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包丁のお手入れ、毎日すべき?
毎日のお料理で使う、包丁。こまめにお手入れしたほうがいいのか、悩みますよね。切れ味を保つためには毎日研いだ方がいいと思ってしまうと、大きな負担に感じてしまいます。
包丁を研ぐ目安は、1か月に1~2回程度で十分です。どのようなタイミングで研ぐべきか、把握しておきましょう。
包丁を研ぐ2つのタイミング
包丁を研ぐタイミングは、以下の通りです。
1.ものが切りにくくなったら
毎日使っていると、包丁の切れ味に対して鈍感になりやすいです。そのため、切ろうと思えば切れるという程度の切れ味でも、切れると認識してしまいやすい傾向があります。それを防ぐためにも、以下のような切り方で食材を切っているときは、包丁を研ぐよう心がけてください。
- のこぎりのように、ギコギコと前後に包丁を動かして食材を切っている
- 切ったとき、柔らかい食材がつぶれる
- 固すぎない食材に対しても、体重をかけて包丁を押し付けるようにして食材を切っている
力を入れて食材を切っていると、鋭利ではないため手を切りにくいと思いがちですが、実はそうではありません。体重をかけて食材を切っているということは、不慮の事故のとき体重をかけた状態で手を切ってしまう恐れがあります。
力をめいっぱい込めた包丁で手を切ると、深く切ってしまうだけでなく、最悪の場合指を断裂してしまうような事態を招く可能性もあるので要注意!切れない包丁は危ないといわれる理由は、手を切ったときのけがの大きさが深くかかわっているのです。
2.数か月研いでいないとき
包丁の切れ味は、使用している本人が決めます。頻繁に使用していない包丁を1か月に数回研ぐ必要はありません。しかし、毎日使用する包丁を数か月まったく研がないままというのも、考えものです。
前述したように、毎日包丁を使っていると、切れ味が鈍っていることに鈍感になりやすいです。そのため、切れると思い込んでいても、実は力を入れてものを切っていたという可能性も十分にあります。
数か月包丁研ぎをしていない場合は、切れ味に問題がないと思っていても包丁を研いでメンテナンスしてみましょう。
包丁が寿命を迎えているサイン
包丁が寿命を迎えているときのサインは、以下の通りです。
- 刃の先が丸くなっている…研いでも、鋭さを取り戻せない可能性が高い
- 柄の部分がぐらつく
- 刃こぼれがひどい
メンテナンスを行っていても、包丁は徐々に劣化していきます。高価な包丁であれば専門の職人さんにお手入れしてもらうと長く使用できますが、安価なものの場合は手入れをしていても劣化する可能性は高いです。切れ味や使用感、包丁の状態を見極めて、買い替え時期を見極めましょう。
まとめ
包丁は、毎日使う消耗品です。そのため、定期的なお手入れが欠かせません。包丁のメンテナンスを定期的に行い、お気に入りの包丁をできるだけ長く使用しましょう。