年賀状を処分する時にやってはいけない「NG行為」3選!

年賀状

皆さんは受け取った年賀状をどう処分していますか?年賀状には個人情報が含まれており、その処分には注意が必要です。個人情報を不正利用から守るため、避けるべき処分方法と、適切な処理方法を知っておくことが大切です。

年賀状はいつまで保管するべき?

年賀状を書いているところ

皆さんは毎年もらう年賀状をどれくらいの期間保管していますか。新年の挨拶としていただいた年賀状をすぐに処分することに躊躇を感じる人も少なくないでしょう。

しかし、毎年のように増え続ける年賀状の量は、やがて保管場所の確保を難しくします。そこで多くの人が実践しているのが、保管場所に困り始めたら処分を検討するという方法です。

一般的に年賀状の保管期間は2〜3年と言われています。この期間は、引き続きお付き合いのある相手からは翌年も年賀状が届くことが多いため、最新の挨拶や情報を保持しつつ、過去のものは適宜整理するバランスが取れると考えられています。

具体的には、2〜3年経過した年賀状を見返し、その間に連絡を取っていないか、または特に記念すべきメッセージがなければ、個人情報を適切に処理した上で処分を検討すると考える方が多いようです。

年賀状の処分時に避けるべき『NG行為』3選

受け取った年賀状の処分にあたり、どの点に注意すべきでしょうか。ここでは、年賀状を処分する際に行ってはならないNG行為を挙げていきます。

1. 個人情報を隠さずに捨てる

年賀状を捨てる時、最も重視すべきは個人情報の保護です。年賀状には送り主の氏名や住所、家族構成、そして受け取り手(あなた)の住所や名前が含まれています。

これらの個人情報を隠すことなく直接ゴミに出してしまうと、不正な目的で個人情報を使おうとする者にとって簡単に持ち去られることになり、情報が抜き取られるリスクがあります。

最近では、個人情報を隠せるスタンプやペンが販売されており、枚数が少なければ油性マーカーで情報部分を塗りつぶすことでも情報保護が可能です。処分する前には、必ず個人情報部分を隠しましょう。

2. 細かく切らずに捨てる

様々なデザインが施された年賀状の中には、昨年の思い出が写真として掲載されていたり、新しい家族の誕生や結婚を報告する写真入りの年賀状もあります。

個人写真は個人情報を含むため、何の手も加えずに捨ててしまうと、顔写真だけが悪用される危険性も無視できません。写真を含む年賀状は、シュレッダーを使ったり、はさみで細かく切るなどして、個人情報を守るための措置を取ってから捨てることが望ましいです。

3. 誤った分別でのゴミ出しする

一般的に、年賀状は可燃ごみや資源ごみとして処分することができます。多くの人は可燃ごみとして年賀状を出すでしょうが、資源としてリサイクルしようとする人もいます。

ただし、全ての年賀状が資源ごみとして再利用可能なわけではなく、インクジェットで印刷された加工はがきや写真が付いた年賀はがきなど、片面が加工されているものは資源ごみとして適切にリサイクルできない場合があります。

良かれと思って資源ごみに出しても、リサイクル処理に際して困難を招くことがあるため、正しい可燃ごみの日に出すよう心がけましょう。

年賀状を処分する正しい方法と余った年賀状の活用法

シュレッダー

年賀状を処分する際は、正確な方法で行うことが必須です。また、余分に購入したり作成したけれども使わなかった年賀状については、ただ捨てるのではなく、有効活用する方法があります。

年賀状を処分する際の主なポイント

年賀状を捨てる時に気をつけたい主要ポイントは以下のとおりです。

  • 個人情報を含む部分は隠して保護する
  • 写真が含まれている年賀状は細かく裁断する
  • 燃えるゴミの日に出す、またはリサイクル対象のハガキは資源ゴミとして出す

シュレッダーの使用で、個人情報を保護しながら簡単に細かく切断できるため、これが最も手軽な処分方法です。シュレッダーまたは専用のはさみがなければ、個人情報を隠してから一枚ずつ処分してください。

余ってしまった未使用の年賀状の処理方法

作成したものの、年賀状が余ってしまった経験はありませんか。もちろん、他の年賀状と同様に処分することも一つの方法ですが、別の方法で有効活用も可能です。

未使用の年賀状は、郵便局で普通ハガキや切手に交換してもらえますが、この際には1枚当たり5円の手数料がかかります。また、書き損じた年賀状も交換の対象です。また、コンビニやスーパーなどで設置されている回収ボックスを利用するのも一つの方法です。利用可能な場所が近くにある場合は、この方法が便利です。

年賀状は正しい方法で安全に処分しよう

毎年のやり取りにおいて重要な年賀状ですが、含まれる個人情報の正しい処分方法を知っておくことは重要です。また、余った年賀状を有効活用する方法もありますので、捨てるだけではなく、こうした方法を考えることも大切です。今回紹介した方法で、年賀状を安全に処分し、有効活用していきましょう。

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