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世界には治安面の問題で安易に訪れてはいけない場所がある
日本は世界的に見ても治安が良く平和な国だと言われています。2023年のある調査によると、日本は『世界平和度指数ランキング』の「社会の安全・治安」部門で第2位を獲得しています。
しかし、世界的に見ると平和指数はこの数年、悪化傾向にあります。前年には観光客も多く訪れていた都市が、翌年には内乱紛争や暴力事件が多発する地域になっていた…という事態も巻き起こっています。
コロナウイルスの騒動が一旦落ち着き、海外旅行を検討している方も急増している現在、訪れる国を選ぶ際は、必ずその国や都市の現在の治安状況を細かくチェックする必要があるでしょう。
日本では、外務省の海外安全ホームページの「海外安全情報」にて、国ごとの危険度レベルが公開されています。海外旅行の際は、ぜひそちらも必ず確認してください。
不必要に訪れるのは危険!『世界で最も治安が悪い街』5選
では、2024年1月現在、世界的にどのような場所が治安が悪く、旅行先として選ぶべきではないと注意喚起されているのでしょうか。ここでは安易に訪れるべきではない『世界で最も治安の悪い街』から5つの街をご紹介します。
1.ティファナ(メキシコ)
メキシコにある「ティファナ」は、アメリカとの国境の位置する街です。明るくカラフルな色合いの街は、昼間は観光客などで賑わっている印象があります。
しかし、実は近年、治安が悪化しており「世界で1番危険な都市」とも囁かれるほどです。特に麻薬組織やギャングなどの抗争が頻発しており、メキシコの大統領が緊急事態宣言を発令しました。
一般人も巻き込まれることがあり、殺人発生率の多さが特徴的です。カラフルで賑やかな街という印象のティファナですが、今の状況下では安易に旅行先として選ぶべきではないでしょう。
2.アカプルコ(メキシコ)
美しいビーチが魅力のリゾート地として、昔は多くの富裕層に愛されていたメキシコの「アカプルコ」は、現在ティファナに次いで「世界で2番目に危険な都市」と言われています。
こちらも麻薬組織による暴力行為が横行しており、抗争が続いている状態です。また、夜間だけでなく、日中も銃撃事件が起きるなど凶悪で残忍な事件が頻発している点が特徴的です。
美しいリゾート地を目当てに旅行へ訪れたら、抗争事件に遭遇してしまった…という非常に危険な事態に陥るリスクも低くありません。
3.シウダーグアヤナ(ベネズエラ)
シウダーグアヤナを含むベネズエラは、現在国全体の治安が悪化している状態です。中でも凶悪犯罪の発生率が世界でも最も多い国と言われており、毎日のように殺人や誘拐、強盗などが起こっています。
外務省のホームページでも危険度が非常に高く、特にシウダーグアヤナは厳しいセキュリティーが対策として講じられているにもかかわらず、犯罪発生率が減少しないという現状に悩まされています。
4.ナタール(ブラジル)
ブラジル自体が世界的にみても暴力犯罪発生率が高い国として有名です。中でもナタールは、日中でも銃を突きつけられて脅迫されたり、強盗に遭ったりと多数の犯罪が頻発しています。
ナタールで日常的に暮らしている人たちも「駐車している車には近づかないようにしている」など、日本ではあり得ないほど強い警戒心を持って暮らしていることが伺えます。
5.モガディシュ(ソマリア)
ソマリアは外務省の海外安全ホームページによると、全土がレベル4の「退避勧告」「渡航中止要請」に該当します。
特にイスラム過激派組織による犯罪発生率が高く、首都であるモガディシュでも確認されています。過去には爆弾による爆発事故が複数件発生し、一度に数百人規模が巻き添えになっているとの報告もあるほどです。
現在もこの情勢は継続中なので、モガディシュをはじめ、ソマリアへはどのような用事であっても渡航してはいけないと警告されています。
旅行先は事前に治安の問題をチェックして決めよう
いかがでしたか。今回は世界的にみても治安の悪い5つの街を紹介しましたが、外務省のホームページを確認すると、渡航中止勧告が出されている場所は数多く存在します。旅行先は必ず事前に治安面をチェックして決めましょう。