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夢は「心理状態を映す鏡」のような役割を持つ
皆さんは、眠っている間に夢を見ることはありますか。夢の中には起床後に覚えているものと覚えていないものがあるので、すべてを記憶しているわけではないでしょう。
基本的に、夢はその日あった出来事や感じたことなどを脳内で整理するための「作業」のような役割を持っています。したがって、その人のその時の心理状態が、夢の中の状況や行動、感情として現れやすいです。
眠っている間に見た夢を覚えている時は、夢の内容をできる限り正確に思い出すことで、自分の本当の心理状態を知る手がかりになるでしょう。
現在の状態から今後を警告・暗示する夢の可能性も
夢は現在の心理状態を表すだけでなく、その人に対して警告やアドバイス、これから起こることを暗示することもあります。
これは、その時の心理状態やその人が置かれている状況に対して感じていることを脳が整理した上で、「こういう事態に陥るかも」「このように行動するべきだ」と判断していると考えられます。
「本当は自分の中でそう感じているけれど、見て見ぬ振りをしていること」や「深層心理で薄々気付いていること」が夢に現れているとも言えるでしょう。
「遅刻する夢」が持つ意味や心理状態5つ
遅刻する状況が夢に現れることが多い人は、どのような心理状態なのでしょうか。ここでは「遅刻する夢」にはどのような意味があり、その人のどのような心理状態が反映されているのか解説します。
「遅刻する夢」の基本的な意味
遅刻する夢は、基本的に以下のような意味を持ちます。
- チャンスを逃す警告夢
- 不安が強く心に余裕がない状態
現在置かれている状況に対して心に余裕がないほど不安を抱いていたり、恐れを感じていたりすることが多いです。
また、不安や恐怖心に打ち勝てず、今後大きなチャンスを逃してしまうことを警告、または暗示している可能性もあります。
1.職場に遅刻する夢
社会人の場合、就業時刻に間に合わず、職場に到着するのが遅れてしまう夢を見る人もいるでしょう。この夢は、職場に対してネガティブな感情を抱いている時に見ることが多いです。
最近、職場で失敗したり叱責されたことで「行きたくない」という感情が強くなっている表れかもしれません。
また、仕事に対して後ろ向きな姿勢を続けていることで、大きなチャンスを見逃してしまう恐れがあることも暗示しています。
2.何らかの待ち合わせに遅刻する夢
誰かと待ち合わせしていることがわかっているのに遅刻してしまう夢を見た場合は、現状に不満や退屈さを感じていることを意味しています。
待ち合わせをしている時は、期待や楽しみなどのポジティブな感情を抱くことが大半です。しかし、待ち合わせに対して遅刻するということは、ネガティブな心理状態を表していると考えられます。
現状に満足していない場合は、自ら行動しチャンスを掴みにいかなければ、より強い不満を募らせたり、チャンスを逃してしまう恐れがあるので注意しましょう。
3.デートに遅刻する夢
大好きな人とのデートに遅刻してしまう夢を見た場合は、現在のパートナーや相手に対して不満を抱いていたり、恋愛に対して消極的になっていることを表しています。
相手に対して愛情が冷めていることを放置するのではなく、出会った頃を思い出したり、マンネリを解消する方法を模索するなど、自分ができる範囲で行動を起こし、愛情が再熱するように動いてみましょう。
4.遅刻したことを悔やんでいる夢
夢の中で起こった出来事に対して抱いていた感情も夢の意味を左右します。遅刻したことを悔やんでいる夢は、自分の今後に対して強い不安を抱いていることを意味しています。
「大きなチャンスを掴めずに終わるのだろう」「現状止まりなのでは」といった不満や不安を表していることが多く、夢は自分からチャンスを掴みに行くことをアドバイスしています。
5.遅刻したことに安心している夢
遅刻したことに安心したり喜んだりしている夢を見た後は、なんとも奇妙な感覚に陥りますよね。もしも遅刻したことに安心している夢を見た場合は、それだけ現状に苦痛を感じているサインです。
行き先が職場であったならば職場に、デート場所ならば恋人に対して、向かう先によって強いストレスを感じている対象が異なります。
なぜ自分がこれほどストレスを感じているのか自己分析し、今後、自分がどのように動くべきなのか、事態が好転するような行動や過ごし方を考えてみましょう。
遅刻する夢は「ポジティブに」というアドバイスが隠れている
遅刻する夢は、ネガティブな感情を抱いている時に見ることが多いです。しかし、夢は「ネガティブ思考ばかりではなく、ポジティブな考えを取り入れなさい」とアドバイスしています。ぜひ夢のメッセージに従い、自分からチャンスを掴むための行動を起こしてみましょう。