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「安売りしているから」と無計画に買いだめするのは危険!
スーパーマーケットやドラッグストア、最近ではオンラインショッピングにおいても、食品や日用品の買いだめが一般的になっています。
まとめ買いによって少しでも安く購入できる商品も多いです。「安く購入できるから」と節約目的で買いだめすることは一見すると良さそうですが、安いからといって何でも買いだめする行為はリスクが高いです。
中には、使用せずに品質が劣化し、結局は無駄になるものや、余計に消費してしまい支出が増えてしまうものも存在します。買いだめを検討する際は、慎重に選んで購入することが大切です。
絶対に買いだめしてはいけない7つの商品
買いだめしがちな商品の中には、特定の理由から避けた方が良いものが存在します。ここでは、余計な支出に繋がりやすい、買いだめすべきではない7つの商品を紹介します。いくつかは皆さんも経験があるかもしれません。
1.お菓子
お菓子は、大手スーパーやオンラインショップで箱買いが可能なことが多く、その場合、一個当たりのコストが下がるため、一見「まとめ買いが経済的に見える」と考えがちです。
しかし、お菓子は特に誘惑の強い食品で、家にあると普段以上に手が伸びやすくなる傾向にあります。多くを買いだめすると、結果的に消費量が増え、頻繁に追加購入することになりがちで、出費が増える可能性があります。
2.缶やペットボトルの飲料
重たい缶やペットボトルの飲料も、大量購入で割引されることが多く、家庭での買いだめが一般的です。しかしこれらの商品も、お菓子と同様に、手元に多くあると消費速度が増すことがあります。
ジュースやコーヒーなどの好みの飲み物は、お茶やミネラルウォーターと比べてより頻繁に飲む傾向があるため、適度な量の買いだめが推奨されます。特に、嗜好性が高い飲料の過度な買いだめは、長期的に見て節約にはならない場合が多いです。
3.カップ麺
非常時の備蓄としても人気のカップ麺は、過剰な買いだめが逆に手軽な食事選択へと導くことがあります。
多くをストックすることで、「今日はカップ麺で済ませようか」という選択をしやすくなり、自炊の頻度が減少する可能性があります。この便利さが習慣化すると、カップ麺の消費頻度が増え、健康的な食生活への影響も考慮する必要があります。
また、質の高いレトルト商品も便利で手が伸びやすいですが、節約を目的とするならば、必要以上の買いだめは避けた方が賢明です。
4.お酒やタバコなどの嗜好品
お酒やタバコといった嗜好品は、「手元に置いておこう」と思い、よく買いだめされる商品です。
しかし、まとめ買いでコストが下がるという理由で多く購入してしまうと、「家にあるから」と無意識に消費量が増えることがあります。これにより、お酒やタバコの摂取量が以前に比べて増え、節約だけでなく健康にも悪影響を与える可能性があります。
節約や健康を考慮するならば、お酒やタバコは買いだめせずに、都度購入するほうが賢明です。これにより、使用量に対する自己管理がしやすくなります。
5.カセットボンベ
カセットボンベは、災害時の備蓄品として保持している家庭も多いですが、長期間の保管は大きなリスクを伴います。
特に高温多湿や直射日光の当たる場所での保管は、内部の劣化を早めガス漏れの危険を高めます。既に多くの事故例が報告されているため、安全を確保するためにもカセットボンベは5年ごとの買い替えを心掛けましょう。
6.ウェットティッシュ
ウェットティッシュは多用途に使える日用品で、安価で大量に手に入ることから、買いだめをする方が多いです。しかし、大量にストックしても、使用期間内に全てを使い切れず、乾燥して使えなくなってしまうことがあります。
ウェットティッシュは保管状態や期間によって乾燥しやすいため、頻繁に使用しないと思われる場合は、過度な買いだめを避けるべきです。
7.アルミホイル
アルミホイルは割引されている場合や、贈り物として受け取ることもある一般的な日用品です。しかし、多くの人が知らないかもしれませんが、アルミホイルは長期保存には不向きです。
多くの家庭でキッチン付近に保管されがちですが、湿気に非常に敏感で、長時間保管すると品質が劣化することがあります。劣化したアルミホイルは互いに密着し、使用が困難になり、結果として無駄になることがあります。
日常的にアルミホイルをあまり使用しない家庭では、多量にストックするよりも、必要最小限の量を保持することをお勧めします。
買い溜めする際は使用頻度と必要性をよく考えて
この記事を通じて、買いだめが一見お得に見えても、実際には無駄な支出を増やしてしまっているケースが少なくないことがお分かりいただけたかと思います。
買いだめの習慣について見直し、必要なものだけを適切な量で購入することが、真の節約へと繋がります。また、不必要なストックによるスペースの浪費や、品質の劣化による無駄遣いを避けるためにも、購入前にはその商品が本当に長期間にわたって使用されるかどうかを慎重に考えることが大切です。結果的に、賢い消費は節約だけではなく、より良い生活習慣へと繋がるはずです。