目次
本棚が重いと安全…とは限らない!
本がぎっしりと詰め込まれた本棚は重くなりがちですが、そのためといって地震に強いわけではありません。実際、重いからと安心してしまうのは大変リスキーです。ここでは、危険な特徴を持つ本棚について、まとめました。
今すぐ改善すべき「危ない本棚」の特徴4つ!
では、危険な本棚の特徴とは一体どのようなものでしょうか?
1.高さがある本棚
多くの家庭に設置されている、高さが150cmを超える本棚は、強い地震が発生した際に転倒する可能性があります。適切に耐震補強が施された本棚であれば、転倒するリスクを低減できます。しかし、本が多く収納されているからという理由だけで、耐震補強をしていない場合は、倒れるリスクが高まります。
2.奥行きの浅い本棚
奥行きが30cm未満の薄型の本棚は、安定性が低いため、地震の際だけでなく、子どもが少し触れただけで、不運にも転倒する可能性があります。これらの本棚は重さも相応にあるため、転倒すれば子どもはもちろん、大人でも大きな怪我を負うことがあります。
3.壁に密着していない、耐震対策未実施の本棚
壁から離れて設置されている本棚は、多くの場合、地震対策が施されていません。耐震補強がない本棚は、それなりの強さの地震で転倒するリスクを持ちます。さらに、壁に固定されていないため、どの方向に転倒するか予測が難しく、大きな危険を伴います。本棚を設置する際には、位置選びを慎重に行うことが重要です。
4.扉がなく、本が飛び出しやすい本棚
扉がついていない本棚では、地震による家の揺れで本が飛び出す可能性が高くなります。本棚にたくさんの本を収納していると、その重さで本が飛び出し、近くにいる人に当たってしまうかもしれません。特に、辞書のように重くて厚い本が最上段から落ちてくると、直撃した場合には大きな怪我の原因になり得ます。
本棚の転倒防止対策方法
本棚の転倒を防ぐためには、いくつかの対策を講じることが重要です。
- 壁際への設置と突っ張り棒での固定…本棚を壁際に配置し、天井との間に突っ張り棒を設置して固定する方法が効果的。
- 奥行きのある本棚を選ぶ
- 高さの低い本棚を利用する
- 滑り止めマットを使用して本棚を設置する
- 移動が容易なキャスター付き、または背の低い本棚への切り替え
- ブックガードの利用や、扉付きの本棚を選ぶなど
これらの対策を通じて、本棚の転倒や本の散乱、そして怪我を防ぎましょう。様々な対策がありますので、ご自宅に最適な方法を選んでください。
まとめ
地震対策として、本棚の安全対策を講じることは非常に重要です。自宅の条件に合わせた最適な対策を実施することで、本棚の転倒やそれによる事故を未然に防げます。
日々の生活で安全を保つためにも、これらの対策を心がけましょう。さらに、定期的に本棚の安定性や耐震対策を確認することも、安全維持には欠かせません。