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妊娠中の心身は、デリケートな状態
妊娠中の女性の心身は、非常にデリケートな状態です。そのため、身近な人がかけた何気ない言葉や冗談であっても、聞き流すことが難しくてイライラしがちになります。精神的なマイナスの揺らぎは、妊婦さんと胎児によくない影響を及ぼす可能性があるので要注意!
どのような言葉がNGなのか把握し、妊婦さんに配慮しましょう。
妊娠中に聞くとイライラする『6つの言葉』
妊娠中に聞くとイライラする言葉は、以下のものがあります。
1.つわりは病気じゃない
つわりには個人差があり、つわりが全くない人もいれば、全く飲食できず入院する人もいます。個人差があると聞いて、なんの根拠もなく身の回りにいる妊婦さんはつわりが軽いと思い込むのは絶対NG。
つわりは病気ではありませんが、健康体でバリバリ動けるわけではありません。妊娠初期はとくに不安定で体調不良にもなりやすい時期なので、たとえ相手が奥さんやお嫁さんであってもつわりを軽視する言葉はかけないようにしましょう。一生の傷になります。
2.「まだ?」と何度も聞く
妊娠すると、胎児の成長とともに身体が重くなり始めます。立ち上がるのも起き上がるのも、時間がかかる重労働なのです。
妊娠していない人は、妊婦さんに容赦なく「まだ?」「早くして」「待ってるんだけど」といったせかす言葉を言いがちですが、これも絶対口にしてはいけないNGワード。せかした結果妊婦さんが転んでしまったら、誰がどどうやって責任を取るのか考えましょう。
3.休めていいよね・楽できていいね
妊娠期間中は体調不良や体の重さなどで、休む頻度が高くなります。これは母体の体力を温存するためだけでなく、赤ちゃんが健やかに成長するためにも必須!
妊娠していない人からは、楽をして怠けているように見えるかもしれませんが、決してそうではありません。むしろ休まない方が危険です。
4.ほかの妊婦さんはこれくらい平気でやってる
ほかの妊婦さんと身近にいる妊婦さんを比べる人は、一定数います。比べることそのものに意味がほとんどないのに比較し、妊婦さんの精神状態を悪くしてしてしまう行動です。
ほかの人がやっているからあなたもできるという押し付けで、妊婦さんに大きな負荷をかけてしまい、切迫早産などの事態を招いたら責任が取れません。
5.太った?
妊娠すると、母体は産後の育児に備えて脂肪を蓄えます。これは自然の摂理にかなっており、妊娠すると太りやすくなるのです。それを逐一「太った?」「そんなに太って、産後痩せれる?」など体型を揶揄するようなことを言うのはナンセンス!
6.子どもが生まれるまでに辞めるから
子どもが生まれるまでの期間、女性は妊娠することで半ば強制的にいろいろなものを断ちます。しかし男性は、女性が妊娠期間中であっても強制的になにかをやめなければならないわけではありません。特に女性からの反感を買うのが、以下のものを継続することで。
- お酒
- たばこ
お酒好きの女性は、妊娠することによって断酒せざるを得なくなります。喫煙歴のある女性も、同様です。我慢を強いられている状態の女性に向けて「子どもが生まれるまでに辞める」というと逃げ文句はご法度。信用を失います。
そして、この逃げ文句を使う人は、大体お酒やたばこをやめません。
夫の発言で怒りが込み上げてくるときの対処
夫の発言で怒りが込み上げてきたときには、以下の方法で対処してみましょう。
- 不快だった旨を伝える…聞く耳を持っている相手に限る
- 何度言っても聞く耳を持たない場合は、聞き流して相手にしない
- 席を外し、深呼吸して気持ちを静める
妊娠中は太りやすいので、暴飲暴食は避けるべきです。散歩が許されているのであれば、散歩に出て物理的な距離と取りつつ気分転換するのもよいですね。
まとめ
妊娠中の女性は、心身共にデリケートな状態です。そのことを把握して、妊婦さんに接してあげましょう。