目次
ランニングシューズの正しい洗い方
ランニングシューズの洗い方の基本は手洗いです。ランニングシューズは丈夫で水はけが良いので自宅でも洗いやすい靴です。使用した後は汚れていなくてもシューズには大量の汗が含まれていますので定期的に洗いましょう。
用意するもの
- 洗濯用液体洗剤
- バケツ
- シューズ用ブラシ(またはできるだけ柔らかいブラシ)
- お湯:40℃程度
洗い方
- 付属品を取り除く
ランニングシューズのシューレスやインソールなどを取り除き、ランニングシューズについた乾燥した泥汚れや土ぼこりを乾いた布で軽く落とします。この際、泥が濡れたままだと繊維に泥が入り込みやすいので泥の汚れを一度乾燥させてから乾拭きしましょう。 - 洗浄液を作る
バケツに40℃程度のぬるま湯を張り、その水量に合わせて規定の洗剤液を入れて溶かします。 - つけ置きする
洗浄液にランニングシューズを入れて浮いてこないようしっかり靴を押し付け、1時間~2時間ほどつけ置きします。この際、ランニングシューズが浮いてしまうようでしたらペットボトルに水を入れるなどのおもしをランニングシューズの上に置くとまんべんなく洗浄液に浸せますので汚れ落としに効果的です。 - 洗う
ランニングシューズをもみ洗いし、残った汚れはシューズブラシまたは柔らかいブラシでやさしく落とします。ランニングシューズの繊維はデリケートですので硬いブラシでごしごし力を入れて洗うのはNGです。もしシューズ用のブラシや柔らかいブラシが無い場合使い古した歯ブラシを使用しましょう。 - すすぐ
汚れが落ちたらバケツの汚れたお湯をきれいな水に取替えるか、水道水をかけながら洗剤が完全に無くなるまでしっかりすすぎます。ランニングシューズに洗剤が残っていると劣化や変色の原因になりますので注意しましょう。 - 水気を切る
しっかり水気を切ります。軽く絞ったあと乾いた綺麗な布でランニングシューズの形を整えながら水分を拭き取りましょう。 - 干す
風通しの良い日陰で乾かします。干し方としては、かかとを下にして壁などに立てかけるか、靴専用のハンガーを使用します。ランニングシューズのかかとに溜まった水はこまめに捨てましょう。 - クリームを塗る
完全に乾燥させたらシューズ専用のクリームやオイルを塗ります。また撥水スプレーも併せて使用することで水濡れが防止され型崩れや繊維の痛みを防ぎます。
ランニングシューズの干し方のコツ
新聞紙を詰める
ランニングシューズを干す際、きれいな布やくしゃくしゃに丸めた新聞紙などを詰めると渇きが早くなるだけでなく型崩れを防いでくれます。詰め物はこまめに取り替えましょう。
脱水機にかける
ランニングシューズを洗った後、どうしても早く乾かしたい時や水気が取れなかった場合は、脱水機に入れて30秒~1分回しましょう。脱水機を長くかけると遠心力で靴の形が崩れますので注意してください。
ランニングシューズは運動を目的とした靴ですので、使用した後は汗や臭いが含まれています。そのまま放置してしまうと雑菌やカビを発生させる原因になってしまいます。丁寧に扱っていても汚れは蓄積していってしまうので、しっかり洗うことでシューズ自体の寿命を延ばし清潔に保つことができます。
ランニングシューズの洗濯機での洗い方
ランニングシューズは洗濯機でも洗うことができますが、靴専用の洗濯ネットが必要です。
用意するもの
- 洗濯用洗剤
- 靴専用の洗濯ネット
洗い方
- 前処理
洗う前に泥汚れを完全に乾燥させ、ブラシや布などで泥汚れをはらいながら落とします。 - 洗濯する
必ず靴用洗濯ネットに靴をいれ、洗濯機で通常の洗濯と同じに洗います。 - 脱水する
30秒~1分ほど脱水します。脱水を長時間しすぎると遠心力でランニングシューズが型崩れする可能性がありますので注意しましょう。
ランニングシューズの汚れが酷い場合、先に洗剤で軽くもみ洗いしましょう。尚、洗濯機で洗う際、ゴロゴロ大きな音を出しますのでびっくりするかもしれませんね。
ランニングシューズのかかとを下にして干す
ランニングシューズは紫外線や高温に弱いため風通しの良い日陰で乾かしてください。干し方としては、かかとを下にして壁などに立てかけるか、靴専用のハンバーを使用します。
ランニングシューズを立てて干すことでかかとにどんどん水が溜まってきますのでこまめに水を取り除きましょう。直射日光や高温や湿気がある場所で干すとランニングシューズの繊維を痛めて劣化の原因になりますので必ず日陰で干しましょう。
ランニングシューズを洗うときの注意点
もみ洗いする
ランニングシューズが痛まない基本的な洗い方は「もみ洗い」です。もみ洗いだけでは落とせない泥汚れなどはシューズ専用ブラシや歯ブラシ、または柔らかいブラシでやさしくこすり落としましょう。ランニングシューズの繊維は傷みやすいので決してごしごし洗わないでください。
ドライヤーはNG
ランニングシューズを洗った後、ドライヤーを使用して乾かさないでください。ランニングシューズのクッション剤や接着部分や繊維は熱に弱いため傷みや劣化や変色の原因となります。熱の無い扇風機を使用するのはOKです。
直射日光干しはNG
ランニングシューズの繊維やゴムや接着剤は紫外線や高温に弱いので劣化の原因になります。ゴムにヒビが入ったり、インソールが痛んでクッション性がなくなりますので注意しましょう。
ランニングシューズはこまめにお手入れ
ランニングシューズを使用した後、こまめにお手入れすることで汚れや臭いが繊維に染み込み落ちにくくなるのを防ぐことができます。
汚れを拭き取る
ランニングシューズを使用後は汗や泥などで湿っていますので風通しの良い日陰に干して完全に乾かしましょう。乾いた後、汚れを軽く払い落とし乾いた布でやさしく拭き取りましょう。ブラシでごしごし擦ると繊維が傷んで劣化の原因になりますので厳禁です。必ず柔らかい布またはやわらかいブラシを使用しましょう。
消臭する
ランニングシューズは汗をたくさん吸い込みますので臭いがしてきます。「重曹」を使用して、臭いを取り除きましょう。
用意するもの
- 重曹小さじ1杯
- スプレーボトル
※重曹やスプレーボトルは100均でも販売しています。
消臭の手順
- スプレーボトルに重曹小さじ1杯と水200mlをいれ、ボトルを上下左右にシャカシャカ振って重曹を溶かします。
- 靴の中や外に重曹水をスプレーします。
これだけで消臭できます。
ランニングシューズは乾燥させて保管する
ランニングシューズは使用後すぐに保管せずに完全に乾燥してから保管します。
ランニングシューズに湿気がついたまま下駄箱や袋に入れてしまうとランニングシューズに雑菌が繁殖し劣化が早まります。ランニングシューズの繊維やゴムや接着部が傷まないようしっかり乾燥させ、湿気の無い乾燥状態を保てる場所で保管しましょう。乾燥を維持するために保管の際、防湿剤・防火カビ剤・乾燥剤などを使用することをおすすめします。
下駄箱にしまう際は湿気がたまりやすい下段ではなく乾燥しやすい上段に置きましょう。また、ランニングシューズの靴紐は緩めてから保管します。ランニングシューズの靴紐をしっかり結んだまま保管すると足の甲の部分が常に引っ張られた状態が続きますので伸縮性がなくなる可能性があります。
シューズ専用洗剤も市販されていますので試してみては如何でしょうか。
まとめ
ランニングシューズの洗い方は思っていたより簡単だと思いますがいかがでしたでしょうか?
ご使用のランニングシューズがとてもデリケートな素材の場合は洗浄液に浸けるのではなくお湯に浸けて汚れが浮いたらすぐ石鹸などで洗うことをおすすめします。いつも清潔なランニングシューズで快適なランニングを楽しみましょう。