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手紙を書くとき、なんでも書いてよいわけではない
手紙を書くときは、自分の思いを言葉に乗せてなんでも書いてよい、というわけではありません。どのような内容は避けるべきなのかをチェックし、相手に失礼がない手紙を書きましょう。手紙を書くときの基本的なマナーについても、紹介しています。
手紙を書くときにしてはいけない『バッドマナー』4選
手紙を書くときにすべきではないことは、以下のものがあります。
1.慶事に対して忌み言葉を使う
慶事とは、結婚や入学卒業、進学などのおめでたいことが当てはまります。お祝い事にそぐわない単語を使って手紙を書いてしまうと、相手が不快な思いをしてしまうかもしれません。
- 結婚の内容に重ね言葉を使う…たびたび・重ね重ねなど
- 出産や妊娠に対して、子どもに不吉なことが起きる可能性があるような言葉を使う…流れる・死ぬなど
- 店舗の開業や新築祝いのとき、火事や倒壊を思わせる…倒れる・閉める・燃えるなど
- 退院や快気祝いのとき、再度病気にかかるようなことを示唆する…繰り返す・苦しむなど
- 入学・就学後、人間関係などが崩れるような内容を示唆する…崩れる・壊れるなど
- お見舞いで、相手の体調がさらに悪化するような内容…倒れる・寝付くなど
- お悔やみの内容に、死を待ちわびていたような単語を使う…いよいよ・待ちに待ったなど
上記のような単語は、手紙を送る相手の状態を考慮して使わないよう最大限注意しましょう。
2.相手を脅迫または見下すような内容を書く
手紙を送る相手に対して、脅迫または見下すような内容をしたためてしまうのはよくありません。
- 相手の命や財産を脅かすような内容
- 相手の人格を否定するような内容
- 相手を見下し、馬鹿にしたような内容
- 相手を全否定するような内容
手紙を受け取った相手が、不安を感じたり不快な気持ちになるような内容の手紙を送り続けてしまうと、警察沙汰になってしまうこともあります。
3.相手が触れられたくない内容の話をする
人間は、生活しているといろいろなことが身の回りで起こります。楽しいこともあれば不快なこともあり、悲しい思いもするものです。
- 人間関係のいざこざ
- 失恋
- 人生の躓き…転職・進学など
いろいろなことが起こる人生だからこそ、人に触れられたくない部分を抱えながら生きている人が大半です。触れられたくないことを知っておきながら、あえて手紙にそのことを書くのはNG。
4.相手との関係性を無視した構成で手紙を書く
相手との関係を無視した構成内容の手紙を書くと、相手から悪い印象を持たれやすいです。
- 目上の人に話口調の文章
- 取引先の人が年下だったため、友達に送るような内容の手紙を書く
- 恩師に贈る手紙に、謝った敬語を使うなど
相手との関係性は、相手との年齢で決まるわけではありません。自分の社会的な立ち位置と相手との関係性などを正しく認識し、手紙をしたためるべきです。
手紙を書くときに守るべきマナー
手紙を書くときに守りたいマナーは、以下の通りです。
- 相手のことを思いやった内容に仕上がっているか
- 長すぎず、短すぎない文章になっているか
- 相手との関係性を正しく把握した内容に仕上がっているか
どんな相手にも、かっちりとした内容に手紙を書かなければならないわけではありません。相手との関係性を見極め、正しい日本語を用いた相手を傷つけない内容の文章で手紙を書きましょう。
まとめ
手紙を書くのは非常によいことですが、相手のことを思いやった内容を執筆するよう心掛けなければなりません。手紙を書くときは内容に考慮し、相手を思いやった内容に仕上げましょう。