのトラブルを極端に避けたがります。多くの人も可能な限りトラブルを回避したいと思っていますが、他者と比較してその思いが強いのが特徴です。
他者とのトラブルを回避するためであれば、自己犠牲は仕方なしと考えている人もいます。そのため「自分が我慢すれば丸く収まる」と我慢し、結果として我慢強い人と思われることが多いです。
4.自分の評価が低い
我慢強い人の中には、自己評価が低い人が多く見られます。自己評価が低い故に、異なる意見があっても「自分の意見が間違っているかも」と思い込み、相手に本音を伝えられません。
「自分の意見に自信が持てなかったから言わなかったけど、言うべきだったと後から気付いた」という経験が多い人は、無意識に自分を抑えて我慢している『我慢強い人』になっている可能性があります。
5.自分よりも他人のことばかり考えている
『我慢強い人』には、いろいろなタイプがいます。これまで、自己評価が低くて我慢強くなっているタイプや、プライドなどで相手に弱みを見せられずに我慢強くなっているタイプをご紹介しました。この他にも、自分より他人を優先しすぎて我慢強くなっているタイプの人もいます。
このタイプの我慢強い人は、他者に対する思いやりが強く、大切な人のためなら自己を犠牲にしても相手を優先させようとします。これが継続することで、自然と我慢強さが身につくのです。
子どもを持つ親に、特に多く見られる行動といえます。思いやりのある我慢強さは素敵ですが、他者を優先しすぎると、ある瞬間に急に疲れが押し寄ることがあります。休息を取る習慣を持ちましょう。
我慢強い人はリラックスする時間を持とう
我慢強さがある人は他者視線だと素晴らしい存在ですが、当事者は常に気を張りつめている状態が継続するため、心身共に疲弊してしまいます。
根っからの我慢強い人は、職場だけでなく家庭内でも我慢することが多いので、全く休めません。
自分自身や配偶者に対して「我慢強い人だな」と感じる場合は、無言のままたくさん無理をしている可能性があります。我慢強い人は自ら「休みたい」と言わない人が多いので、周囲が気を利かせて休ませる配慮をすべきです。
今回紹介した我慢強い人の特徴に自分が当てはまる場合は、意識して休息を入れてリラックスできるよう工夫しましょう。1週間に1日でもよいので、1人で過ごす時間があるだけでも気持ちがかなり変わりますよ。
たまには我慢せず、自分らしく過ごそう
いかがでしたでしょうか。日本人は、我慢強い人が多い傾向にあります。人間関係において我慢強さはある程度重要要素ですが、我慢しすぎると心身が疲弊してしまいます。たまには我慢せず、のんびり時間を過ごすことも大切です。