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花粉の飛散は何月から?
毎年春と秋になると、どうしても花粉が気になりますよね。花粉にはさまざまな種類があり、春はスギやハンノキ、秋はブタクサを筆頭に順次アレルギー物質を含む花粉が舞ってきます。
【春飛散する花粉】
- スギ・ハンノキ…北海道では3月、本州や九州では1月から飛散し、夏から秋にかけて花粉が休止
- ヒノキ…関東・関西・中国・四国地方では1月、そのほかの地域は3月から飛散
- シラカバ…東北・北海道地方に、4月から飛散
【秋飛散する花粉】
- イネ…北海道は5月から、それ以外の地域は2~3月から飛散
- ブタクサ…北海道は飛散がなく、そのほかの地域は8~9月から飛散
- ヨモギ…関東は7月から、そのほかの地域は8月から飛散
- カナムグラ…北海道は飛散がなく、中部・東海地方は9月から、そのほかの地域は8月から飛散
花粉の種類による季節の違い
花粉の種類による季節の違いについて、まとめました。
木の花粉は開花時期が早く、花粉が長く飛散しやすい
木でつくられる花粉は、年明けから飛散し始めます。春の花粉というイメージがあるかもしれませんが、飛散量は少ないものの1月からスギやハンノキを先頭に飛散し始めているのです。
ヒノキもすぐ後を追って、早ければ1月から飛散し始めるためます。一気に3種類の花粉が飛んでいる時間が長い傾向。
北海道と東北地方は比較的飛散量が少なくて飛散時期が短めですが、そのほかの地域は真夏以外は特にスギ花粉が飛散していることが多いです。そのため、スギ花粉のアレルギーがある場合は、真夏以外の時期で花粉症対策を行っておかねばなりません。
草の花粉は、夏から秋にかけて開花しやすい
草の花粉は、イネがダントツに早く飛来し始めます。全国的に2月や3月には花粉が飛び始めるので、田植えの時期の前に開花する雑草のイネ科植物には十分注意しなければなりません。
7月~8月に入ると、ほかの草の花粉が一斉に飛び始めるので、どの花粉でアレルギー症状が出ているのかわからない人も多いです。
花粉症の症状
花粉症は、ある日突然発症することで有名です。昨年までなんともなかったからといって、今年も大丈夫という保証はありません。花粉症になってしまったら、どのような症状が出るのかを把握しておきましょう。
- 鼻の不快な症状…鼻水・くしゃみ・鼻づまり・かゆみ
- のどの不快な症状…咳・イガイガ感・かゆみ
- 目の不快な症状…かゆみ・涙が出る
- 肌荒れ
- 頭痛
花粉症と聞くと、鼻と目の不快な症状を思い浮かべがちです。しかし、のどや肌荒れも花粉症の症状として出ることがあります。頭痛も症状として出ることがあるので、花粉症の時期になると頭痛が続く場合は内科などで相談してみましょう。
まとめ
花粉の時期になると、不快な症状が出やすくなります。どれくらいの時期からどんな種類の植物の花粉が飛び始めるのかを把握し、自分が持っている可能性がある花粉アレルギーに対処しましょう。